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子犬の夜泣きと近所迷惑|原因と今夜からできる対策【2026】
公開日:2024年9月6日(金) 更新日:2026年10月6日(火) 吠え
この記事の要点
夜鳴きは「いつから鳴いているか」で対応がまったく変わります。今まで静かだった子が急に鳴き出したときは、しつけの前に体を確かめてください。迎えたばかりの子犬なら、数日から2週間ほどで落ち着きます。ただし「無視する」を当てはめてよいのは、要求で鳴いているときだけです。シニア期に入ってから始まった夜鳴きは、しつけでは直りません。
日中は静かに過ごしているのに、夜の就寝時間に鳴いて困っていませんか?
ワンちゃんの夜泣きの相談は少なくなく、困っている方も多いのではないでしょうか。
今回はワンちゃんの夜泣きについて、原因と対策、最後に今からできる夜泣き対策も記載していますので、最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
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子犬を見るまず確かめること:いつから鳴いていますか
夜鳴きは、「いつから」で対応がまったく変わります。ここを間違えると、しつけを頑張っているあいだに、別のことが進んでしまいます。
| 状況 | まず考えること | この記事のどこへ |
|---|---|---|
| 迎えたばかりの子犬 | ほとんどが不安。ただし例外あり | 子犬の夜鳴き |
| 今まで鳴かなかったのに、急に | 体の不調をまず疑う | 急に鳴き始めたとき |
| ずっと続いている | 要求が習慣になっている | 原因と対策 |
| シニア期に入ってから | 認知症の可能性 | 老犬の夜鳴き |
お迎え直後の子犬なら、まず心配は要りません。ほとんどが数日から2週間ほどで落ち着きます。
いっぽう今まで静かだった子が急に鳴き出したときは、しつけの前に体を確かめてください。次の章で書きます。
新しく載った子犬
急に鳴き始めたときは、しつけの前に体を確かめる
「今まで一度も鳴かなかったのに、ここ数日、夜になると鳴く」——この場合、しつけの問題ではないことがよくあります。
夜に痛みが出やすいのには理由があります
- 昼間の刺激が無くなり、痛みに意識が向く
- 横になった姿勢で痛む……腰や関節はとくにそうです
- 気温が下がる……関節の痛みは冷えると強くなります
- 飼い主さんが寝てしまい、そばに来てほしくて鳴く
次のようなことが一緒に見られたら、様子を見ずに動物病院へご相談ください。
- 抱き上げたとき、触ったときに鳴く/嫌がる
- 階段やソファを上りたがらなくなった
- ごはんの食べ方が変わった/食べない
- 水を飲む量、おしっこの量が変わった
- 同じ姿勢でじっとしている/落ち着かず動き回る
- お腹を触られるのを嫌がる/背中を丸めている
鳴き方も手がかりになります。「クーン」と高い声で短く鳴くのは、要求や不安のことが多いです。いっぽう悲鳴のような声、うめくような低い声は、痛みのことがあります。
とくにシニア期に入っている場合は、次の「老犬の夜鳴き」もあわせてお読みください。
夜泣きの原因と対策
迎えたばかりの子犬が鳴くとき
私たちがいちばん多くご相談をいただくのが、ここです。お迎えの最初の数日、多くの子が夜に鳴きます。
それまで兄弟と一緒に寝ていた子が、初めて1頭で夜を過ごすのですから、当たり前のことです。おおむね数日から2週間ほどで落ち着きます。
「無視する」の、本当の意味
子犬の夜鳴きに「無視しましょう」と書かれているのをよく見ます。これは半分正しくて、半分危ないです。
無視してよいのは「要求で鳴いている」ときだけです
鳴いたら来てもらえた、という経験が積み重なると、「鳴けば来る」を覚えます。ここで応じないことには意味があります。
無視してはいけないのは、次のときです
- ごはんを食べていない・食べる量が減っている……子犬は低血糖を起こすことがあります。ぐったりする、ふらつく、体が冷たいときはすぐに動物病院へ
- トイレをしたい……子犬は膀胱が小さく、夜通しは我慢できません
- 寒い・暑い……小さな体は室温の影響を受けやすいです
- 下痢や嘔吐がある
- いつもと明らかに鳴き方が違う
