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犬が飛びつく理由とは?止めるためのしつけ方法と重要ポイントを解説
公開日:2026年8月7日(金) 更新日:2026年8月7日(金) あそび
帰宅時や来客があった際に、愛犬が喜びのあまり勢いよく飛びついてくることはありませんか。嬉しい愛情表現である一方で、服が汚れたり、相手を転倒させてしまったりと、思わぬトラブルにヒヤッとした経験を持つ飼い主さまも少なくないでしょう。
この飛びつき癖には、単なる甘えだけでなく、さまざまな心理が隠されています。 この記事では、犬がなぜ飛びついてしまうのか、その気になる理由を解説するとともに、今日から実践できる具体的なしつけ方法や、止めさせるための重要なポイントを分かりやすくご紹介します。
愛犬の気持ちを正しく理解し、適切なコミュニケーションを学ぶことで、お互いにとってより安全で信頼に満ちた関係を築いていきましょう。
犬が飛びつく理由

愛犬が飛びつく行動は、単に嬉しい気持ちを表しているだけではありません。その背景にはさまざまな理由が隠されています。ここでは、考えられる主な3つの心理を見ていきましょう。
喜びや親愛の情を伝えたいというポジティブな感情
犬が飛びつく最も一般的な理由は、喜びや愛情といったポジティブな感情表現です。飼い主さまが帰宅した際に、しっぽを振りながら勢いよく飛びついてくるのは、「会えて嬉しい!」という気持ちが抑えきれない状態です。
また、犬は本来、相手の口元を舐めて挨拶する習性があるため、大好きな飼い主さまの顔に近づこうとして飛びつくこともあります。「抱っこしてほしい」「もっと撫でてほしい」といった甘えたい気持ちや要求を伝えるための行動でもあるのです。
ただし、散歩不足などで運動欲求が満たされていないと、あり余ったエネルギーが喜びの感情と結びつき、吠えながら激しく飛びつくなど、より強い表現になることもあるため注意が必要です。
不安や警戒心などのストレスによる心理的反応
飛びつきは、必ずしもポジティブな感情からだけ起こるわけではありません。時には、不安や恐怖、警戒心といった心理的なストレスのケースもあります。
例えば、散歩中に見知らぬ人や他の犬に会ったとき、あるいは慣れない場所で大きな物音がしたときなどに、恐怖心からパニックになり、飼い主さまに助けを求めるように飛びつくことがあります。
これは、自分を守るための反射的な行動です。 また、相手を威嚇して「あっちへ行け!」と追い払うために、攻撃的に飛びかかることも考えられます。
本能的な衝動や過去の成功体験に基づく学習
犬が本来持っている本能や、これまでの経験から学んだことも、飛びつきの理由として考えられます。犬には動くものを追いかける狩猟本能があるため、目の前で人や物が素早く動くと飛びついてしまうことがあります。
さらに重要なのが、「飛びついたら、良いことが起きた」という過去の成功体験です。 例えば、子犬の頃に飛びついた際に飼い主さまが「あらあら」と喜んで撫でてしまったり、来客が「かわいいね」と構ってしまったりした経験はないでしょうか。
犬は「飛びつくと注目してもらえる」と学習し、要求を通すための手段として行動を繰り返すようになります。
犬の飛びつく癖を止めさせるしつけ方法

愛犬の飛びつき癖を改善するためには、根気強いしつけを通じて『落ち着いた方が良いことがある』と教えてあげることが大切です。ここでは、ご家庭でできる具体的な3つのアプローチをご紹介します。
おすわりをさせる
飛びつきそうなタイミングで「おすわり」の指示を出すのは、非常に効果的な方法です。犬はおすわりの姿勢をとっている間、物理的に飛びつくことができません。以下の手順で教えていきましょう。
- まず、リードをつけた状態でおやつやおもちゃを用意します。
- 愛犬が飛びついてきたら、おやつなどを顔の上に見せて意識を上に向けさせます。
- 「おすわり」と声をかけ、リードを軽く上に引きながらお尻を優しく押して座らせます。
この手順で取り組むと、犬の意識が飛びつきからおやつなどに移り、「おすわりをすると良いことがある」と学習します。これを繰り返すことで、興奮を落ち着かせ、飛びつき行動を徐々に減らしていくことができます。
アイコンタクトを取る
飛びつきの対象から意識をそらすために、飼い主さまと目を合わせるアイコンタクトを取り入れることも重要です。
愛犬が興奮して飛びつこうとしているときに名前を呼び、しっかりと目と目を合わせます。意識が飼い主さまに向くことで一時的に衝動が抑えられ、次の「おすわり」や「待て」といった指示を落ち着いて聞ける心理状態を作ることができます。
いざという時にスムーズに視線を向けられるよう、日頃から目が合ったら褒める習慣をつけておくのがポイントです。
構わずに無視する
「構ってほしい」「遊んでほしい」という要求から犬が飛びつく場合、あえて無視をすることも有効なしつけの手法です。
犬が飛びついてきた瞬間にスッと背を向け、目を合わせず、声もかけず、手で払いのけることもしないようにします。
この対応により「飛びついても良いことは起きない」という事実を学習させます。愛犬が4本足が床につき、完全に落ち着いた状態になってからおやつなどのサプライズでたっぷりと褒めてあげましょう。
犬の飛びつく癖を止めさせるためのポイント

犬の飛びつき癖を改善するには、日々のトレーニングだけでなく、愛犬の心身が満たされているかを見直すことも大切です。落ち着いて過ごせる環境作りのために、以下のポイントを意識してみましょう。
体力を発散させる
飛びつきの大きな原因の一つに、エネルギーの有り余りがあります。日頃から以下のような方法で体力を適切に発散させてあげることが、落ち着きを取り戻すための重要なポイントです。
- 毎日の散歩時間を十分に確保する
- ドッグランなどで思いきり走らせる
- 室内で「引っ張りっこ」や「宝探し」などの遊びを取り入れる
このように心身ともにエネルギーを放出させることで、突発的な興奮を抑えやすくなります。運動欲求が満たされて満足感を得ている犬は、無駄な興奮が減りしつけの指示も通りやすくなるというメリットもあります。
欲求不満を理解して改善する
愛犬が何に対してストレスや不満を感じているのかを把握し、解決してあげることも根本的な改善につながります。
「もっと構ってほしい」「退屈だ」という欲求不満から注意を引くために飛びつく場合、ただ叱るだけでは解決しません。
日頃から適切なスキンシップの時間を設け、精神的な充足感を与えてあげましょう。愛犬の欲求を正しく理解し、生活の質を高めてあげることで、飛びつきという問題行動に頼らなくても満足できる心の余裕を作ってあげることが大切です。
まとめ

犬が飛びつく理由には、溢れんばかりの喜びだけでなく、不安や本能、そして「飛びついたら構ってもらえた」という過去の学習も関係しています。
癖を止めさせるためのしつけは、おすわりでの誘導や、アイコンタクトで意識をそらすこと、そして「飛びついても構ってもらえない」と伝えるための無視を徹底することが成功のコツです。
焦らず愛犬のエネルギーや欲求不満にも目を向けながら、根気よく取り組んでいきましょう。
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