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【犬のトイレ】ケージ内では成功するのに外に出ると失敗してしまう
公開日:2024年9月6日(金) 更新日:2026年10月6日(火) トイレ
この記事の要点
ケージの中では成功するのに外で失敗するのは、わざとではありません。一度に広い場所へ出していることがいちばんの原因で、犬から見ると別の課題になっています。失敗したときにケージへ入れるのは逆効果で、ケージが嫌な場所になり、今まで成功していた場所まで失われます。出す前に済ませ、3日失敗ゼロで少しずつ広げてください。
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子犬を見る「わざと」ではありません
調べていると「わざと失敗する理由」という言葉に行き当たります。犬は、飼い主を困らせるために外すことはありません。
犬は「叱られた」と「今している行為が悪い」を結び付けるのが苦手です。とくに、済んでしまったあとに叱られても、何を叱られたのか分かりません。
ケージの中では成功するのに外で失敗するのは、次のどれかです。
- 場所ではなく「感触」で覚えている……ペットシーツの感触を覚えているので、フローリングやラグの上では分からなくなります
- トイレまでの距離が遠い……もよおしてから間に合いません
- 自由な範囲を一度に広げすぎた……いちばん多い原因です
- 遊びに夢中で、行くのが間に合わない
- においが残っている場所がある……そこが「していい場所」になっています
どれも「教え方が足りていない」だけで、性格の問題ではありません。
ケージに戻ってしてくれるなら、それは成功です
「遊んでいる途中で、わざわざケージに戻ってする」——これを失敗だと思っている方がいらっしゃいますが、大成功です。
その子は「トイレはあの場所」だと理解して、自分から移動しているのですから、いちばん難しいところができています。
そのまま続けてください。戻る途中で間に合わなくなるようなら、トイレを近づけるか、2か所に増やすと解決します。
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失敗したときにケージへ入れる、はやめてください
これはよく検索されている方法ですが、いちばんやってはいけないことです。
理由ははっきりしています。
ケージが「悪いことをしたら入れられる場所」になる
- 失敗する → ケージに入れられる
- 犬にとってケージは、嫌なことが起きる場所になる
- ケージの中で落ち着けなくなり、そこでトイレもしなくなる
- 今まで成功していた場所まで失われる
「ケージでトイレをしなくなった」という悩みは、たいていここから始まっています。ケージは、その子が安心して休む場所として残してください。
失敗したときは、何も言わずに片づけるだけ。声を出すと、それだけで「反応してもらえた」と学ぶことがあります。
においを残さない
片づけるときは、においを残さないことが大事です。人には分からなくても、犬には残っています。
水拭きや普通の洗剤では、においのもとが残ることがあります。ペット用の消臭剤(酵素系)を使うと落ちやすくなります。
アンモニア系の洗剤は使わないでください。おしっこと似たにおいなので、かえって「ここでしていい」と教えることになります。
自由にする範囲は、少しずつ広げる
ケージの中では完璧なのに外で失敗する——その多くは、一度に広い場所へ出しているからです。
ケージの中は狭いので、トイレまで数歩です。ところが部屋に出した途端、距離が10倍になります。犬から見れば、まったく別の課題になっています。
| 段階 | 広さの目安 | 次へ進む条件 |
|---|---|---|
| 1 | ケージ+その周り1畳ほど(サークルで囲む) | 3日連続で失敗ゼロ |
| 2 | 部屋の半分 | 3日連続で失敗ゼロ |
| 3 | 部屋ぜんぶ | 3日連続で失敗ゼロ |
| 4 | ほかの部屋も | 部屋ごとにやり直しになります |
失敗したら、1つ前の段階に戻してください。戻すのは後退ではありません。失敗を重ねさせるほうが、覚え直すのに時間がかかります。
部屋が変われば、またやり直しです。リビングで完璧でも、寝室では初めての場所です。がっかりしないでください。
出すタイミングを決める
もよおす時間は、ある程度決まっています。先回りできれば、失敗そのものが起きません。
- 寝起き……起きたらすぐトイレへ
- 食後15〜30分
- 遊んだあと
- ケージから出す前……出す「前」に済ませておくのがいちばん確実です
出す前に済ませてから遊ばせる。これだけで、外での失敗はかなり減ります。
そして成功したら、その場ですぐほめてください。あとからでは伝わりません。おやつを使うなら、済んだ直後に。
トイレは、ケージの中と外どちらに置くべきですか