迷ったら静かに様子だけ見てください。声をかけたり、出したりせず、そっと確認する。「鳴いたら来る」を教えずに、危ないことだけ拾えます。
最初の数日にやっておくこと
- 寝床をご家族の近くに置く……最初から離れた部屋にしない。慣れてから移します
- 寝床の半分を覆う……布をかけて、囲まれた場所を作ります
- 寝る前にトイレを済ませる
- 夕方に少し遊ぶ……寝る直前に興奮させると、逆に眠れません
- 部屋を暗くする……昼と夜の区別をつけます
私たちは365日のしつけサポートをご用意しています。お迎えの夜に困られたら、そのままご連絡ください。「これは待っていい鳴き方か、そうでないか」——そこを一緒に見ます。
原因が分かってしまえば、その問題に対しどのようなアプローチが最適なのかを選択すれば基本的には改善されます。考えられる原因を下記にまとめてありますので、当てはまる場合は是非参考にして頂ければと思います。
運動不足
対策→
就寝前にワンちゃんが満足するような遊びを行うことで、夜中に疲れて寝てしまう状況を作り夜はハウスで寝ることを習慣づけ改善を促していきます。
雨の日など、外に出れない時にはノーズワークなどを用いて脳を使うことで余っているエネルギーに満足感を与えることもおすすめです。
お腹が空いている
対策→
過去に「吠えてみたらごはんが出てきた」という経験があると【お腹がすいた→ごはんが欲しい→吠える】という流れがワンちゃんの中でできてしまうため、吠えている時は要求に応えない(無視をする)事を徹底することで改善されていきます。
他にも【要求したいことがある→吠える】となっているため、吠える以外の要求方法を教える事も一つの対処法です。
どの方法でトレーニングをしていくにしても家族全員で徹底して行っていく必要があります。
一人で寝るのに慣れていない(子犬)
対策→
お迎えしたばかりだと過去に一人になった経験がない子がほとんどなため、どうしても不安になり今まで一緒にいた兄弟やお母さんを吠えて呼んでしまう事があります。
この時期に吠えているからという理由でかまってしまうと吠えたら来てくれるという学習をしてしまうため、少しでも安心してくれるような環境づくり(お湯を入れたペットボトルに親犬や兄弟の匂いのするタオルをまくなど)をし1人になることに慣れてもらうことが必要です。
ストレス
対策→
運動不足と似たような内容になりますが、犬種によってストレスの発散方法が異なる場合があります。また、ストレスの原因を探ることができれば、早期の改善に繋がります。ワンちゃんの犬種の特性を理解し、ストレス発散することで夜泣きの回数は減ってくるでしょう。
例えば、音に敏感なワンちゃんの場合↓
雷の音が怖くて夜泣きしてしまう→ケージに毛布などをかけて音を軽減させてあげる
などといった、ストレスの原因が分かれば対策もでき、夜泣きの軽減を見込むことができます。
直らなくて辛いと感じる場合はプロに相談
ワンちゃんの問題行動に直面すると、いくつもの壁が立ちはだかることでしょう。いくらアドバイスを貰っても、自分で調べて実践しても上手くいかないこともあると思います。
そういう場合は、全てを一人で背負うのではなく、相談して専門スタッフと共に改善していきましょう。
また、問題行動以外で考えられる原因もあります。下記の場合も可能性としては低くないので、合わせて調べるのも良いかもしれません。
分離不安症
分離不安症は精神的な病気です、わがままなのか分離不安症なのかの判断は素人目では分かりづらいため獣医士などに一度見てもらうことが必要です。もし本当に分離不安症なのであれば精神安定剤などによる薬物治療と問題行動を改善する行動療法を併用し改善に向け治療を行っていくことが必要でしょう。
合わせて読みたい参考記事↓
犬が離れると吠える|分離不安の見分け方と練習のしかた【2026】
認知症(老犬)
認知症の場合は直すということが難しいため吠えても大丈夫な環境作りが必要となります。
認知症だと診断するのは個人では難しく、獣医師や専門のスタッフなどに調べてもらう必要があるため、様子がおかしいと感じる際はかかりつけの病院へ受診しましょう。
老犬の夜鳴きは、しつけでは直りません
シニア期に入ってから夜鳴きが始まった場合、認知症(高齢性認知機能不全症候群)の可能性があります。
11歳以上の犬では約3割、15歳以上では6割以上で、何らかの症状がみられるという報告があります。
