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犬が石を食べる理由と対策4選|誤飲を防ぐしつけと緊急時の対応
公開日:2026年8月7日(金) 更新日:2026年8月7日(金) しつけ・トレーニング
犬が散歩中や庭先で石を口にすると「なぜ食べるの?」「すぐ病院へ行くべき?」と不安になることはありませんか?石を食べる行動には、好奇心やストレス、空腹、栄養不足、誤飲癖などさまざまな理由が考えられます。
放っておくと歯が欠けてしまったり、消化管に詰まったりする危険があるため、原因を知ったうえで早めに対策するのが大切です。本記事では、犬が石を食べる主な理由と対策に加えて誤飲を防ぐしつけ、緊急時の対応について解説します。
犬が石を食べる理由とは?
犬が石を食べる行動には、単なるいたずらだけではなく、好奇心や栄養不足など複数の理由が関係している場合があります。とくに子犬は、身の回りのものを口に入れて確認する時期があり、石や砂も探索行動の一部として口にするケースも少なくありません。
一方で、成犬になってからも石を食べる行動が続く場合は、食事内容や生活環境、心身の不調が隠れている可能性も考えられます。ここでは、犬が石を食べるときによくある理由をチェックしましょう。
周囲への好奇心による「自然な探索行動」
子犬期の犬は、周囲にあるものを口に入れて確認することがあります。石もにおいや感触が気になり、遊びや探索の一部としてくわえる場合があります。
成長とともに落ち着くケースもありますが、誤って飲み込む危険があるため注意が必要です。散歩中は足元をよく見て、石に興味がでそうなときは名前を呼んだり、おもちゃで気をそらしたりしましょう。
ミネラルなどの「栄養不足」
食事の量や栄養バランスが合っていない場合、犬が石や砂などを口にすることがあります。
体に必要な栄養素が不足していると、食べ物ではないものを舐めたり噛んだりする行動につながる可能性があるので注意が必要です。手作りごはんを与えている場合や、運動量が多い犬の場合は、とくに食事内容を見直す必要があります。
愛犬が急に石を食べるようになった場合は体に不良が隠れている可能性もあるため、動物病院への相談も検討しましょう。
日常的な不満や不安による「ストレス」
犬はストレスを感じたときに、石を噛んだり飲み込んだりするケースがあります。特に下記などは、犬にとって精神的な負担になりやすい要素です。
- 運動不足
- 留守番時間の長さ
- 引っ越し
- 家族構成の変化
- 生活リズムの乱れ
不満や不安をうまく発散できないと、石を噛んだり飲み込んだりして気持ちを落ち着かせようとする場合があります。家具を噛む、吠えやすい、落ち着きがないなどの変化がある場合も注意しましょう。
散歩や遊びの時間を増やし、安全に噛めるおもちゃを用意すると、石への興味をそらしやすくなります。
飼い主の関心を引こうとする「注目獲得」
犬が石をくわえたときに飼い主が慌てて反応すると「構ってもらえた」と学習する可能性があります。その結果、気を引くために石をくわえる行動を繰り返してしまうケースも少なくありません。
追いかけ回すと遊びのように感じる犬もいるため、落ち着いて対応しましょう。普段から「ちょうだい」「離して」などの合図を練習し、石を離せたらしっかり褒めることが大切です。
愛犬が咥えた石をおやつやおもちゃと交換する習慣を作ると、誤飲の予防にもつながります。
犬に石を食べさせないための対策4選
犬に石を食べさせないためには、口に入れてから慌てて止めるのではなく、原因を減らす対策が大切です。健康状態や食事などを見直すことで、石への興味や誤飲のリスクを下げやすくなります。
ここでは、犬に石を食べさせないための対策を4つ紹介します。
定期的な健康診断と食事内容の見直し
