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           【犬のトイレ】ケージ内では成功するのに外に出ると失敗してしまう        

2024.01.02

flowens

この記事の監修

フローエンスメディアライター   大久保 祐太のプロフィール写真

フローエンスメディアライター   大久保 祐太

しつけやトレーニングに関する記事を弊社ドッグトレーナーを通し、分かりやすく実践しやすい記事を発信します。また、私自身がしつけに大きく悩んだ経験があるため、飼い主様にできる限り寄り添える記事を目指します!

犬歴:
ゴールデンレトリーバー
ミニチュアダックスフンド
オーストラリアンキャトルドッグ

資格:
ペット・トラベルアドバイザー
ペット災害危機管理士 2級
家庭動物管理士  3級

トイレまでたどり着かず失敗してしまう犬

考えられる原因と対策

ワンちゃんをお迎えして「お家に慣れてきたからケージから出して遊ばせたい!」と一緒に過ごしたいと思う飼い主さまは多いと思います。そのなかで最も多くの相談を受けるのは、【トイレのお悩み】です。ケージの中だと失敗しないのに、ケージの外では失敗してしまうことがある…遊びに夢中になりすぎてトイレがしたいと思ったときには間に合わない…など、今回はケージの外でのトイレの失敗について紹介したいと思います。

ケージ内ではできる場合

ケージ内ではできるけど外では失敗する場合、ケージの外のスペースがワンちゃんにとっていきなり広すぎるという原因があります。広い分、トイレの場所が分かりにくかったり、したいと思った時には間に合わないケースが多いです。また、ケージから出してもらえた興奮で夢中になってしまい失敗する事もあります。

対策としては、ケージから出す時に初めから広いスペースでフリーにはしないで、まずは狭いスペースから練習をして、徐々に広げていくと良いでしょう。

ケージ内でも失敗することがある場合

ケージ内でも失敗することがある場合は、トイレの場所が分かりづらかったり、シーツが汚れていてしたくない、そもそもまだ覚えていないなど原因があります。
まずは、ケージ内でのトイレの配置場所の確認・練習が必要です。

犬は、元々、穴蔵生活をしていたので、奥が寝床・手前で排出する習性があります。なので、入り口側にトイレ・奥にベットの配置をおすすめします。トイレ・寝床の配置場所と、その他のスペースを見直して、トイレを認識しやすい環境を作りましょう。また、トイレとベットが近いとベットやマットに匂いを吸収してしまい、勘違いしてベットに失敗してしまうので、トイレとベットの間に仕切りやスペースを作って区別しやすいようにすると失敗も少なくなります。

また、トイレが汚れていると嫌がる子もいるので、シーツで隠すような行為が見られたら、綺麗なものと交換しましょう。

タイミング

排出のタイミングは【寝起き・ごはん後・運動の後】にする事が多いので、その時は、ケージの中でトイレをさせてから外に出してあげると良いです。また、興奮した後にすることもありますので、ワンちゃんが興奮しているうちは出さずに、落ち着いたら出してあげましょう。トイレがしたくなると『ソワソワ』『クルクル回転』を始めるので、動作が見られたらトイレに誘導してあげると失敗のリスクが軽減されます。

わざと

間違えてトイレを別の場所にした時の飼い主さまの反応を「喜んでいる」と勘違いしてしまい、構ってほしくてわざと同じ行動を繰り返すことがあります。対策としては、間違えた場所でしたら、ワンちゃんに対して無反応で何事もなかったようにお掃除をしましょう。また、きちんとトイレでできた場合は、しっかりと褒めてあげてください。メリハリをつけて対応することで、トイレですると褒めてくれると認識しやすくなります。

合わせて読みたい記事↓
愛犬のトイレの失敗はもしかしてわざとかも?外す理由と対策について

シートの上に片足は入っている場合

ワンちゃんの体のサイズにあっていないシーツを使うとはみ出しやすくなりますので、まずは体のサイズに合っているか確認してみましょう。また、片足が出ていても一応シーツにはできてるからOKと、褒めてしまうとワンちゃんも「これでOKなんだ」と理解してしまいますので、しっかりと四つ足がトレーに入っている状態でトイレができたら褒めてください。

また、シーツを敷いているだけでは分かりずらい子は、トイレをしてほしい場所に囲いをするか、またはフチに高さのあるトレーを使い跨がないとトイレに行けない工夫をするなどして、認識しやすくしてあげることで間違えることが少なくなります。

トイレのサイズ

トイレシーツには、レギュラーサイズ・ワイドサイズ・スーパーワイドサイズと大きさがありますが、選び方は、ワンちゃんの体の2倍くらい大きいものがベストです。ワンちゃんは、クルクル回って排泄場所を決めるので、回れるくらい余裕のあるサイズを選んであげましょう。

失敗させない工夫

飼い主のそばを離れない子犬

いきなり広いスペースでフリーにするのは失敗する原因となるので、サークルの入り口あたりから少し高さのあるもので囲いを作るなどして狭いスペースから徐々に範囲を広げて広さに慣れさせてあげましょう。トイレに戻って成功したら、しっかりと褒めてあげることで、成功体験を得ることができます。

トイレトレーニングの基本は【失敗をさせないこと】です。

具体的な例を下記にまとめました。

合わせて読みたい記事↓
犬のトイレトレーニングにはコツがある!成功のポイントを伝授

排泄時間を決めて促す

ワンちゃんがトイレをしやすいタイミングを把握し、排泄する時間やタイミングになったら確実にトイレを成功するエリアに連れて行ってトイレをするまでそこにいてもらい、トイレをしたら解放してあげるようにすると失敗を防ぐことができるでしょう。

トイレの近くで遊ぶ(徐々に範囲を広げていく)

いきなり遊ぶスペースを広げてしまうと、トイレの位置がわからなかったり、遊びに夢中でトイレが間に合わなかったりしてしまい失敗回数が増えてしまい、トイレを覚えようとしなくなってしまったり、自分の中でトイレの位置を勝手に決めてしまう事があります。

失敗をなるべくさせないようにするために確実に成功できる範囲でのみフリーにして失敗を極力させない事が成功への最短ルートです。

トイレの位置の見直し

はじめのうちはワンちゃんのトイレのしやすい場所にトイレを設置し成功させてあげることがとっても重要です。
人通りの多い場所などの気が散りやすい環境では、気が散ってしまいトイレを失敗しやすくなってしまったりしますので、設置場所には注意しましょう。

個体差があるためワンちゃんに合ったトレーニングを

トイレトレーニングは個体差が出やすい問題です。また、性別によっても差があります。しかし、トレーニング内容として基礎部分は変わらないため【出来たら褒める】【失敗は感情を無にして黙って掃除】この二つは徹底しましょう。

トイレを場所で覚えている子の場合は、その場からトイレを動かさないなど、ワンちゃんに合ったトイレトレーニングを行いましょう。

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