よくいただく質問です。どちらが正解ということはなく、その家の暮らし方で決めて構いません。
| 向いていること | 気をつけること | |
|---|---|---|
| ケージの中 | 覚えやすい。留守番中も安心。迎えたばかりの時期はこちら | ケージが狭いと寝床と近すぎて嫌がります |
| ケージの外 | 広い部屋でも間に合う。人の生活動線に合わせられる | 覚えるまで時間がかかります |
| 両方に置く | 移行期におすすめ。失敗が減ります | 慣れたら1か所に減らして構いません |
迎えたばかりの子は、まずケージの中で成功させてください。そこができてから、外にもう1か所増やす——という順番だと、失敗させずに広げられます。
寝床とトイレは、できるだけ離してください。犬は寝る場所の近くで排泄したがりません。ケージが小さいと、離したくても離せず、結果として踏んでしまいます。
考えられる原因と対策
ワンちゃんをお迎えして「お家に慣れてきたからケージから出して遊ばせたい!」と一緒に過ごしたいと思う飼い主さまは多いと思います。そのなかで最も多くの相談を受けるのは、【トイレのお悩み】です。ケージの中だと失敗しないのに、ケージの外では失敗してしまうことがある…遊びに夢中になりすぎてトイレがしたいと思ったときには間に合わない…など、今回はケージの外でのトイレの失敗について紹介したいと思います。
ケージ内ではできる場合
ケージ内ではできるけど外では失敗する場合、ケージの外のスペースがワンちゃんにとっていきなり広すぎるという原因があります。広い分、トイレの場所が分かりにくかったり、したいと思った時には間に合わないケースが多いです。また、ケージから出してもらえた興奮で夢中になってしまい失敗する事もあります。
対策としては、ケージから出す時に初めから広いスペースでフリーにはしないで、まずは狭いスペースから練習をして、徐々に広げていくと良いでしょう。
ケージ内でも失敗することがある場合
ケージ内でも失敗することがある場合は、トイレの場所が分かりづらかったり、シーツが汚れていてしたくない、そもそもまだ覚えていないなど原因があります。
まずは、ケージ内でのトイレの配置場所の確認・練習が必要です。
犬は、元々、穴蔵生活をしていたので、奥が寝床・手前で排出する習性があります。なので、入り口側にトイレ・奥にベットの配置をおすすめします。トイレ・寝床の配置場所と、その他のスペースを見直して、トイレを認識しやすい環境を作りましょう。また、トイレとベットが近いとベットやマットに匂いを吸収してしまい、勘違いしてベットに失敗してしまうので、トイレとベットの間に仕切りやスペースを作って区別しやすいようにすると失敗も少なくなります。
また、トイレが汚れていると嫌がる子もいるので、シーツで隠すような行為が見られたら、綺麗なものと交換しましょう。
タイミング
排出のタイミングは【寝起き・ごはん後・運動の後】にする事が多いので、その時は、ケージの中でトイレをさせてから外に出してあげると良いです。また、興奮した後にすることもありますので、ワンちゃんが興奮しているうちは出さずに、落ち着いたら出してあげましょう。トイレがしたくなると『ソワソワ』『クルクル回転』を始めるので、動作が見られたらトイレに誘導してあげると失敗のリスクが軽減されます。
わざと
間違えてトイレを別の場所にした時の飼い主さまの反応を「喜んでいる」と勘違いしてしまい、構ってほしくてわざと同じ行動を繰り返すことがあります。対策としては、間違えた場所でしたら、ワンちゃんに対して無反応で何事もなかったようにお掃除をしましょう。また、きちんとトイレでできた場合は、しっかりと褒めてあげてください。メリハリをつけて対応することで、トイレですると褒めてくれると認識しやすくなります。
合わせて読みたい参考記事↓
愛犬のトイレの失敗はもしかしてわざとかも?外す理由と対策について
シートの上に片足は入っている場合
ワンちゃんの体のサイズにあっていないシーツを使うとはみ出しやすくなりますので、まずは体のサイズに合っているか確認してみましょう。また、片足が出ていても一応シーツにはできてるからOKと、褒めてしまうとワンちゃんも「これでOKなんだ」と理解してしまいますので、しっかりと四つ足がトレーに入っている状態でトイレができたら褒めてください。
また、シーツを敷いているだけでは分かりずらい子は、トイレをしてほしい場所に囲いをするか、またはフチに高さのあるトレーを使い跨がないとトイレに行けない工夫をするなどして、認識しやすくしてあげることで間違えることが少なくなります。
トイレのサイズ
トイレシーツには、レギュラーサイズ・ワイドサイズ・スーパーワイドサイズと大きさがありますが、選び方は、ワンちゃんの体の2倍くらい大きいものがベストです。ワンちゃんは、クルクル回って排泄場所を決めるので、回れるくらい余裕のあるサイズを選んであげましょう。
失敗させない工夫