犬が石を食べる行動には、栄養バランスの乱れや体調不良が関係している場合があります。まずは動物病院で健康診断を受け、寄生虫の有無や病気が隠れていないか確認しましょう。
日々の食事では、年齢や体重、運動量に合った総合栄養食を適量与えることが大切です。食欲や便の状態、体重の変化もあわせて確認すると、体調の変化に気づきやすくなります。
手作りごはんが中心の場合は、ミネラルなどが不足していないか見直す必要があります。
石を口にさせないための物理的な環境整備
石を食べる癖がある犬には、石に近づけない環境づくりが大切です。散歩コースは、砂利道や河原ではなく、舗装された道や石の少ない場所を選びましょう。
庭で遊ばせる場合も、小石や砂利を片づけ、犬が口にしやすいものを減らしておくと安心です。夕方や夜の散歩では足元が見えにくいため、ライトを使い、飼い主が先に異物を見つけて避ける意識を持ちましょう。
くわえたものを安全に吐き出させるしつけ
万が一、犬が石を口に入れたときに備えて「出して」「ちょうだい」などの合図を覚えさせておきましょう。無理に口を開けようとすると、犬が慌てて飲み込んだり、取られまいとして逃げたりすることがあります。
おやつやおもちゃと交換しながら、口に入れたものを離す練習を日頃から行うことが大切です。最初は室内で安全なおもちゃを使い、落ち着いた環境で練習すると成功しやすくなります。
石を離せたらしっかり褒め、吐き出す行動をよい経験として覚えさせましょう。
十分な運動や遊びによるストレス解消
退屈さや運動不足、ストレスが原因で石を噛んだり食べたりする犬もいます。散歩の時間を確保し、におい嗅ぎや遊びを取り入れることで、犬の欲求を満たしやすくなります。
硬いものを噛みたい犬には、噛みごたえのある安全なおもちゃを用意しましょう。石ではなくおもちゃで遊ぶ習慣をつけることで、異食行動の予防につながります。
犬が石を食べてしまった場合はどうする?
犬が石を食べてしまった場合は、まず落ち着いて状況を確認することが大切です。石の大きさや形などによって対応が変わります。
飼い主の自己判断で吐かせようとすると、喉や消化管を傷つけるおそれがあるため、無理な処置は避けましょう。石を口にした直後の対応と、動物病院を受診すべきケースを解説します。
即座に行うべきこと・応急処置
犬がまだ石を口の中に入れている場合は、慌てて追いかけたり、無理に口を開けたりしないようにしましょう。驚いた犬が石を飲み込んでしまう可能性があります。
この場合は犬の注意を別のものに向けながら、普段から好きなおやつやおもちゃを見せて、自分から口を離すように促しましょう。すでに飲み込んだ場合は、無理に吐かせず犬の様子を確認してください。
小さな石であれば便と一緒に出ることもありますが、腸を傷つけるリスクもあるため、便の状態やその後の体調を注意深く見守りましょう。
動物病院での診察が必要になるケース
5mm以上の石を飲み込んだ場合や、大量の砂や石を食べた場合は、早めに動物病院へ連絡しましょう。大きい石や鋭い石は、喉や消化管に詰まったり、腸閉塞を起こしたりする危険があります。
食べたところを見ていなくても、下記などの症状がある場合は受診が必要です。
- 嘔吐
- 下痢
- 便秘
- 血便
- 腹痛
- 元気がない
- 食欲がない
病院では、いつ、どこで、どのくらいの大きさの石を食べたかを伝えると診察がスムーズに進みます。判断に迷う場合も自己判断で様子を見続けず、動物病院へ相談しましょう。
まとめ
犬が石を食べる行動には、好奇心や栄養不足、ストレス、飼い主の関心を引きたい気持ちなどが関係しています。石の誤飲を防ぐには、食事内容や健康状態を見直し、石そのものに近づきにくい散歩コースを選ぶことが大切です。
万が一石を飲み込んだ場合は、無理に吐かせず、石の大きさや犬の様子を確認したうえで、必要に応じて動物病院へ相談しましょう。
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