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犬が餌を食べない原因4つの切り分け|フードが原因のときの直し方
公開日:2024年10月14日(月) 更新日:2026年10月6日(火) 犬の育て方
この記事の要点
犬がごはんを食べない原因は、体・フード・環境・習慣の4つに分かれます。先に体で、症状が無くても丸1日以上食べない、水を飲まない、嘔吐や下痢がある、口を触ると嫌がる、子犬で半日食べない、なら動物病院です。体に問題が無ければ次はフードそのもの。開封後の酸化、急な銘柄の変更、ふやかしの温度、粒の大きさ、出しっぱなしを直します。それでも食べないなら、ごはんの場所や暑さなどの環境、そしておやつ・手から・トッピングの習慣です。見るのは器に残った量ではなく、体型と体重です。
「昨日まで食べていたごはんを、急に残すようになった」「元気はあるのにフードだけ食べない」「フードを変えたら食べなくなった」。「犬が餌を食べない」というご相談は、お迎えの直後、フードを切り替えた時期、そして夏に集中します。困るのは、同じ「食べない」でも中身がまったく違うことです。体の病気なら急ぎますし、フードが酸化しているだけなら袋を替えれば済みます。
先に結論を書きます。犬がごはんを食べない原因は、体・フード・環境・習慣の4つに分かれ、順番に切り分けると、やることが決まります。最初に見るのは体で、目に見える症状が無くても丸1日以上食べないことが続くなら受診してください。体に問題が無ければ、次に疑うのはフードそのものです。開封後の酸化、急な銘柄の変更、ふやかしの温度、粒の大きさ、保存の仕方。ここは飼い主さまが今日直せるところなのに、見落とされがちです。この記事では、4つの切り分け方、受診の目安、フード側の原因の直し方、環境と習慣の見直し、年齢による違い、やってはいけないことを順に書きます。「元気はあるのに食べない」の詳しい対応は元気なのにご飯を食べない犬の記事に、「カリカリだけ食べない・偏食」の直し方はカリカリを食べない犬の記事に分けています。ここは、その入口です。
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子犬を見る犬がごはんを食べない原因は4つ|体・フード・環境・習慣で切り分けます
「ごはんを食べない」を一つの症状として扱うと、対処が全部「ふやかす・トッピング・フードを変える」になってしまい、体の病気を見逃したり、偏食を育てたりします。先に、何が起きているかを分けます。食が進まないときの原因には、体の具合が悪い、お腹が空いていない、もともと食べることへの関心が薄い、今のフードが好きではない、の4つがあります。これを飼い主さまが観察できる形に直すと、次の表になります。当てはまる行を、上から順に見てください。
| 原因 | こんな様子 | やること |
|---|---|---|
| ① 体(病気・歯・痛み) | 元気がない、嘔吐や下痢がある、水も飲まない、口を触ると嫌がる、食べようとして口から落とす、急にまったく食べなくなった | この記事の次の章。しつけより先に動物病院 |
| ② フード側 | 元気はある。開けて日にちがたった袋になってから残す、銘柄や種類を変えた直後、ふやかしをやめた直後、粒が大きい・硬い、夏に残す | この記事の「フードが原因のとき」の章。今日直せます |
| ③ 環境 | ごはんの場所や器を変えた、引っ越し・来客・新しい家族、大きな音、暑い部屋、食べている横に人や他の犬が来る | この記事の「環境が原因のとき」の章。場所の決め方はごはんの場所の記事 |
| ④ 習慣 | 元気で、おやつや人の食べ物なら食べる。出しっぱなしにしている、手からなら食べる、トッピングが無いと食べない | この記事の「習慣が原因のとき」の章。詳しくはカリカリを食べない犬の記事と元気なのに食べない犬の記事 |
順番が大事です。①を確かめずに②〜④をやると、病気の子にトッピングを足して様子を見ることになります。逆に、①が無いのに「食べないから病気かも」とフードを次々変えると、②と④を自分で作ってしまいます。「食べない」の多くは、体でもわがままでもなく、②と③の重なりです。フードの袋を開けて2週間たっていて、しかも夏で、器の場所を変えた。そういう子は、袋と場所を戻すだけで食べます。
新しく載った子犬
先に体を疑う|受診の目安は「丸1日」「水を飲まない」「嘔吐・下痢」
