- 子犬販売ならブリーダー直販のフローエンス
- わんちゃんコラム
- トイレ
- 猫と犬のトイレ問題の対策|猫が犬のトイレでするときは?
猫と犬のトイレ問題の対策|猫が犬のトイレでするときは?
公開日:2025年2月20日(木) 更新日:2026年10月6日(火) トイレ
この記事の要点
猫と犬のトイレは兼用できません。別々に用意して、お互いが届かない場所に置きます。猫が犬のシートでするなら、猫のトイレの数・汚れ・大きさ・場所を先に見直します。犬が猫のうんちを食べるなら、教えるより届かない配置と即片づけです。
猫と犬を一緒に暮らさせると、トイレのことは必ず一度はぶつかります。「猫が犬のトイレシートでしてしまう」「犬が猫のトイレに入って砂を散らかす」「犬が猫のうんちを食べてしまう」。この3つが、ご相談として圧倒的に多いものです。
先に結論を書きます。猫と犬のトイレは別々に用意して、お互いが届かない場所に置きます。そして、猫が犬のシートでするようになったときは、犬のしつけではなく猫のトイレ側に不満が無いかを先に見ます。この記事では、その見分け方と置き方を、順番に書きます。
いま子犬1119頭がご家族を募集中です
子犬を見る猫と犬のトイレは、別々に用意します
兼用はできません。トイレに求めるものが、猫と犬でまったく違うからです。
| 猫 | 犬 | |
|---|---|---|
| 形 | 砂を掘って、出したものを隠す。砂の入った箱が要る | シートの上でする。掘らない、隠さない |
| 覚え方 | もともと隠す習性があるので、砂とにおいで覚える | 教えないとシートの上ではしない。トレーニングで覚える |
| 場所 | 人の出入りが少ない、落ち着ける場所。ごはんから離す | 人の動線から外れた静かな場所。寝床から離す |
| 数 | 飼っている猫の数+1個 | 留守番が長ければシートを広く、または2〜3か所 |
アニコム損害保険の解説では、猫には「排泄物を隠すという習性がある」とされ、においのついた砂を入れておくとトイレを覚えるのが早くなるとあります。犬にその習性はなく、「シートの上でする」は教えて初めて覚えるものです。この違いを踏まえると、片方のトイレをもう片方が使うことは、どちらにとっても本来の形ではないと分かります。
猫のトイレの基準は、同じ解説にはっきり書かれています。数は「お家にいる猫ちゃんの数+1個」、大きさは「猫ちゃんの体長の1.5倍くらい」、形は「屋根や扉がない開放的なトイレ」、場所は落ち着いてできるところで「ごはんの場所とは離して」。犬と一緒に暮らす家では、ここに「犬が届かない」という条件が1つ足されます。
新しく載った子犬
猫が犬のトイレシートでするとき
このご相談がいちばん多いです。猫が犬のシートでするのは、猫がわがままなのではなく、猫のトイレのどこかが気に入らないサインです。猫は本来、砂を掘れる場所を選びます。それをやめてまで平らなシートに来ているなら、猫トイレ側に理由があります。
同じ解説には「汚れているとその場所を嫌ってトイレで排泄をしなくなります」「気に入らないトイレだと排泄を失敗してしまう」とあります。上の基準と照らして、次を順に確かめてください。
| 確かめること | よくある外れ方 | 直し方 |
|---|---|---|
| 数 | 猫1匹にトイレ1個 | 猫の数+1個にする。犬が入れない場所に2個目を置く |
| 汚れ | 1日1回もすくっていない | 出たらすぐすくう。少なくとも朝晩。砂は定期的に全部替える |
| 大きさ・形 | 子猫のころの小さい箱/屋根つき・扉つき | 体長の1.5倍くらいの、屋根の無い箱に替える |
| 場所 | 洗濯機の横、玄関、犬がのぞきに来る場所 | 人と犬の出入りが少ない場所へ。ごはんと水から離す |
| 砂 | 最近、種類を変えた | 前の砂に戻す。変えるなら少しずつ混ぜて移す |
もうひとつ、猫と犬の家ならではの理由があります。犬のシートのほうが、猫トイレより静かで落ち着く場所に置かれていることです。猫は「安全に用を足せる場所」を選ぶので、犬が寝ている時間に、誰も来ないシートを使うようになります。この場合は、猫トイレの場所のほうを見直します。
犬のシートのほうは、猫が行けない場所に移すか、犬がいるときだけ出す形にします。猫を叱っても直りません。叱ると、猫はトイレ自体を我慢するようになります。猫の膀胱炎予防としては、おしっこが膀胱内に長時間留まらないようにすることも重要です。我慢させる方向は体にもよくありません。
犬が猫のトイレに入る・砂を散らかすとき

犬が猫トイレに入るのは、しつけの失敗ではなく、そこに行けてしまう置き方の問題です。砂は掘って楽しく、においも気になります。「入らないように教える」より「入れない」ようにするほうが、犬にも猫にも早いです。
- 猫だけが通れる幅にする……ペットゲートやドアストッパーで、猫がすり抜けられて犬は通れないすき間を作る。小型犬と猫は体格が近いので、幅は実際に試して決める
- 高さを使う……猫は飛び乗れて犬は上がれない台の上に置く。ただし猫が年をとると上がれなくなるので、その時期は下ろす
