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先住犬が新しいワンちゃんと仲良くしないときの対処法について解説
公開日:2025年2月16日(日) 更新日:2026年10月6日(火) 犬の育て方
この記事の要点
先住犬が受け入れたかどうかは、「同じ空間で伸びて寝るか」で分かります。警戒している相手のそばで、犬は無防備な姿勢を取りません。仲良く遊ぶ組み合わせはむしろ少数で、お互い気にせず過ごせれば十分です。ごはん・声かけは先住犬を先に。今までの寝床とルールは変えないでください。失うものがあるのは先住犬のほうです。
ワンちゃんを新しく迎えた際に、先住犬が仲良くしてくれないことはよくあります。先住犬にとっては自分の生活環境が変化するため、ストレスや不安を感じることもあるでしょう。新しいワンちゃんが加わることで、先住犬が不安になったり、縄張り意識を持ったりすることが考えられます。特に、長年一緒に暮らしてきた先住犬が、突然現れた”新入り”を受け入れられないケースは珍しくありません。
また、ワンちゃん同士の相性だけでなく、飼い主さまの接し方も関係します。先住犬が新しいワンちゃんとどのように関わるかは、日々の生活のルールづくりによって変わってきます。本記事では、先住犬が新しいワンちゃんと仲良くしない理由や、スムーズに馴染ませるための方法を詳しく解説します。ワンちゃん同士の関係をよりよくするために、飼い主さまができる具体的なステップをお伝えしますので是非参考にしてください。
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子犬を見る先住犬が仲良くしない理由とは?

ワンちゃん同士が仲良くできないのにはさまざまな理由があります。
例えば、先住犬が新しいワンちゃんの存在に戸惑いを感じる場合や、警戒心が強くて距離を取ろうとする場合もあります。また、性格の違いや、過去の経験によって他のワンちゃんとの関わり方が分からないことも考えられるでしょう。
こうした理由を理解し、適切な対応を取ることで、ワンちゃん同士の関係を少しずつ改善していくことが可能ですが、まずは原因を知ることが大切です。以下、具体的な原因について詳しく解説します。
縄張り意識が強い
先住犬は新しいワンちゃんが自分のテリトリーに入ることを嫌がることがあります。特に、家の中や寝床などは縄張り意識が強くなる場所です。先住犬が新入りを威嚇したり、吠えたりするのは、自己防衛の一環かもしれません。
縄張り意識が強い子は、自宅に訪問者が来た時に吠えてしまう子や窓から外に向かって吠えてしまう子などといったご家族以外に【吠え】の行動がある子が多いです。
しかし、家族愛が強く守ろうとする責任や、それが自分の仕事だと誤認識していることも考えられるので、縄張り意識=悪いものではないことを事前に理解しておきましょう。
性格の違い
ワンちゃんにも性格があり、相性が合わない場合があります。活発な性格のワンちゃんと、おっとりしたワンちゃんが一緒になると、ペースが合わずストレスを感じることもあります。
性格の違いが原因でうまくいかない場合、無理に仲良くさせようとせず、それぞれが安心して過ごせる環境を整えることが大切です。
例えば、お散歩は別々にする、嫌がっていたらすぐに飼い主さまが引き離すなど、お互いのワンちゃんへの配慮が重要になるでしょう。
飼い主さまの接し方
飼い主さまが新しいワンちゃんばかりにかまうと、先住犬が嫉妬することがあります。これまで一番だった先住犬が「自分の立場が奪われた」と感じると、新入りを拒絶する可能性があります。
こうした場合、先住犬の不安を和らげるために、飼い主さまがバランスよく接することが重要です。
また、新しく迎え入れる際のポイントとしては、先住犬を一番にすることです。
極端にしてはいけませんが、バランスを見ながら先住犬の自信を無くすような接し方をしないように注意しましょう。