食欲不振のほかに元気がない、発熱、痛み、嘔吐、下痢などの症状がある場合は、病気が原因で食欲が落ちている可能性があるので受診してください。特に目に見える症状がなくても、丸1日以上食べないことが続く場合は、念のため受診する方が安心です。「元気そうだから」で待たないでください。犬は痛みを隠すのがうまく、飼い主さまが気づく「元気がない」は、かなり進んでから出ます。
- 丸1日以上、何も食べない……症状が無くても受診の目安です。子犬とシニアは、もっと早く
- 水も飲まない、または急に飲む量が減った……水分の摂取量が極端に減ると、脱水を起こしたり体調がさらに悪化したりします。飲水量が少ない様子があれば動物病院で相談してください。目安は体重1キロあたり1日40〜60ミリリットルです
- 嘔吐や下痢が一緒にある。ぐったりしている。震えている……食べないことより、こちらが本体です
- 食べたそうにするのに食べられない。口から落とす。片側でしか噛まない。口を触ると嫌がる……歯や口の中の痛みのことがあります。犬は3歳以上でおよそ8割が歯周病で、小型犬に多い病気です。歯磨きの記事に、口の中の見方を書いています
- 子犬で、半日以上食べない。ぐったりする、ふらつく……子犬は食事の間隔があくと低血糖になりやすく、とくに超小型犬で起こりやすいです。進行すると、けいれんや昏睡に至ることもあり、一刻を争います。「様子を見る」をしないでください
- たくさん食べるのに体重が増えない、痩せてきた……食べないのとは逆ですが、子犬では先天性の病気や寄生虫の感染で治療が必要なこともあります
ここに1つも当てはまらず、元気で、水を飲み、排泄が普通で、おやつなら食べる。それなら体の可能性は低く、次のフード・環境・習慣に進みます。それでも受診の目安は「丸1日」です。フードを変えたり温めたりして様子を見るのは、その1日の中でやることで、翌日も食べなければ病院です。
フードが原因のとき|酸化・切り替え・ふやかし・粒の大きさ・保存
体に問題が無い「食べない」で、いちばん見落とされているのがフードそのものです。犬は味覚より嗅覚が発達していて、好みで優先されるのは味より香りです。だから、袋を開けてから香りが変わっただけで、同じフードでも「別のもの」になります。次の表で、フード側の原因を順に確かめてください。
| 確かめること | こうなっていたら | 直し方 |
|---|---|---|
| 開封してからの日数 | 買った直後は食べるのに、袋の後半になると残す | 開封後の酸化で香りと風味が変わっています。なるべく小さい袋で買い、小分けにして冷暗所で保存してください。大袋を開けっぱなしにしない |
| 出しっぱなし | 器に朝から入れたまま。夏に残す | ドライフードは脂肪分が空気に触れて酸化し、味も風味も栄養価も落ちます。暑い季節は傷んで下痢や嘔吐の原因になるので、時間が来たら片づけてください(習慣の章へ) |
| 銘柄・種類を変えた | 変えた直後から食べない、または下痢をした | 急に全部を変えると香りや味の違いへの不安で食べなくなったり、消化が追いつかず下痢をしたりします。元のフードに少しずつ混ぜて、1週間程度、敏感な子やお腹の弱い子はもっとかけて切り替えます |
| ふやかしをやめた | 子犬で、ふやかしを減らしてから食べない | お湯の量と時間を1週間〜10日ほどかけて少しずつ減らします。食いつきが悪くなったら一度ふやかしに戻します |
| ふやかしの温度 | ふやかしてもすぐ食べない。熱いうちに出している | お湯でふやかすと香りが立って食欲が刺激されますが、やけどしない程度に冷ましてから出します |
| 粒の大きさ・硬さ | 口に入れて出す。噛まずに丸のみして吐く。シニアで残す | 小型犬・子犬・シニアには大きすぎる粒があります。同じ銘柄の小粒、または少しふやかして柔らかくして様子を見る。噛みにくそうなら口の中を診てもらう |
| そもそも合っていない | 切り替えて数週間たっても食が進まない。うんちがゆるい、量が増えた、毛づやが落ちた | うんちの状態・皮膚と毛・体重の推移が、フードが合っているかの目安です。主食は総合栄養食を選び、獣医師に相談して変える |