夜鳴きは、その代表的な症状のひとつです。ほかに昼夜が逆転する/ぼんやりする/呼びかけに反応しない/同じところをぐるぐる歩く/狭いところに入って出られなくなる/失禁などがあります。
出典:アニコム損害保険「みんなのどうぶつ病気大百科」認知症<犬>
ここで大事なことを書きます。認知症の夜鳴きは、叱っても、無視しても、直りません。本人にも理由が分かっていないからです。「しつけが足りない」と思わないでください。
できること
- まず動物病院へ……行動の変化が別の病気から来ていることもあります。確かめてから対応を決めます
- 昼間に光と刺激を入れる……日中に日を浴びる、短く散歩する。昼夜のリズムが戻ることがあります
- 模様替えをしない……家具の配置が変わると混乱します
- ぶつからない・落ちない部屋にする……徘徊するので、角を覆う、段差をふさぐ
- 栄養補助を相談する……EPA・DHA などの成分で進行が緩やかになることが知られています
- 薬を相談する……不安が強いとき、眠れないときに使う薬があります
確実に有効な治療法は、まだ確立されていません。それでも、環境を整えることと薬で、ご家族が眠れる夜は取り戻せることがあります。一人で抱えず、かかりつけの先生にご相談ください。
「無視すれば直る」と聞きましたが、本当ですか
要求で鳴いている場合に限れば、正しいやり方です。ただし、知らずにやると必ずつまずくところが2つあります。
1. 始めると、いったん激しくなります
今まで通じていた方法が通じなくなると、犬は「もっと強く」やってみます。鳴き声が大きくなり、時間も長くなります。これは効いていないのではなく、効き始めた合図です。
ここで根負けして応じると、「長く鳴けば来る」を教えたことになり、前より悪くなります。始めるなら、やり切れる日を選んでください。
2. 家族全員でそろえないと、効きません
一人が無視して、一人が応じると、犬から見れば「たまに当たる」ことになります。たまに当たるほうが、毎回当たるより強く残ります。先に家族で決めてください。
そして、いちばん大事なことをもう一度書きます。無視してよいのは、要求で鳴いているときだけです。痛み、トイレ、寒さ、子犬の低血糖——これらは無視してはいけません。
無視するだけでは足りません。「鳴かなくてもいいこと」を教えるほうが、ずっと早く終わります。静かにしているときに声をかける、そっとおやつを置く。静かなときに良いことが起きると、鳴く必要がなくなります。
近所迷惑になっていないか心配の方に
最後に「夜泣きの原因や対策は分かったけど、心配は消えない」という方に、今すぐにでも対策できる方法を紹介します。ワンちゃんの原因解明と夜泣きが落ち着くまでは下記で紹介する方法を是非試してみてください。
行動を起こすことで、精神的にも緩和されると思います。
防音対策をしてみる
手軽に出来る対策として、防音カーテンに変更してみることもおすすめです。
お部屋の雰囲気も変わり気分も晴れるだけでなく、遮光や冷気を遮断してくれて快適に過ごすことができます。
原因が分かれば、その問題に沿った対策ができるのですが、分からない場合はこのような対策で対応してみましょう。
ご近所の方に挨拶をする
夜泣きで一番困る悩みのトップといっても過言ではない【近所迷惑】は、飼い主さんだけが気にしている場合も少なくありません。しかし、夜泣きでご近所トラブルに発展してしまうケースも実際に起きています。
トラブルを回避する方法の一つとして、ご近所への挨拶も有効的です。
「夜うるさくないですか?」などと話題を自ら振ることで、無関心ではないことを認知してもらい友好的な解決策を見つけましょう。
プロに相談する
記事を読んで実践してもなかなか直らない場合や、本当に困っている場合はドックトレーナーに一度相談してみましょう。
自身では気が付かない原因やトレーニング方法の見直しなど、詳しいアドバイスをもらうことが最短の解決策です。
習慣化する前に対策を
夜泣きや問題行動は、自然に直ることはほとんどありません。夜泣きなどを、いつか自然に直るだろうとほったらかしにしてしまうと、吠えが習慣化してしまい癖になり、直すのも時間がかかります。気になる問題は早急に対策して、自分で行うのが難しい場合はドックトレーナーに相談してみましょう。
よくある質問
犬が急に夜鳴きするようになりました。なぜですか?