社会化の不足
先住犬が他のワンちゃんと接する機会が少なかった場合、新しいワンちゃんとどう関わればよいのかわからず、距離を取ってしまうことがあります。
この場合は、ワンちゃんの性格の問題ではありません。
社会化が出来なかった環境によるもののため、新しく迎え入れるワンちゃんと共に社会化を学び直す必要があるでしょう。
社会化を覚えることに遅いはないので、時間をかけて学ばせることで解消するので
社会化について詳しく記載している記事も参考にしてください。
犬の社会化に”遅い”はない!社会化の理解とトレーニングについて
犬の社会化不足による問題行動の治し方と難しいと言われる理由とは
新しく載った子犬
先住犬が受け入れたサイン
「いつになったら安心していいのか」——いちばん多いご質問です。次のような様子が見られたら、受け入れつつあると考えて構いません。
早い段階で出るもの
- 同じ部屋にいても、じっと見張らなくなる
- 新入りがそばを通っても、体が固くならない
- 新入りがいる場所で、あくびをしたり体を振ったりする……緊張がゆるんだ合図です
- ごはんを普通に食べる(最初は残す子もいます)
受け入れたと言っていいもの
- 同じ空間で、伸びて寝る……いちばん確かな合図です。警戒している相手のそばで無防備な姿勢は取りません
- 新入りのにおいを嗅ぎに、自分から行く
- 遊びに誘う(前足を伸ばしてお尻を上げる姿勢)
- おもちゃを取られても、怒らずに別のもので遊ぶ
- 並んで飼い主のところへ来る
「一緒に遊ぶ」までいかなくても大丈夫です。多くの組み合わせは「お互いに気にせず過ごせる」ところに落ち着きます。それで十分に成功です。
逆に、最初から仲良く遊ぶ組み合わせのほうが少数だと思っておいてください。期待しすぎると、うまくいっているのに焦ってしまいます。
これは危ないサインです
じゃれ合いと本気の見分けがつかない、というご相談もよくいただきます。
| 遊び | 危ないとき | |
|---|---|---|
| 体の動き | 大げさで、弾むように動く | 動きが止まる。体が固まってから動く |
| 声 | うなっても声が高く、途切れる | 低く、続く |
| 交代 | 追う・追われるが入れ替わる | 一方的。いつも同じ子が追われる |
| 間 | ときどき止まって、また始める | 止まらない |
| 毛 | — | 背中の毛が立つ |
| 片方の様子 | 両方が続けたがる | 一方が逃げ場を探している・隠れる |
「一方が逃げている」なら、それは遊びではありません。すぐに離して、別々の空間にしてください。
体格差が大きいときは、とくに注意してください。先住犬にその気が無くても、じゃれただけで子犬がけがをします。落ち着くまでは、必ず人が見ている場でだけ一緒にしてください。
先住犬のストレスに気づいてください
新入りのことばかり見ていると、先住犬の負担を見落とします。今までひとりで過ごしていた場所に、いきなり同居人が来たのです。
- 下痢・軟便になる……いちばん出やすい変化です
- 食欲が落ちる/急に早食いになる……取られると思っています
- 同じところをなめ続ける(前足など)
- フケが急に増える
- 吠える回数が増える/逆に静かになりすぎる
- トイレを失敗する……叱らないでください。戻ります
- 飼い主から離れない/隠れて出てこない
こうした変化が出たら、新入りと引き合わせる時間を減らしてください。進めるより、戻すほうが早く済みます。
続くようなら動物病院へ。下痢が長引く、食べない、体重が減るは、ストレスだけの問題ではないこともあります。
先住犬を先にする、を徹底してください
順位を教えるためではありません。先住犬にとって「自分の暮らしが変わっていない」ことが、いちばんの安心になるからです。
- ごはん・おやつ・声かけを先に
- 今までの寝床とおもちゃは、そのまま残す……新入りに使わせないでください