保存について、一つだけ足しておきます。ドライフードは「傷まないもの」ではありません。開封後の酸化は、目にも鼻にも分かりにくいまま進みます。うちで紹介している小型犬は1回の量が少ないので、大袋を買うと食べきるまでに時間がかかり、酸化した後半を食べることになります。その子が2〜3週間で食べきれる袋を選び、開けたらジッパー付きの袋か密閉容器に小分けにして、直射日光と湿気を避けた涼しい場所に。「フードを変えたら食べるようになった」の何割かは、新しい袋を開けたから食べたのであって、銘柄が合ったのではありません。
フードを温める・ふやかす・トッピングする、は「香りを強くする」方法です。食事の前に電子レンジなどで軽く温めて香りを立たせるとよい場合があります。肉や内臓、さつまいもなどの甘い香りを好む犬が多いです。ただし、これは「一時的に食べさせる」手段で、原因が酸化や急な切り替えならそちらを直さないと戻ります。トッピングを続けたときに起きること(トッピング無しでは食べなくなる)は、習慣の章に書きます。
環境が原因のとき|場所・暑さ・来客・音
フードに問題が無いのに食べないなら、食べる場所と状況を見ます。犬のストレスサインには「食欲が急に落ちる」があります。原因として、引っ越しや家族構成の変化などの環境の変化、大きな音などの不安や恐怖、運動不足などの欲求不満、気温や音などの物理的なストレスが挙げられます。食べないという形で出るストレスは、だいたい次のどれかです。
- ごはんの場所や器を変えた……人の出入りが多い場所、テレビの横、トイレのすぐそば、通路。犬が落ち着いて食べられる場所は決まっていて、そこを変えると食べなくなる子がいます。食べることに集中できない子は、ケージの中で食事をする方法もあります。置き方はごはんはケージの中か外かの記事に書いています
- 暑い……犬は人のように全身から汗をかいて体温を下げられず、気温もストレスの原因の一つです。夏に残す子は、部屋の温度と、出したまま傷んだフードの両方を疑ってください。夏の見分け方は元気なのに食べない犬の記事の夏の章に分けています
- 来客・新しい家族・引っ越し……お迎えの直後もここです。迎えたばかりの子犬は、急な環境の変化で食欲が落ちることがあり、基本的には数日で慣れることが多いです。慣れるまでは、そっとしておく、ごはんの場所と時間を毎日同じにする、が対策です
- 食べている横に人や他の犬が来る……取られると思って食べない子、逆に人がいないと食べない子がいます。多頭飼いなら器を離すか、部屋を分けてください
- 音……工事、雷、掃除機、インターホン。食事の時間帯に重なっていないか、一度見てください
環境が原因の食べないは、原因を外せば戻ります。戻らないなら、環境ではなく体か習慣です。ストレスサインの見方は社会化不足の記事に、留守番の時間が長い場合は留守番の記事に書いています。
習慣が原因のとき|出しっぱなし・おやつ・手から・トッピング
元気で、体に問題が無く、フードも環境も変えていないのに、フードだけ食べない。おやつや人の食べ物なら食べる。この形は、飼い主さまが「食べない」に対して取ってきた対応そのものが、食べない理由になっています。飼い主が心配しすぎて食事を強要すると、食べることに対して悪いイメージを持ってしまうことがあります。よくある4つを挙げます。
| やってきたこと | 犬が覚えたこと | 戻し方 |
|---|---|---|
| 食べないから出しっぱなしにする | 「いつでも食べられる」。空腹の波が無くなり、しかもフードは酸化していく | 時間を決めて出し、ある程度の時間が過ぎたら必ずいったん片づけます。次の食事まで何も出さない |
| 食べないからおやつをあげる | 「フードを残せば、もっといいものが出る」。おやつでお腹も満たされる | 主食が1日のカロリーの80%以上、おやつとトッピングは多くても20%以内が目安です。フードを食べるまでおやつは出さない |
| 食べないから手から食べさせる | 「器からは食べなくていい」。成犬になっても手からしか食べなくなることがあります | 手から与えるのは病気の回復期だけにして、器に戻す。器の横で座って見ているだけにする |
| 食べないからトッピングを増やす | 「トッピングが無いフードは食べなくていい」。トッピングだけ器用に食べる | トッピングは総量の20%以内で、少しずつ減らす。減らし方はカリカリを食べない犬の記事に |