今まで鳴かなかった子が急に鳴き出したときは、まず体を確かめてください。夜は昼間の刺激が無くなって痛みに意識が向き、横になった姿勢や冷えで痛みが強くなります。触られるのを嫌がる/階段を上りたがらない/食欲が変わった/水を飲む量が変わった——こうしたことが一緒にあれば、様子を見ずに動物病院へご相談ください。
犬が夜に「クーン」と鳴くのはなぜですか?
高い声で短く鳴くのは、要求や不安のことが多いです。そばに来てほしい、トイレに行きたい、寂しい——といった気持ちです。いっぽう、悲鳴のような声やうめくような低い声は、痛みのことがあります。鳴き方が普段と違うと感じたら、体を確かめてください。
子犬の夜鳴きは無視していいですか?
要求で鳴いているときだけです。ごはんを食べていない子は低血糖を起こすことがあります。ぐったりする、ふらつく、体が冷たいときはすぐに動物病院へ。トイレ、寒さ・暑さ、下痢や嘔吐も無視してはいけません。迷ったら声をかけず、出さず、静かに様子だけ見てください。「鳴いたら来る」を教えずに、危ないことだけ拾えます。
子犬の夜鳴きは、いつまで続きますか?
おおむね数日から2週間ほどで落ち着きます。それまで兄弟と一緒に寝ていた子が、初めて1頭で夜を過ごすのですから、鳴くのは当たり前のことです。寝床は最初からご家族の近くに置いてください。離れた部屋にするのは、慣れてからで大丈夫です。
無視を始めたら、前より激しく鳴くようになりました
効いていないのではなく、効き始めた合図です。今まで通じた方法が通じなくなると、犬は「もっと強く」やってみます。ここで根負けして応じると、「長く鳴けば来る」を教えたことになり、前より悪くなります。また、家族の一人でも応じると効きません。「たまに当たる」ほうが、毎回当たるより強く残るからです。
老犬が夜鳴きします。しつけ直せますか?
しつけでは直りません。シニア期からの夜鳴きは認知症(高齢性認知機能不全症候群)のことがあり、11歳以上の犬では約3割、15歳以上では6割以上に何らかの症状がみられるという報告があります。まず動物病院へ。行動の変化が別の病気から来ていることもあります。昼間に光と刺激を入れる、模様替えをしない、栄養補助や薬を相談する——こうしたことで、ご家族が眠れる夜は取り戻せることがあります。
近所迷惑が心配です。今すぐできることはありますか?
防音カーテンに替えるのが手軽です。遮光や冷気も抑えられます。もうひとつはご近所へ先に声をかけておくことです。「夜うるさくないですか」と自分から尋ねると、気にしていることが伝わり、話がこじれにくくなります。そのうえで、原因に合った対策を進めてください。
夜だけ鳴きます。運動不足でしょうか?
その可能性はあります。ただし、寝る直前に激しく遊ばせるのは逆効果です。興奮が残って、かえって眠れなくなります。夕方までに体を動かし、寝る前は静かに過ごす——この順番にしてください。雨の日は、鼻を使う遊び(おやつを隠して探させる)でも満足します。
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まとめ
夜鳴きは「いつから鳴いているか」で見るところが変わります。迎えたばかりの子犬なら数日から2週間ほどで落ち着きますが、ごはんを食べていない・ぐったりしているときは待たずに動物病院へ。今まで静かだった子が急に鳴き出したときは、しつけの前に体を確かめてください。シニア期からの夜鳴きは、しつけでは直りません。そして「無視する」を当てはめてよいのは、要求で鳴いているときだけです。無視するより、静かにしているときに良いことが起きるようにするほうが、ずっと早く終わります。私たちは365日のしつけサポートをご用意しています。お迎えの夜に困られたら、そのままご連絡ください。
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