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お留守番中に犬がうんちを踏んでしまうなぜ?原因と対策について解説
公開日:2024年9月6日(金) 更新日:2026年10月6日(火) トイレ
この記事の要点
帰宅して汚れていたら、まず叱らずにぬるま湯で洗ってください。時間が経ってからの叱責は隠れて排泄する原因になります。踏んでしまうのは、ケージが狭い・出かける前に排泄を済ませていない・体力が余っている、のいずれかです。犬はもともとトイレと寝床を分ける動物なので、踏むのは「分けられない状況になっている」サインです。
お仕事や用事でワンちゃんを一人でお留守番させる際に、帰宅後ワンちゃんがうんちまみれになって困ってしまっている飼い主さまも少なくないと思います。今回はそんなうんちを踏んでしまう理由と対策をお伝えいたします。お困りの飼い主さまは是非参考にして頂ければ幸いです。
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子犬を見るいま、うんちまみれです(帰宅してすぐにすること)
「洗い方」「シャンプー」で調べてこられた方へ。先に、いますぐやることをお伝えします。
まず、叱らないでください。
時間が経ってから叱っても、犬は何を叱られたのか分かりません。それどころか「排泄そのものを叱られた」と受け取り、隠れてするようになったり、証拠を消そうとしてうんちを食べるようになったりします。後始末が今より大変になります。黙って片づけてください。
| 順番 | やること |
|---|---|
| 1 | 犬をケージから出し、汚れを広げないよう浴室へ連れて行く |
| 2 | ぬるま湯(38度前後)で流す。乾いて固まっていたら、湯を当ててふやかしてから |
| 3 | 汚れが一部ならその部分だけ洗う。全身なら通常のシャンプーを |
| 4 | 足の指のあいだ・肉球のあいだ・肛門まわりは残りやすい。指で開いて確認 |
| 5 | 顔まわりは最後。目と耳に入れない。濡らしたタオルで拭くだけで十分 |
| 6 | しっかり乾かす。生乾きは皮膚のトラブルのもとになります |
| 7 | ケージ・トイレシート・毛布も同時に洗う |
7番目を飛ばさないでください。においが残っていると、犬は同じ場所を「ここで出していい場所」と認識します。洗っても取れないにおいは、ペット用の消臭剤(酵素系)を使うと落ちやすくなります。
口のまわりが汚れていた場合は、うんちを口に入れた可能性があります。口のまわりを拭き、水を飲ませてください。そのあと下痢や嘔吐が出たら、動物病院へご相談ください。
毎日シャンプーしても大丈夫ですか?
毎日のシャンプーは避けてください。皮膚の脂を落としすぎて、かえって荒れやすくなります。
汚れが続く時期は、「汚れた部分だけをぬるま湯で洗う」「温かい濡れタオルで拭く」を基本にしてください。全身のシャンプーは週1回程度までにとどめるのが目安です。
ただし全身にべったりついてしまったときは、そのつど洗って構いません。汚れを残すほうが皮膚にはよくありません。洗ったあとは保湿を意識し、赤みやかゆみが出たら受診してください。
そもそも毎日洗う状況が続いているなら、原因を取り除くほうが先です。次の章からは、なぜ踏んでしまうのかと、その減らし方をお伝えします。
新しく載った子犬
うんちを踏んでしまう原因
まず始めに、犬という動物は個体差はあるものの、基本的にはキレイ好きでトイレと寝床は分ける生き物です。しかし、子育てにおいて子犬のうんちを舐めて掃除することもあり、人間が思う排泄物とは違った位置づけとなっていることを念頭において置きましょう。
踏んでしまうケースの多くは下記の3つに分けることできるため、原因が分かれば対策も比較的簡単に改善することが可能となります。
それでは見てみましょう。
ケージが小さい
もっとも考えられるのがケージが適切なサイズとなっているかです。
身体のサイズに合っていないサイズの空間での長時間のお留守番は、ワンちゃんにとっても「踏みたくないのに遊んでる最中に踏んじゃった」「ベッドで寝ようと移動しただけなのに…」といったアクシデント的に踏んでしまう可能性が高くなってしまいます。
うんちを汚いものと認識していない
