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子犬はいつから吠える?吠え方の種類と見分け方【2026】
公開日:2024年9月5日(木) 更新日:2026年10月19日(月) 吠え
この記事の要点
子犬が吠えるようになる時期は月齢では決まりません。インターホンの音そのものは怖くなく、「あの音がすると人が来る」と経験してから吠え始めます。警戒吠えは放っておくと強くなるので、きっかけを減らし、音の意味を上書きしてください。
「吠えるのをやめさせたい」と調べる前に、その吠えがどの種類なのかを見分けてください。種類が違えば、やることも変わります。同じ「吠え」に見えて、要求している吠えと、こわがっている吠えでは、正しい対応が正反対になることもあります。
この記事では、よく調べられている「子犬はいつから吠えるのか」「警戒吠えはいつまで続くのか」から順に書きます。
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子犬を見る子犬はいつから吠えるようになりますか
月齢では決まりません。「生後◯か月になったら吠える」という決まりはなく、経験を積むことで増えていきます。
インターホンの音そのものが怖いのではありません。
吠えるようになるのは、「あの音がすると、知らない人が来る」と何度か経験したあとです。つまり、吠えは育つ場所で決まる部分が大きいということです。
だから、迎えてすぐの数か月が効きます
環境省の資料では、犬の社会化期は生後3週から16週までとされています。さまざまなことを受け入れやすい時期です。
この時期に、インターホン、掃除機、バイクの音、宅配の人——こうしたものを「鳴っても何も起きない」という経験として通しておくと、あとから警戒吠えになりにくくなります。音を聞かせるだけでなく、そのあと何も悪いことが起きないところまでが1セットです。
なお、この資料には「社会化期を過ぎても、ゆっくりと時間をかければさまざまなことに慣らすことは可能です」とも書かれています。成犬になってからでは手遅れ、ということではありません。
「チワワは吠えやすい」は本当ですか
傾向として語られることはありますが、犬種で決まる部分は思われているより小さいです。犬の行動を大規模に調べた研究では、犬種で説明できるのは個体ごとの行動の違いのうち約9%と報告されています(サイエンス誌、2022年)。
同じチワワでも、まったく吠えない子と、よく吠える子がいます。犬種を理由にすると、その子に何が起きているかを見落とします。
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吠え方の種類を見分ける
ここが本題です。まず、いつ・何に向かって吠えているかを3日ぶん書き出してください。それだけで、たいてい種類が分かります。
| 種類 | こんなとき | 見分ける手がかり | やること |
|---|---|---|---|
| 要求吠え | ごはん前、遊んでほしいとき、ケージから出してほしいとき | 人のほうを見て吠える。応えるとやむ | 吠えているあいだは応えない。静かになった瞬間に応える |
| 警戒吠え | インターホン、通行人、ほかの犬、バイクの音 | 外や玄関のほうを向いて吠える。体が前のめり | きっかけを減らす。音を良いことと結び直す |
| 興奮吠え | 帰宅時、散歩の前、遊んでいる最中 | しっぽが振れている。走り回る | 落ち着くまで始めない。動きを止めて待つ |
| 不安の吠え | 留守番中、飼い主が見えなくなったとき | 人がいると出ない。録画すると分かる | 留守番の練習をやり直す |
| 体の不調 | 急に、今までと違う場面で吠え出した | 触ると嫌がる/歩き方が変わった/夜に多い | しつけの前に受診する |
アニコム損害保険の解説では、吠えは要求吠え・警戒吠え・興奮吠えの3つに分けて説明されています。表の下2つは、しつけの話に入る前に切り分けておきたいものとして加えました。
とくにいちばん下の行を先に外してください。今まで吠えなかった場面で急に吠え出したときは、痛みや体調の変化が理由のことがあります。しつけで何とかしようとしても変わりません。
警戒吠えはいつまで続きますか
よく調べられている問いですが、期間では答えられません。放っておくと、時間がたつほど強くなる仕組みがあるからです。
アニコム損害保険の解説では、警戒吠えについて吠えたら脅威が去った、という経験を繰り返すことで強まっていくと説明されています。ここが大事なところです。
考えてみてください。郵便配達も宅配も、通行人も、必ず去っていきます。犬の側から見れば、吠えるたびに毎回成功していることになります。だから「そのうち落ち着くだろう」では落ち着きません。
やることは2つです。きっかけを減らすことと、意味を上書きすることです。
今日からできる3つ
| やること | なぜ効くか | |
|---|---|---|
| 1 | きっかけを減らす。カーテンを閉める、窓際に居場所を作らない、玄関が見えない場所で休ませる | 吠える回数そのものが減るので、成功体験が積み上がらない |
| 2 | 意味を上書きする。インターホンが鳴ったら、吠える前におやつを置く。何日も繰り返す | 「あの音=良いことがある音」に置き換わる |