ここで一つ、正直に書いておきます。「食が細い」と心配されている子でも、体型を見るとそれほど痩せていないことが多く、袋に書いてある給与量は目安であって、必ずしもその量を食べないと健康を維持できないわけではありません。見るのは器に残った量ではなく、体型と体重です。肋骨が触れてウエストにくびれがある体型を保っていて、体重が減っていないなら、その子はその量で足りています。「残す=食べない」ではありません。習慣の直し方の全体(片づける時間、おやつの減らし方、少量ずつ)は、上の2本の記事に分けて書いてあるので、当てはまる方を読んでください。
年齢で違うこと|子犬・成犬・シニアで「食べない」の意味が変わります
同じ「食べない」でも、年齢で急ぎ方と原因の割合が違います。表にします。
| 年齢 | 食べないときに多いこと | 急ぎ方・やること |
|---|---|---|
| 子犬(お迎え直後〜6か月) | 環境の変化で数日食欲が落ちる(数日で慣れることが多い)。ふやかしからドライへの切り替え時期。食べる量に対して胃が小さい | いちばん急ぎます。空腹で低血糖になりやすいので、離乳後6か月までは1日3回が安心です。半日食べない・ぐったり・ふらつくは即受診。フードは迎える前と同じ銘柄・同じ形のまま。ふやかしを減らすのは1週間〜10日かけて |
| 成長期の後半〜1歳前後 | 体づくりが終わっていくので必要なカロリーが少しずつ減り、食べる量が自然に落ちる。避妊・去勢後は食欲や代謝が変わります | 「減った」と「食べない」を分ける。体重と体型が保てていれば正常。子犬用から成犬用への切り替えは約1週間かけて |
| 成犬 | フード側・環境・習慣の割合が高い。急に全く食べないなら体 | この記事の4つの切り分け。丸1日以上で受診 |
| シニア | 代謝量と内臓機能が低下し、歯や顎の力が弱くなります。硬い粒を残す、食べるのに時間がかかる、痩せてくる | 口の中と内臓を先に診てもらう。柔らかいフードや高齢期用への切り替え、食べられる量が減っていれば少量の高カロリー食を獣医師と相談してください。高齢期の始まりは資料によって幅があり、環境省のガイドラインは約8〜10歳以降、ペット保険会社(アニコム損害保険)の解説は小型犬で約12歳としています |
子犬について、一つ足します。お迎えの直後に食べない子犬は、環境が変わったことと、フードやふやかし方が変わったことが重なっていることがほとんどです。迎える前に食べていた銘柄と形(ふやかしの有無・お湯の量)を、そのまま最初の1〜2週間は続けてください。変えるのは慣れてからです。迎える前に食べていた銘柄とふやかし方は、ブリーダーやお店に確かめておいてください。低血糖の話は怖がらせるためではなく、「子犬は様子を見る時間が短い」と知っておいてほしいからです。
よくある質問
犬がごはんを食べないとき、まず何を確かめればいいですか?
体・フード・環境・習慣の順に切り分けます。先に体で、元気がない、嘔吐や下痢、水を飲まない、口を触ると嫌がる、食べようとして口から落とす、があれば動物病院です。目に見える症状が無くても、丸1日以上食べないことが続くなら念のため受診してください。体に問題が無ければ、フードの袋を開けてからの日数、銘柄や種類を変えていないか、ふやかしをやめていないか、出しっぱなしにしていないか、次にごはんの場所や暑さや来客、最後におやつ・手から・トッピングの習慣を見ます。
ごはんを食べないのに元気です。病院に行くべきですか?
元気でも、丸1日以上何も食べない状態が続いたら受診してください。特に目に見える症状がなくても、丸1日以上食べないことが続く場合は、念のため受診する方が安心です。犬は痛みを隠すのがうまく、飼い主が気づく「元気がない」はかなり進んでから出ます。丸1日の中で、袋の開封日・切り替え・ふやかし・場所を見直し、翌日も食べなければ病院です。元気なのに食べないときの詳しい対応は、元気なのにご飯を食べない犬の記事に分けています。
フードを変えたら食べなくなりました。どうすればいいですか?
急に全部を新しいフードに替えると、香りや味の違いへの不安から食べなくなったり、消化が追いつかず下痢をしたりすることがあります。元のフードに少しずつ混ぜ、新しいほうの割合を徐々に増やして、1週間程度で切り替えるのが目安で、敏感な子やお腹を壊しやすい子はもっと時間をかけます。食欲をなくさず、お腹もこわさなければ切り替え完了です。食べないからと次々に銘柄を変えるのは、切り替えの失敗を繰り返すだけなので、変えるなら1回にしてください。
同じフードなのに、袋の後半になると食べなくなります。なぜですか?