- 猫トイレのある部屋に、犬が入らない時間を作る……留守番中は犬をサークルに、猫はトイレのある部屋を自由に
- 犬のトイレは別の場所に、シートで……犬に猫砂を使う理由はありません。シートで覚えさせてください
ゲートを付けた直後は、猫のほうが警戒してトイレに行かなくなることがあります。ゲートは開けたまま数日置いて、猫が通り慣れてから閉めてください。猫がトイレを我慢する状態を作らないためです。
犬が猫砂を口にする子もいます。少量なら様子を見てよいことが多いですが、固まるタイプの砂をまとまった量食べたときや、吐く・元気が無い・便が出ないときは、動物病院に連絡してください。猫砂に届かない配置にするのが、いちばんの予防です。
犬が猫のうんちを食べるとき
ここは正直に書きます。「食べないように教える」方法は、ほとんど効きません。犬の食糞を調べた2018年の調査(飼い主1,552件)では、叱る・追い払うなどの行動で直す方法の成功率は1〜2%、市販の防止用品も0〜2%でした。同じ調査で、犬が食べるのは新しいうんち(2日以内)が85%です。
つまり、やることは「教える」ではなく「食べられる状態を作らない」です。
- 猫のトイレを、犬が届かない場所に……上の章の置き方そのまま。これで9割は終わります
- 出たらすぐすくう……猫トイレを頻繁にすくうことは、猫の側の基準(清潔)とも一致します
- 叱らない、騒がない……同じ解説も「食糞しても叱らない、反応しないこと」としています。取り合いになると、早く食べるようになります
なぜ猫のうんちなのか、については同じ解説に、食糞の理由として「消化の問題や食材との相性、フードのにおい」が挙げられています。キャットフードはドッグフードより動物性のたんぱく質が多いので、においが強く、犬にとって魅力があるのだろうと考えられますが、ここは推測にとどまります。
気をつけていただきたいのは、自分のうんちと、他の動物のうんちでは危なさが違うことです。犬が自分のうんちを食べても特に心配はいりませんが、他の動物のうんちを食べると感染症が成立する恐れもあります。同居の猫のうんちは屋外のものより感染のリスクは低いものの、猫が寄生虫の治療中のときや、犬に下痢・嘔吐が出たときは受診してください。猫側の便検査が済んでいるかを、猫の担当の獣医師に確かめておくと安心です。犬の食糞そのものについては、犬がうんちを食べる理由とやめさせ方に詳しく書いています。
置き場所の決め方|間取りで考える
ここまでの条件を、家の中に落とし込みます。順番は猫のトイレの場所を先に決めて、犬のトイレをあとからです。猫のほうが場所にうるさく、動かすと失敗が出やすいからです。
| 猫のトイレ | 犬のトイレ | |
|---|---|---|
| 置く場所 | 人の出入りが少ない奥の部屋、廊下の突き当たりなど。犬が入れない仕切りの内側 | リビングの端など、家族の気配はあるが動線ではない場所 |
| 離すもの | ごはんと水、洗濯機など音の出るもの、犬のトイレ | 寝床、ごはんと水、猫のトイレ |
| お互いの距離 | 別の部屋か、少なくとも視線が通らない位置。用を足しているときに相手が見えると、どちらも落ち着けません | |
| 2つめ以降 | 猫の数+1個。別々の場所に | 留守番が長い日は広く、または2〜3か所 |
| 一度決めたら | 動かさない。動かすなら数日かけて少しずつ | |
犬のほうは場所を教え直せます。トイレトレーニングをやり直せば、犬は新しい場所を覚えます。猫はそうはいかないので、家の中で「いちばん静かで、犬が来ない場所」は猫に譲ってください。犬のトイレの教え方は犬のトイレトレーニングの記事に、ケージの中の配置はケージの中に置くものの記事に書いています。
急に粗相が増えたら、しつけより先に体を見ます
ここまでは「置き方」の話でした。ただし、それまでできていたのに急に失敗が増えた場合は、猫も犬も、先に体を疑います。
猫については、下部尿路の病気の症状として血尿、少量ずつ何度もトイレへ行く頻尿、水をよく飲む、重くなると尿が出なくなる、が挙げられます。オスは尿道が細く長いので詰まりやすく、詰まると腎不全や尿毒症で命に関わることがあります。少量ずつ何度も行く、トイレ以外でする、トイレに行くのに出ていない。このどれかが見えたら、置き方を直す前に動物病院へ。
犬も同じで、急に増えた失敗は膀胱炎などが隠れていることがあります。おしっこが出ていないときの緊急の目安と、急に増えたときの見方は犬のおしっこだけ失敗する記事の冒頭に書いています。
受診のときに、どちらの子の失敗か、いつから、回数、量、色、水を飲む量、を控えて行くと話が早く進みます。猫と犬の両方がいると「どちらがしたのか分からない」ことがあるので、見た時間と場所だけでもメモしておいてください。
置き方を直しても、体に問題が無くても失敗が続く場合は、ひとりで抱え込まずにご相談ください。フローエンスでは、お迎えのあとも、しつけのご相談を365日お受けしています。猫との相性そのものについては、猫と仲良くできる犬種の記事と犬と猫の遊び方の記事もあわせてどうぞ。
よくある質問
猫と犬でトイレを共有(兼用)できますか?