| 3 | やんだ瞬間に褒める。落ち着いてから「オスワリ」ができたら、そこで褒める | 静かにしていることのほうに、意味がつく |
2番目でつまずく方が多いので補足します。おやつは、吠えたあとに出してはいけません。吠える前、音が鳴った直後に出してください。吠えてから出すと、吠えたことにごほうびが付きます。
間に合わないようなら、まずインターホンの音量を下げる、録音を小さい音で流すところから始めてください。吠えない距離・吠えない音量から始めるのが原則です。
やってはいけないこと
- 大きな声で止める……犬から見れば、一緒に吠えているように受け取られることがあります。場の興奮も上がります
- 吠えている最中に構う……抱き上げる、なでる、話しかける。どれも「吠えたら反応があった」になります
- 吠え止まないから応える……1回でも通ると、次はもっと長く吠えます
- 体を押さえて止める……力や不快で止める方法は、しつけにも問題行動の治療にも使うべきでないとされています
- 家族で対応が違う……人によって応えたり応えなかったりすると、いちばん粘る形になります
4つ目について補足します。米国獣医行動学会は2021年の見解で、力・痛み・精神的または身体的な不快に頼る方法は使うべきではなく、そうした方法が必要だという証拠も無いとしています。こわがって吠えている場合、押さえればその場は止まりますが、こわさは残ります。
吠えをゼロにする必要はありません
ここまで対策を書いてきましたが、まったく吠えない犬を目指す必要はありません。吠えることは犬の言葉のひとつで、知らせてくれているという面もあります。
目指すのは、ゼロにすることではなく、加減できるようにすることです。2〜3回吠えて、こちらが声をかけたらやめられる。その状態になれば、近所に迷惑をかけることはまずありません。
逆に、今までよく吠えていた子が急に吠えなくなったときは、気にかけてください。元気が無い、耳が聞こえにくくなっている、といった変化のことがあります。
よくある質問
子犬はいつから吠えるようになりますか?
月齢では決まりません。経験を積むことで増えていきます。音そのものが怖いのではなく、「あの音がすると知らない人が来る」と何度か経験したあとに吠えるようになります。ですから、育つ場所と最初の数か月の過ごし方で変わる部分が大きいです。
警戒吠えはいつまで続きますか?
期間では答えられません。放っておくと強くなる仕組みがあるからです。警戒吠えは、吠えたら脅威が去った、という経験を繰り返すことで強まっていきます。郵便配達も宅配も通行人も必ず去っていくので、犬の側から見れば毎回成功しています。「そのうち落ち着く」では落ち着きません。きっかけを減らすことと、音の意味を上書きすることの2つを始めてください。
チワワは吠えやすい犬種ですか?
傾向として語られることはありますが、犬種で決まる部分は思われているより小さいです。犬の行動を大規模に調べた研究では、犬種で説明できるのは個体ごとの行動の違いのうち約9%と報告されています。同じチワワでも、まったく吠えない子とよく吠える子がいます。犬種を理由にすると、その子に何が起きているかを見落とします。
吠えの種類はどうやって見分けますか?
いつ、何に向かって吠えているかを3日ぶん書き出してください。それだけでたいてい分かります。人のほうを見て吠え、応えるとやむなら要求吠え。外や玄関のほうを向いて前のめりなら警戒吠え。しっぽが振れていれば興奮吠えです。人がいるときには出ず、留守番のときだけ出るなら不安の吠えなので、留守番の練習をやり直します。
急に吠えるようになりました。しつけの問題ですか?
今まで吠えなかった場面で急に吠え出したときは、しつけの前に体を確かめてください。痛みや体調の変化、耳の聞こえ方が変わったことが理由のこともあります。触ると嫌がる、歩き方が変わった、夜に多い——こうした変化があれば受診してください。体に理由があるときは、どんなしつけをしても変わりません。
吠えをまったくしない犬にできますか?
目指さなくて構いません。吠えることは犬の言葉のひとつで、知らせてくれているという面もあります。目指すのはゼロにすることではなく、加減できるようにすることです。2〜3回吠えて、こちらが声をかけたらやめられる。その状態になれば、近所に迷惑をかけることはまずありません。
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まとめ
子犬が吠え始める時期は月齢では決まらず、経験で増えていきます。まずは要求・警戒・興奮のどれなのかを、いつ何に向かって吠えているかで見分けてください。警戒吠えは放っておくと強くなるので、きっかけを減らし、音の意味を上書きします。急に吠えるようになったときは、しつけの前に体を確かめてください。
フローエンスでは、子犬のうちから人の出入りや生活音のある場所で育てています。それでも、音への反応は一頭ずつ違います。生まれたときから見ているので、どの子が何に反応しやすいかは見学のときにお伝えできます。お迎えのあとも、しつけのご相談を365日お受けしています。
「吠えにくい子」に育つかは、社会化期がカギ!
ブリーダーの元で親兄弟と一緒に過ごし、心の土台(社会性)がしっかり育っている子犬は、無駄吠えしにくい穏やかな性格に育ちやすいと言われています。
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