冒頭で触れたように「汚い」という認識は弱いですが、「踏みたくない」「汚れたくない」という気持ちはあるため、基本的には避けて通ります。しかし、毎日のようにうんちの真横で寝ていたり踏んで通るしかない環境で育ってしまえば次第に踏みたくない汚れたくないという感情は薄まってしまうでしょう。
十分なお散歩ができていない
お散歩が要因となるケースでは2つあります。
・排泄の時間がなかった(お留守番前にトイレに行けず結果踏んでしまう量になってしまった)
・体力が有り余っている(ケージ内で動き回り踏んでしまう)
この2つが要因となると、キレイ好きな子であっても踏んでしまう可能性は高くなるでしょう。
踏まないようにする対策について
それでは、次に上記でご説明した原因について対策を考えてみましょう。
ワンちゃんの性格は育ってきた環境や現居住空間、家族構成などで大きく左右するほど複雑なため、絶対的な正解はありませんが、現状でできる最善策を一緒に考えていけたらと思います。
ケージを広くする
小型犬であっても長時間のお留守番をする際は通常より大きいサイズのケージを用意してあげましょう。その理由としては、やはり動ける(遊べる)空間がトイレとベッド以外に必要だからです。トイレとベッドしかない部屋で長時間待機するのは人間でも息苦しさを感じると思いますが、ワンちゃんも同様です。
理想のサイズはこちら↓
・屋根付きで飛び出し防止機能あり
・お留守番以外では前面オープンでトイレとして使える
お留守番が長い場合はトイレが分かれているケージを使用しましょう。トイレとベッドを個室化にすることでエリア分けをワンちゃんが学習し踏んでしまうリスクを軽減できるでしょう。
また、分かれていないけど十分なサイズを確保できた、それでも踏んでしまう場合には、トイレトレーを変えてみましょう。
トレーの枠に高さがあるものにすれば、跨いでトイレに行くことになります。その結果、トイレエリアの区別が付きやすくなり、踏んでしまう可能性も軽減されるでしょう。
おすすめのトイレトレー↓
・フチが高くエリア分けができる
・トイレシーツいたずら防止ネット付
排泄したらすぐに掃除する
すぐに掃除することで、排泄物=片付けるものというイメージを持たせます。
ワンちゃんの活動エリア内にて、排泄物がない状況を可能な限り保てるように心掛けましょう。トイレシートも一回一回取り替えるのはお金がかかるから使えなくなったタイミングで取り替えたいと思う気持ちも十分に分かりますが、汚れているシートで排泄したくない子もいるので、踏んでしまうリスク、トイレ以外でしてしまうリスクを回避するために速やかに掃除をしましょう。
十分なお散歩時間の確保
上記でご説明した通り、お散歩には2つの要因があります。
1、排泄する時間がなかった
これについては、お留守番をする前に排泄するタイミングを失った結果、お留守番時に汚してしまうことが考えられるからです。
キレイ好きな子やこだわりのある子はトイレシートは緊急用としての意識が高く、野外での排泄を好むことがあります。また、身体を動かすことで催すこともあるのでお散歩の時間は可能な限り確保することが望ましいでしょう。
雨の日やお散歩の時間がない場合などは、室内で出来る運動を取り入れるのもおすすめです。
2、体力が有り余っている
これについては、若いワンちゃんの多くは体力お化けとなり飼い主さまの方が先に体力の限界を迎えてしまうことも少なくありません。
年齢と共に体力や興奮度合いも徐々に落ち着いてきますが、それでも動物の体力は凄まじいものです。
そのため、体力を消費するためにもお散歩は重要であり、疲れさせることでケージは寝るところになれば踏んでしまうリスクも軽減されます。
おすすめ運動グッズ↓
・頭も使うため満足感を得ることができる
・おやつが入っているため飽きることがない
フードの見直
ワンちゃんのフードを見直してみる方法も検討してみてください。
どのフードであっても間違いではありませんが、合う合わないはあります。
内容としては、油分が多かったり、たんぱく質が多かったりといったフードの種類は多種多様でグラム当たりのエネルギー量も異なるため、気が付かないうちに必要以上に与えてしまったいたことが原因で排泄回が多くなり、結果お留守番中に踏んでしまうことに繋がっているかもしれません。
