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           【食糞】なぜ犬はうんちを食べてしまうのか?原因と対策を詳しく解説        

2024.02.08

flowens

この記事の監修

フローエンスメディアライター   大久保 祐太のプロフィール写真

フローエンスメディアライター   大久保 祐太

しつけやトレーニングに関する記事を弊社ドッグトレーナーを通し、分かりやすく実践しやすい記事を発信します。また、私自身がしつけに大きく悩んだ経験があるため、飼い主様にできる限り寄り添える記事を目指します!

犬歴:
ゴールデンレトリーバー
ミニチュアダックスフンド
オーストラリアンキャトルドッグ

資格:
ペット・トラベルアドバイザー
ペット災害危機管理士 2級
家庭動物管理士  3級

うんちを食べてしまう犬

愛犬がうんちを食べている瞬間を見てしまった、帰宅後に明らかにうんちがあった形跡があるのにない!といった食糞に気付きショックを受けてしまう飼い主さまも多いのではないでしょうか。

実は食糞はワンちゃんとって珍しい行為ではないのですが、様々なリスクが伴うことも事実です。

今回は食糞をテーマに執筆いたしましたので、是非参考にして頂ければと思います。

うんちを食べてしまう原因

食糞をする原因は様々あります。しかし、基本的には成長と共になくなる場合がほとんどです。

食べてしまう原因の一つとして、母親が子犬のおしっこやうんちを食べるのを見て育つため、ワンちゃんにとっては【食糞】は珍しくない行動となります。ですが、他の子のうんちを食べてしまうと寄生虫や伝染病の危険があるので、しっかりと対策をする必要があるでしょう。

下記にその他に考えられる原因をまとめてありますので、是非参考にして頂ければと思います。

子犬の場合

子犬の場合、消化能力が未発達のため、うんちのなかに未消化物が混ざっていることがあります。それを、食べ物と認識して食糞する場合が多いですが、成長と共になくなる事が多いです。そのため、子犬の時期はドッグフードをふやかすなど、消化しやすいように工夫してあげることで改善させるでしょう。

老犬の場合

老犬の場合、消化器官の衰えにより食べたものがきちんと消化されずにうんちとして排出されるため、間違って食糞をすることがあります。子犬の場合と同様に、ふやかしてあげる、ウェットフードに変えてあげるなど、消化に良いものを与えてあげましょう。

ストレスによる食糞

飼い主さまとのコミュニケーション不足や、運動不足、環境の変化などにより、食糞をすることがあります。

うんちを食べたら構ってもらえた、ストレスにより消化機能が低下し匂いが残り食べてしまった、など様々なストレスが原因でうんちを食べてしまうケースもありますのでワンちゃんに過度なストレスがかからないように心掛けましょう。

食糞をやめさせる対策について

お留守番に退屈する犬

続いては実際にうんちを食べてしまう行為をやめさせる対策についてご説明いたします。
食糞のケースは大きく3つに分けることができるため、ケース毎に下記にまとめました。

目の前で食べてしまう場合

目の前で食べてしまう場合、うんちをした後に食糞する機会を減らしていきます。食べそうになる前に、違うもので(おもちゃなど)興味をそらし、その間に片付けましょう。また、目の前で飼い主さまが慌てて処理をしようとすると、ワンちゃんが興奮してしまい、かえってうんちへの興味が強くなってしまう可能性があるので、落ち着いて処理することを心掛けてください。

お留守番中に食べてしまう場合

主な原因は、お留守番中に暇になり、たまたま目の前にあるうんちに意識が行っているだけなので、退屈させないように工夫することが最善です。例えば、お出かけの際に夢中になれるおもちゃを与えて下さい。また、お出かけ前には、飼い主さまと一緒に遊んで運動させてあげましょう。飼い主さまと一緒に過ごす時間を多めに作ることで、うんちに対する興味がなくなり食糞のリスクを改善できます。

お散歩に食べてしまう場合

自分のうんちをしたらすぐに食べてしまう場合はうんちから意識を外すためにうんちをしたらうんちとは反対の方向へ呼び、うんちを食べず呼ばれた方向に行ったらおやつを上げ褒める事でうんちへの意識を徐々になくしていく方法があります。

道端に落ちている知らないワンちゃんのうんちを食べてしまう場合は拾い食いさせないようなトレーニングを行うことでうんちを食べてしまう行動を防ぐことが可能です。

食糞によって起こるリスク

上記ではうんちを食べてしまう問題解決方法を述べましたが、なぜ改善させなければならないのかをまとめました。食糞によるリスクは下記の通りです。

病気

知らないワンちゃんのうんちを食べてしまう事で感染症や寄生虫をうんちを通しもらってしまう場合があります。そのため、お散歩中に拾い食いしてしまう子の場合は拾い食いしないようにトレーニングを行ってください。

また、飼い主として当たり前ではありますが、必ずうんちは持ち帰りましょう。

口内環境の悪化

うんちを食べてしまう事で口の中からうんちの臭いがしたり、口臭面の被害も考えられます。また、歯茎や口内に傷があった場合に菌が入ってしまい化膿してしまうリスクもあるので注意が必要です。

人に移るウイルス感染

うんちを介してワンちゃんだけではなく一緒に暮らしている飼い主及びご家族の方にも寄生虫や感染症をもらってしまう可能性もあります。
また、小さなお子様がいる場合にも免疫力が弱いお子様には病気になりやすいため食糞は早急に対応する必要があるでしょう。

治らない場合

本記事を参考に食糞の改善を試みて頂ければと思いますが、なかなか治らない場合にはドッグトレーナーに相談してみましょう。ワンちゃんの個体差や生活環境によってトレーニング方法も異なります。そういった場合にいくらネットで情報を集めても成果は見られず、反対に様々な方法を試したことによってワンちゃんを混乱させてしまう可能性もあります。そのため、一度ワンちゃんのプロであるドッグトレーナーに相談することが最短の方法です。

食糞に気付くのは習慣化したあと

目の前で食べていない限り、食糞に気付く飼い主さまは多くはありません。その理由はお留守番にうんちを食べてしまっているケースが多く、飼い主さまが帰宅した際にトイレをチェックするとうんちがないので「うんちしなかったのかな」「お散歩まで我慢してたのかな」と認識してしまうからです。しかし、トイレシートにうんちの痕が残っていたり、口臭が臭く、初めて気が付くことが多いため日頃からワンちゃんの異変や状態を観察しておくことが早期発見に繋がるでしょう。

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ゴールデンレトリーバー
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