- 先住犬とだけ過ごす時間を、毎日作る……散歩を別々に行くだけでも変わります
- 今までのルールを変えない……子犬が来たからとソファを禁止にしない
新入りは、まだ何も失っていません。失うものがあるのは先住犬のほうです。そこを守ってあげてください。
どれくらいで慣れますか
よく検索されているご質問です。数日で落ち着く組み合わせもあれば、数か月かかることもあります。
| 時期 | 目安 |
|---|---|
| 1〜3日 | 顔を合わせない。別の部屋で過ごし、においだけ交換する |
| 4〜7日 | 柵越し・サークル越しに姿を見せる。短時間から |
| 2〜4週 | 人が見ている場で、少しずつ一緒に。このあたりで「気にしなくなる」子が多い |
| 1〜3か月 | 留守番も一緒にできるように。焦らないでください |
この日程は目安です。緊張が見えたら、次に進まず戻してください。急いで1回怖い思いをさせるより、遅いほうが結局は早く終わります。
年齢差が大きいほど、時間がかかりやすい傾向があります。シニアの先住犬に子犬を迎えた場合は、とくにゆっくり進めてください。子犬の勢いは、シニアには負担です。
それでもうまくいかないときは
生活空間を完全に分ける、という選択があります。階を分ける、時間帯で分ける、部屋を分ける——方法はいくつもあります。
「仲良くさせる」を諦めることは、失敗ではありません。お互いが安全に落ち着いて暮らせるほうが大切です。無理に同じ空間で過ごさせ続けると、いつか事故が起きます。
フローエンスでお迎えいただいた飼い主さまには、専門のトレーナーにご相談いただける無料の相談ダイヤルをお渡ししています。迷っている段階でご連絡ください。こじれる前のほうが、打てる手が多く残っています。
先住犬と新しいワンちゃんを仲良くさせる方法

ワンちゃん同士が仲良くなるには、適切なステップを踏むことが重要です。新しいワンちゃんとの関係を良好にするために、飼い主さまができる工夫やサポート方法を紹介します。
また、大前提として無理矢理仲良くさせる必要はないことを予め理解しておきましょう。
同じ家族であっても年齢や性格が違えば、遊び方や休み方も異なることは当たり前の現象です。
下記でお伝えする方法をまずはお試しください。
先住犬を優先して接する
先住犬を優先的にかわいがることで、「自分の立場は変わらない」と安心させることが重要です。食事や散歩も先住犬から行うようにしましょう。
しかし、あまり極端に先住犬ばかりを可愛がってしまうと、新しいワンちゃんに対して攻撃的になってしまったり、飼い主さまの興味を引こうと吠えてしまったりなど、問題行動が強化されてしまう可能性があります。
そのため、優先順位をつけるだけで愛情の注ぎ方は平等にしましょう。
一緒に遊ぶ時間を増やす
おもちゃを使った遊びや散歩を一緒に行うことで、共通の楽しい体験を増やします。遊びを通じてお互いの距離を縮められます。
最初はワンちゃん同士の絆が未熟のため、飼い主さまの気を引こうとしたり、意地悪をしてしまうこともあるかもしれませんが、同じ時間を過ごし、同じ体験をすることで仲間意識が自然と芽生えて仲良くなることも十分にあるでしょう。
トレーナーに相談する
上記の方法はあくまでも一般的な方法であり、特定の解決策にならないこともあるかと思います。
ワンちゃんの性格や育った環境だけでなく、ご家族の構成や間取り、知識などワンちゃんの性格を形成する要因は各家庭によって様々であり、新しく迎え入れるワンちゃんの性格も未知数であるため、適切なアドバイスはヒヤリングをしてからでないとお伝え出来ない部分があるのも事実です。
無理矢理仲良くさせようと同じ空間に居させてしまえばワンちゃんのストレスも蓄積され、体調を崩してしまうかもしれません。もし不安が大きくなってしまったら、お気軽に相談しましょう。
相談することは解決の近道となるはずです。
よくある質問(Q&A)
Q1. 先住犬が新しいワンちゃんに吠え続けるのですが、どうすればいいですか?
