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           犬が興奮すると噛んでくるのはなぜ?理由と辞めさせ方について解説        

2024.01.26

flowens

この記事の監修

フローエンスメディアライター   大久保 祐太のプロフィール写真

フローエンスメディアライター   大久保 祐太

しつけやトレーニングに関する記事を弊社ドッグトレーナーを通し、分かりやすく実践しやすい記事を発信します。また、私自身がしつけに大きく悩んだ経験があるため、飼い主様にできる限り寄り添える記事を目指します!

犬歴:
ゴールデンレトリーバー
ミニチュアダックスフンド
オーストラリアンキャトルドッグ

資格:
ペット・トラベルアドバイザー
ペット災害危機管理士 2級
家庭動物管理士  3級

興奮するとなんでも噛んでしまう犬

ワンちゃんが興奮状態の時に手を噛まれた経験がある飼い主さまも多いのではないでしょうか。
また、まだ子供ということもあり許せる程度の”噛み”であるため、そのままにしてしまう方も少なくないかと思います。

しかし、そのままにしてしまうと興奮時以外にも、甘噛みが本気噛みになってしまったり、家具など噛んだらダメなモノを噛んでしまうようになってしまうリスクが高くなり、ワンちゃんとのコミュニケーションが難しくなってしまう可能性も考えられます。

今回は興奮時の噛みについて解説いたします。

興奮してしまう原因

まず初めに、興奮してしまうキッカケについて解説します。
興奮の抑え方を含む原因について下記にまとめましたので、ワンちゃんに当てはまるものがありましたら是非参考にして頂き改善にお役立てください。

興奮を煽るスキンシップ

ワンちゃんと触れ合う際に過剰なスキンシップをしてしまうと、喜びの余り興奮してしまい噛んでしまうことがあります。
本気噛みではないものの甘噛みが習慣化してしまう恐れがあるため、注意が必要です。

また、ワンちゃんが興奮してテンションが高いときに飼い主さんが慌ててしまうと、ワンちゃんも遊んでくれていると思い、よりヒートアップしてしまいます。そういった場合は、飼い主さまが、落ち着いてワンちゃんの興奮を抑制させましょう。

放任

クレートやケージから出して放置することは、ワンちゃんに興奮してもいいよと言っているようなものです。
クレートやケージ内で興奮している状態で扉を解放してしまえば、そのままの勢いで飼い主さまの元へ駆け寄ってくることでしょう。

「興奮している状態では出さない」を徹底し、感情のコントロールをワンちゃんに学習させることで改善できるので、家族内でのルールを設けることをオススメします。

愛情不足

日々の生活で、飼い主さまの愛情不足でストレスを感じている場合も考えられます。
「もっと構って」「ここにいるよ」といったアピールで噛んでしまうケースです。
いつも遊んでくれないのに今日は触ってくれたと喜び興奮してしまい、もっと遊ぼうよと噛んでしまうことに繋がるため、ワンちゃんとのコミュニケーションを増やすことで収まってくるでしょう。

社会化不足

社会科不足が原因で何にでも興奮する子もいます。
その理由としては、考えられる要因の中で一つ例に挙げると、

【モノ・コトに対し上手に処理できない】

ということです。

おもちゃの正しい遊び方を分からなかったり、飼い主さまへの甘え方が分からなかったり、褒めてくれる喜びや触ってくれる嬉しさに対し、どういう行動をとればいいのか分からず感情的に動いてしまい噛んでしまうことがあるので継続して正しい方法を教えてあげましょう。

家族の中でも噛む人と噛まない人がいるのはなぜ?

甘噛みをされづらい人は、ワンちゃんと接触が少ない方、また、ワンちゃんに普段の接し方からあまり興奮させない方は、甘噛みされづらいです。
一方で、甘噛みされやすい人は、ワンちゃんとの関わりが多い方です。

信頼されてる人、遊んでくれる人には愛情を感じているので、ワンちゃんが安心できる存在となり結果、甘噛みされやすくなります。また、何をしても叱られない人に対し、何をしてもいい人と思って甘噛みをしてしまうのでダメなことはダメとはっきりと教えてあげましょう。

噛むのをやめさせる方法

おもちゃを与え続けてしまい犬が誤飲してしまう心配

まずは、噛んでいいものといけないものをしっかりと教えてあげましょう。

噛んでいいものは、例えばおもちゃです。おもちゃを口に近づけて噛んだら褒めてあげてください。成功体験(褒めてもらえた)を繰り返すことでワンちゃんは噛んで良いもの悪いものの区別を学習するため、噛むのをやめさせるにはオススメです。

しかし、ここでの注意ポイントは2つあります。

まず、一つ目は【与えっぱなしにしない】

おもちゃを与えっぱなしにしてしまうと、おもちゃに関心がなくなる可能性や噛み続けることによるおもちゃの誤飲、歯や歯茎へのダメージのリスクが高くなってしまうため、与える時間を決め、遊ぶ時間にもメリハリを持たせましょう。

二つ目は【ダメなことはダメと叱る】

噛んだら褒めることの重要性は上記でご説明した通りとなりますが、おもちゃ以外を噛んだり、ご家族に対し甘噛みでもしっかりと叱り、良い悪いの判別を学習させてください。
人は叱ることは簡単ですが褒めることは難しいと言われているように、学習させるのは一筋縄ではいかないこともあるでしょう。
しかし、【良いことは褒める、悪いことは叱る】をご家庭内でのルールをしっかりと守ることが出来れば改善されるので、これら二つのポイントを忘れずにしてください。

噛み癖を治す場合の飼い主のNG行動とは

興奮してしまう原因や辞めさせ方については上記で述べましたので、最後に注意するポイントをご紹介します。

甘噛みを許してる

「まだ小さいから」や「今は生え変わりの時期だから」と許容してしまっていると”噛む”という行動をokと教えてしまっていることと一緒になってしまいます。
お家に迎えたときから噛むという行動はどんな理由であれNGと教えていきましょう。

「痛い」が遊んでると勘違いしている可能性

無意識のうちに、飼い主さまの反応が実は勘違いをさせている場合があります。

ワンちゃんに甘噛みをされて思わず「痛い」と反応してしまいがちですが、ワンちゃんにとっては、「反応してくれた」「喜んでる」「楽しい」と捉えてしまい、甘噛みを【遊び】だと認識してしまっている可能性があります。

「痛い」と言ったら遊びを辞めて別の部屋に移動したり、サークルやクレートに一旦戻すなどといった【噛む=遊んでもらえない】という学習をさせましょう。

遊びの中にもトレーニングを取り入れる

ダメなことはきちんと叱り、良いことはしっかりと褒めて自信を付けさせるのは日々の遊びの中にトレーニング要素を取り入れることで行えます。
興奮状態では遊ばない、手などを噛んだら遊ばない、といったメリハリを出すことでワンちゃんは良い悪いを学習することができるため、中途半端な対応はせずご家庭内でのルールを徹底しましょう。

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カテゴリ

噛み

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