できません。猫は砂を掘って出したものを隠す習性があり、砂の入った箱が要ります。犬は掘らず、教えて初めてシートの上でするようになります。求めるものが違うので、別々に用意して、お互いが届かない場所に置いてください。猫のトイレは、猫の数+1個、体長の1.5倍、屋根なし、ごはんから離す、が基準です。犬と暮らす家では「犬が届かない」を1つ足します。
猫が犬のトイレシートでおしっこをします。どうすればいいですか?
猫のトイレのどこかが気に入らないサインです。猫は本来、砂を掘れる場所を選びます。汚れているとその場所を嫌ってトイレで排泄をしなくなったり、気に入らないトイレだと失敗したりします。数(猫の数+1個)、汚れ(出たらすぐすくう)、大きさ(体長の1.5倍)と屋根の有無、場所(人と犬の出入りが少ないところ)、砂を最近変えていないか、の順に見直してください。犬のシートは猫が行けない場所へ。猫を叱ってもトイレを我慢する方向に行くだけで直りません。
犬が猫のトイレに入って砂を散らかします。
しつけより置き方です。ペットゲートやドアストッパーで猫だけが通れるすき間を作る、猫は飛び乗れて犬は上がれない台の上に置く、留守番中は犬をサークルにして猫だけがトイレの部屋を使える時間を作る、のどれかで届かないようにします。ゲートを付けた直後は猫が警戒することがあるので、数日は開けたまま慣らしてから閉めてください。
犬に猫砂のトイレは使えますか?
犬に猫砂を使う理由はありません。犬のトイレはシートで覚えさせてください。猫砂は掘って散らかす対象になりやすく、口に入れる子もいます。固まるタイプの砂をまとまった量食べたときや、吐く・元気が無い・便が出ないときは動物病院に連絡してください。猫砂に届かない配置にするのがいちばんの予防です。
犬が猫のうんちを食べてしまいます。やめさせられますか?
教えてやめさせる方法はほとんど効きません。犬の食糞を調べた2018年の調査(飼い主1,552件)では、叱る・追い払うなどの方法の成功率は1〜2%、市販の防止用品も0〜2%でした。食べるのは新しいうんち(2日以内)が85%なので、猫のトイレを犬が届かない場所に置き、出たらすぐすくうことで、食べられる状態そのものを無くします。叱ったり取り合ったりすると早く食べるようになります。
猫のうんちを犬が食べると、何が危ないですか?
犬が自分のうんちを食べても特に心配はいりませんが、他の動物のうんちを食べると感染症が成立する恐れもあります。同居の猫のうんちは屋外のものより感染のリスクは低いものの、猫が寄生虫の治療中のとき、犬に下痢や嘔吐が出たときは受診してください。猫側の便検査が済んでいるかを、猫の担当の獣医師に確かめておくと安心です。
急にトイレの失敗が増えました。猫と犬のどちらも、しつけのやり直しですか?
先に体を見てください。猫は、下部尿路の病気の症状として血尿、少量ずつ何度もトイレへ行く頻尿、水をよく飲む、重くなると尿が出なくなる、が挙げられます。オスは尿道が細く長いので詰まりやすく、詰まると命に関わることがあります。犬も急に増えた失敗は膀胱炎などが隠れていることがあります。どちらの子の失敗か、いつから、回数、量、色を控えて動物病院へ。
あわせて読みたい記事
まとめ
猫と犬のトイレは兼用できません。猫は砂を掘って隠し、犬は教えてシートで覚えるので、別々に用意してお互いが届かない場所に置きます。猫のトイレは猫の数+1個、体長の1.5倍、屋根なし、ごはんから離して、犬が届かない場所へ。猫が犬のシートでするなら、猫のトイレの数・汚れ・大きさ・場所・砂を先に見直します。犬が猫のトイレに入る、猫のうんちを食べるなら、教えるより届かない配置と即すくうことで解決します。急に失敗が増えたときは、猫も犬も、しつけより先に体を見てください。
トイレトレーニングは「環境」で決まることも!
ブリーダーのもとで、親犬やきょうだい犬から適切な生活習慣を学び始めている子犬たち。お迎え後のトイレの悩みも、育てたブリーダーに直接相談できるから安心です。
衛生的な環境で育った子犬を見る

