お留守番の回数が多い場合のおすすめ対策
普段から長時間のお留守番の回数が多い場合には、下記で紹介する方法を優先して取り入れてください。お仕事やお出かけから帰ってうんちまみれだったら心身ともに疲れてしまうことでしょう。飼い主さまの精神状態やワンちゃんの問題行動を軽減することに効果的なおすすめ方法を紹介します。
お出かけ前に排泄させる
外出前に排泄させておくことが理想ですが、ワンちゃんのタイミングではなく、飼い主さまのタイミングで排泄してくれたら忙しい限られた時間でも排泄させることが可能となります。
その方法が【コマンド】でトイレをしてもらうことを学習させることです。
やり方は、排泄とコマンドを紐づけることで覚えてもらうので、排泄をしようとするタイミングでに言いやすい言葉「ワン・ツー」「トイレ・トイレ」などを言い終わったら褒める、を繰り返すことで、コマンドでトイレをしてくれるようになります。
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犬のコマンド一覧と教える順番|日本語・英語・ドイツ語の合図
ご飯をあげる時間を工夫する
ワンちゃんの排泄タイミングの把握はできていますでしょうか?
例えば、朝起きたら(6時頃)まずトイレに行く、ご飯を食べてから平均10分後にトイレに行く、といったある程度具体的なタイミングを把握出来ていればお出かけする時間から逆算する対策を行うことができます。
最低でも外出の何分前までにご飯をあげよう、といったルールを作るのもおすすめです。
十分なスペースを確保する
こちらに関しては上記でご説明した通りになりますが、注意点をご説明したいと思います。
1、トイレを覚えるまでは急に拡張しない
→失敗するリスクが高くなるとトイレをトイレでしなくなるため
2、飛び出せる子の場合は屋根付きもしくは高さのあるケージを用意しましょう
→活発な子はケージを登ったり、ジャンプして飛び越えてしまう子もいます。そのため、ワンちゃんに合った適切なケージを選びましょう。
成犬になっても続く/急に始まった場合
子犬のうちは、多くが成長とともに落ち着きます。問題は「大人になっても続く場合」と「今まで平気だったのに急に始まった場合」です。この2つは、意味が違います。
大人になっても続く場合
この場合、しつけの問題ではなく環境が体に合っていないことがほとんどです。次の3つを確認してください。
- ケージが体に対して狭くなっていないか……子犬のときに買ったサイズのまま使っていませんか。体が大きくなれば、トイレと寝床を分ける余裕がなくなります
- 留守番の時間が延びていないか……我慢できる時間を超えると、寝床の近くでもせざるを得ません
- トイレと寝床の距離……犬は寝る場所から離れた所で排泄したがります。同じ面に並んでいると踏みやすくなります
「もう大人だから覚えるはず」と考えず、まず物理的な余裕を作ってください。ケージを一回り大きくしただけで解決することは珍しくありません。
急に始まった場合は、体調を疑ってください
今までできていたのに急にできなくなったときは、しつけではなく体の問題である可能性があります。
| 一緒に見られること | 考えられること |
|---|---|
| 便がゆるい・回数が増えた | 間に合わずに漏れている。食事や胃腸の不調 |
| 立ち上がりにくい・姿勢がつらそう | 関節や腰の痛みで、排泄の姿勢が取れていない |
| 水を飲む量・おしっこが増えた | 内臓の不調が隠れていることがあります |
| 夜鳴き・同じ所をぐるぐる回る(シニア) | 認知機能の低下 |
| 食欲が落ちた・元気がない | 早めの受診を |
上の表に当てはまるものがあれば、環境を変える前に動物病院へご相談ください。原因が痛みや不調なら、ケージを広げても解決しません。
とくにシニア期に入ってから急に増えた場合は、体の変化であることが多いものです。叱らず、まず受診してください。
いつまでも続く訳ではない
帰宅後にうんちを踏み荒らされて疲弊してしまう経験はワンちゃんを飼っている方であれば一度は通る道です。しかし、年齢とともに排泄回数が減ったり、適切な対策を講じることでこのような問題も徐々になくなっていきます。
もうダメだと諦めてしまうのではなく、今だけ頑張ろう!という気持ちで向き合いましょう!