開封後の酸化です。いつも初めは喜んで食べるのにだんだん食べなくなる場合は、開封後の酸化で香りや風味が変わったせいかもしれません。フードはなるべく小さい袋で買って小分けにし、冷暗所で保存してください。犬は味より香りで食べるかどうかを決めているので、人には分からない変化でも残します。小型犬は1回の量が少ないので、その子が2〜3週間で食べきれる袋を選び、開けたら密閉して直射日光と湿気を避けてください。器に出しっぱなしにするのも同じ理由で避けます。
子犬がごはんを食べません。何時間まで様子を見ていいですか?
子犬は様子を見る時間が短いと考えてください。子犬は食事の間隔があくと低血糖になりやすく、とくに超小型犬で起こりやすいです。進行すると、けいれんや昏睡に至ることもあります。半日食べない、ぐったりする、ふらつく、があればすぐ動物病院です。お迎え直後は環境の変化で数日食欲が落ちることがありますが、様子がおかしいと思ったらすぐ獣医師に相談してください。迎える前と同じ銘柄・同じふやかし方のまま、離乳後6か月までは1日3回に分けて与えてください。
食べないときに、ふやかしたりトッピングしたりしてもいいですか?
一時的に食べさせる手段としてはかまいません。お湯でふやかすと香りが立って食欲が刺激されるので、やけどしない温度に冷まして出します。ただし原因が酸化や急な切り替えや暑さなら、そちらを直さないと戻ります。トッピングを続けると「トッピングが無いフードは食べなくていい」を覚えます。主食は1日のカロリーの80%以上、トッピングとおやつは多くても20%以内が目安です。トッピングの減らし方はカリカリを食べない犬の記事に書いています。
シニア犬がフードを食べなくなりました。年齢のせいですか?
年齢だけで片づけないでください。高齢期は代謝量と内臓機能が低下し、歯や顎の力が弱くなります。食べられる量が減っている場合は、少量の高カロリー食を与えるケースもあります。まず口の中と内臓を診てもらい、硬い粒を残すなら柔らかい高齢期用のフードへの切り替えを獣医師と相談してください。急に食べなくなった、痩せてきた、水を飲む量が変わった、は病気の入り口のことがあります。高齢期の始まりは資料によって幅があり、環境省のガイドラインでは約8〜10歳以降、ペット保険会社の解説では小型犬で約12歳です。
やってはいけないことと、順番のまとめ
- 「元気だから」と丸1日以上様子を見る……受診の目安は、症状が無くても丸1日です。子犬はもっと短く
- 食べないたびにフードを変える……急な切り替えは食べない・下痢の原因になり、変えるたびに「新しい袋だから食べた」を繰り返します。変えるなら1週間以上かけて、1回だけ
- 大袋を開けっぱなしにする。器に出しっぱなしにする……酸化と、夏は傷みの原因です。小分け・冷暗所・時間が来たら片づける
- 食べないからおやつ・手から・トッピング……その場は食べますが、次から「それが無いと食べない」を作ります
- 口に押し込む、器の前に長時間座らせる、叱る……食事そのものに悪いイメージがつき、食べないが長引きます
- 人の食べ物で釣る……玉ねぎ・チョコレート・キシリトールなど犬に危険なものがあります。与えてよいものは獣医師に確かめてください
- 器に残った量だけを見る……見るのは体型と体重です。残しても体重が保てていれば、その子には足りています
順番は、体→フード→環境→習慣です。体は「丸1日・水を飲まない・嘔吐下痢・口の痛み・子犬の半日」で受診。フードは「開封からの日数・切り替え・ふやかし・粒・保存」を直す。環境は「場所・暑さ・来客・音」を外す。習慣は「出しっぱなし・おやつ・手から・トッピング」をやめて、体型と体重で見る。この順番で見て、どこにも当たらないのに食べない日が続くなら、体に戻って動物病院です。
「うちの子はどれに当たるのか分からない」というときは、ひとりで抱え込まずにドッグトレーナーへご相談ください。フローエンスはブリーダー直販で、お迎えのあとも、しつけのご相談を365日お受けしています。「いつから、どのフードを、どこで、1日何回、残すのはどの時間か」が分かると、4つのどれかがその場で見えることが多いです。
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