いきなり広いスペースでフリーにするのは失敗する原因となるので、サークルの入り口あたりから少し高さのあるもので囲いを作るなどして狭いスペースから徐々に範囲を広げて広さに慣れさせてあげましょう。トイレに戻って成功したら、しっかりと褒めてあげることで、成功体験を得ることができます。
トイレトレーニングの基本は【失敗をさせないこと】です。
具体的な例を下記にまとめました。
合わせて読みたい記事↓
犬のトイレトレーニングにはコツがある!成功のポイントを伝授
排泄時間を決めて促す
ワンちゃんがトイレをしやすいタイミングを把握し、排泄する時間やタイミングになったら確実にトイレを成功するエリアに連れて行ってトイレをするまでそこにいてもらい、トイレをしたら解放してあげるようにすると失敗を防ぐことができるでしょう。
トイレの近くで遊ぶ(徐々に範囲を広げていく)
いきなり遊ぶスペースを広げてしまうと、トイレの位置がわからなかったり、遊びに夢中でトイレが間に合わなかったりしてしまい失敗回数が増えてしまい、トイレを覚えようとしなくなってしまったり、自分の中でトイレの位置を勝手に決めてしまう事があります。
失敗をなるべくさせないようにするために確実に成功できる範囲でのみフリーにして失敗を極力させない事が成功への最短ルートです。
トイレの位置の見直し
はじめのうちはワンちゃんのトイレのしやすい場所にトイレを設置し成功させてあげることがとっても重要です。
人通りの多い場所などの気が散りやすい環境では、気が散ってしまいトイレを失敗しやすくなってしまったりしますので、設置場所には注意しましょう。
個体差があるためワンちゃんに合ったトレーニングを
トイレトレーニングは個体差が出やすい問題です。また、性別によっても差があります。しかし、トレーニング内容として基礎部分は変わらないため【出来たら褒める】【失敗は感情を無にして黙って掃除】この二つは徹底しましょう。
トイレを場所で覚えている子の場合は、その場からトイレを動かさないなど、ワンちゃんに合ったトイレトレーニングを行いましょう。
よくある質問
犬はわざとトイレを失敗するのですか?
しません。飼い主を困らせるために外すことはありません。ケージの中でできて外でできないのは、自由にする範囲を一度に広げすぎていることがほとんどです。犬から見れば、トイレまでの距離が何倍にもなった別の課題になっています。
失敗したらケージに入れてもいいですか?
やめてください。ケージが「悪いことをしたら入れられる場所」になり、そこで落ち着けなくなって、今まで成功していたケージ内でもしなくなります。「ケージでトイレをしなくなった」という悩みは、たいていここから始まります。失敗したときは、何も言わずに片づけるだけにしてください。
遊んでいる途中にケージへ戻ってします。直すべきですか?
直す必要はありません。むしろ成功です。「トイレはあの場所」と理解して、自分から移動できているということです。戻る途中で間に合わないようなら、トイレを近づけるか2か所に増やしてください。
トイレはケージの中と外、どちらに置くべきですか?
どちらでも構いません。迎えたばかりの時期はケージの中のほうが覚えやすく、留守番中も安心です。慣れてきたら外にもう1か所増やし、できるようになってから1か所に減らす、という順番だと失敗させずに進められます。寝床とトイレはできるだけ離してください。
どれくらいの期間で覚えますか?
個体差が大きく、数週間の子もいれば数か月かかる子もいます。大事なのは期間より「失敗させない回数」です。3日連続で失敗ゼロを確認してから範囲を広げると、結果として早く終わります。部屋が変わればやり直しなので、リビングでできても寝室では初めてだと考えてください。
同じ場所で何度も失敗します
においが残っています。人には分からなくても犬には分かり、そこが「していい場所」になっています。ペット用の酵素系消臭剤で処理してください。アンモニア系の洗剤はおしっこと似たにおいなので、逆効果です。
成功したとき、どうほめればいいですか?
その場で、すぐにほめてください。あとからでは伝わりません。声のトーンを上げてなでる、おやつを1粒渡す——どちらでも構いませんが、済んだ直後の数秒が勝負です。
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まとめ
ケージの中でできて外で失敗するのは、わざとではありません。自由にする範囲を一度に広げすぎていることがほとんどです。出す前にトイレを済ませ、3日続けて失敗がなければ次の広さへ——この順番なら失敗させずに進められます。失敗したときにケージへ入れるのだけは、やめてください。ケージが嫌な場所になり、今できていることまで失われます。
トイレトレーニングは「環境」で決まることも!
ブリーダーのもとで、親犬やきょうだい犬から適切な生活習慣を学び始めている子犬たち。お迎え後のトイレの悩みも、育てたブリーダーに直接相談できるから安心です。
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