万が一、飼い主さまの限界が来たときは、ひとりで抱え込まずにドッグトレーナーへご相談ください。フローエンスでは、お迎えのあとも、しつけのご相談を365日お受けしています。
よくある質問
帰ってから叱ったほうがいいですか?
叱らないでください。犬は「いま起きていること」と結びつけるので、時間が経ってから叱ると帰ってきた飼い主さまが怖いという記憶になるだけです。黙って洗って、環境のほうを変えてください。
ケージはどれくらいの広さが必要ですか?
トイレと寝床のほかに、体の向きを変えて歩ける余白があることが目安です。長時間の留守番では、ふだんより1サイズ大きいものを用意すると踏みにくくなります。
トイレとベッドを離しても踏みます
体力が余って動き回っている可能性があります。出かける前に散歩や遊びで発散させてください。それでも続くなら、トイレを別の区画にできるタイプのサークルが有効です。
うんちの回数が多いのですが、減らせますか?
ごはんの回数と時間を見直すと変わることがあります。出かける直前ではなく1〜2時間前に食べさせて、出かける前に排泄を済ませる流れにすると、留守番中の回数が減ります。
体が汚れたら毎回シャンプーすべきですか?
毎回洗うと皮膚を痛めます。汚れた部分だけをぬるま湯で洗い流し、しっかり乾かしてください。全身のシャンプーは月1〜2回で十分です。
そのうち直りますか?
年齢とともに排泄の回数が減り、落ち着くことが多いです。ただし「うんちの横で寝るのが当たり前」になってしまうと、汚れたくないという気持ちが薄れます。早めに環境を整えてください。
子犬がうんちまみれになるのは、いつまで続きますか?
多くは生後6か月ごろまでに落ち着いていきます。膀胱や腸のはたらきが育ち、我慢できる時間が延びるためです。ただし個体差が大きく、ケージの広さや留守番の時間によっても変わります。1歳を過ぎても続く場合は、成長待ちではなく環境を見直してください。
大人になってから急に踏むようになりました
今までできていたのに急にできなくなった場合は、体の問題が隠れていることがあります。便がゆるい、立ち上がりにくい、水を飲む量が増えた、といった変化が一緒に見られるなら、環境を変える前に動物病院へご相談ください。シニア期は認知機能の低下が関わることもあります。
うんちを食べてしまいます
子犬では珍しくない行動で、多くは成長とともに減ります。叱ると「見つかる前に消そう」として、かえって増えることがあります。排泄したらすぐ片づける、留守番中はケージを広くしてトイレと寝床を離す、といった対応が基本です。大人になっても続く場合や、下痢・体重の減少を伴う場合は受診してください。
においが取れません
洗剤だけでは残ることがあります。ペット用の酵素系消臭剤を使うと落ちやすくなります。においが残っていると、犬はそこを「排泄していい場所」と覚えてしまうため、ケージ・トイレシート・毛布まで含めて洗ってください。床の材質によってはしみ込むので、早めの処置が効きます。
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まとめ
留守番中にうんちを踏むのは、しつけができていないからではありません。ケージが狭い、出かける前に排泄を済ませていない、体力が余っている——そのどれかで、犬が踏まずにいられない状況になっています。帰ってから叱っても伝わりません。環境のほうを変えてください。多くは年齢とともに落ち着きますが、うんちの横で寝るのが当たり前になると汚れたくないという気持ちが薄れるので、早めに手を打つほうが結局は楽です。フローエンスでは、お迎えいただいた飼い主さまに無料の相談ダイヤルをお渡ししています。
トイレトレーニングは「環境」で決まることも!
ブリーダーのもとで、親犬やきょうだい犬から適切な生活習慣を学び始めている子犬たち。お迎え後のトイレの悩みも、育てたブリーダーに直接相談できるから安心です。
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