A. 吠えたときに過度に反応せず、静かにさせたら褒めてあげることが大切です。
Q2. 先住犬が新しいワンちゃんのご飯を横取りしてしまいます。
A. 食事の際は別々の場所で与え、落ち着いて食べられる環境を作りましょう。
Q3. 先住犬が新しいワンちゃんに嫉妬してしまうようです。
A. 先住犬を優先して接することで安心感を与え、ストレスを軽減しましょう。
Q4. ずっと仲良くならない場合はどうしたらいいですか?
A. 仲良くなることを強要せず、それぞれのスペースを確保することも選択肢の一つです。または、ドッグトレーナーに相談しましょう。
Q5. 先住犬が新しいワンちゃんを無視してしまいます。
A. 無理に接触させず、時間をかけて慣れさせることで徐々に関係を築けます。
先住犬が受け入れたサインは何ですか?
いちばん確かなのは「同じ空間で、体を伸ばして寝る」ことです。警戒している相手のそばで、犬は無防備な姿勢を取りません。その手前では、じっと見張らなくなる・そばを通っても体が固くならない・新入りがいる場所であくびをするといった変化が出ます。
どれくらいの期間で慣れますか?
数日で落ち着く組み合わせもあれば、数か月かかることもあります。多くは2〜4週間で「気にしなくなる」あたりに落ち着きます。年齢差が大きいほど時間がかかります。シニアの先住犬に子犬を迎えた場合は、とくにゆっくり進めてください。
遊んでいるのか、けんかなのか分かりません
「一方が逃げ場を探している」なら遊びではありません。遊びなら追う・追われるが入れ替わり、ときどき止まってはまた始まります。危ないのは動きが止まってから飛びかかる・低い声が続く・背中の毛が立つ・いつも同じ子が追われるときです。すぐに離してください。
先住犬が下痢をするようになりました
ストレスで最も出やすい変化です。引き合わせる時間をいったん減らしてください。進めるより戻すほうが早く済みます。下痢が長引く、食べない、体重が減るときは、ストレスだけの問題ではないこともあるので受診してください。
先住犬を優先したほうがいいですか?
はい。ただし順位を教えるためではありません。「自分の暮らしが変わっていない」と分かることが、先住犬にとっていちばんの安心になるからです。ごはん・おやつ・声かけを先にし、今までの寝床とおもちゃはそのまま残してください。先住犬とだけ過ごす時間を毎日作ることも効きます。
先住犬が子犬を嫌がって、うなります
うなるのは「これ以上近づかないで」という警告です。叱らないでください。叱って黙らせると、次からは警告なしにいきなり噛むようになります。うなったら子犬のほうを離し、先住犬が逃げられる場所を用意してください。
どうしても仲良くならない場合は?
生活空間を完全に分ける、という選択があります。階を分ける、時間帯で分ける、部屋を分ける——方法はいくつもあります。「仲良くさせる」を諦めることは失敗ではありません。無理に同じ空間で過ごさせ続けるほうが、事故につながります。
まとめ

先住犬が新しいワンちゃんと仲良くしない理由はさまざまですが、焦らず時間をかけることが大切です。ワンちゃん同士が信頼関係を築くためには、飼い主さまの適切なサポートが必要になります。日々の生活の中で、先住犬の安心感を保ちつつ、新しいワンちゃんとの良好な関係をゆっくりと育んでいきましょう。
また、ワンちゃんの相性や性格によっては、すぐに打ち解けることが難しい場合もあります。そのため、焦らずに時間をかけ、ワンちゃんたちのペースに合わせた接し方を心がけることが大切です。場合によっては、ドッグトレーナーに相談するのも一つの方法です。ワンちゃんたちの気持ちを尊重しながら、穏やかで楽しい生活をサポートしていきましょう。
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