ワンちゃんとネコちゃんは、それぞれ異なる習性を持ち、遊び方にも違いがあります。同じペットとして一緒に暮らしていても、それぞれに適した遊びを提供しないとストレスを感じてしまうこともあります。
本記事では、ワンちゃんとネコちゃんの遊び方の違いを解説しながら、お互いが楽しめる遊びを紹介します。ワンちゃんとネコちゃんが楽しく遊びながら、良好な関係を築けるような方法を探っていきましょう。
ワンちゃんとネコちゃんの遊び方の違い
ワンちゃんとネコちゃんの遊び方には大きな違いがあります。その違いを理解することで、適切な遊びを提供し、お互いが快適に過ごせる環境を作ることができます。ワンちゃんは飼い主さまと一緒に遊ぶことを好む傾向があり、体を動かす遊びが中心です。一方、ネコちゃんは一人遊びが得意で、狩猟本能を刺激する遊びを好みます。これらの特性を踏まえながら、お互いにとって最適な遊びを見つけることが重要です。
下記では、違いについて詳しく解説していきますので是非参考にしてください。
ワンちゃんの遊び方の特徴
ワンちゃんは、飼い主さまとのコミュニケーションを重視する遊びが好きです。
具体的には、以下のような特徴があります。
・社会的な遊び
他のワンちゃんや飼い主さまと一緒に遊ぶこと
・体を動かす遊び
ボール投げやフリスビー、追いかけっこなど
・ルールのある遊び
トレーニングの延長として、指示に従いながら遊ぶこと
指示に従い飼い主さまに褒められることが嬉しいく楽しめる
・噛む遊び
噛むことでストレスを発散し、歯の健康も保つ
・知育玩具が好き
知育玩具を使うことで、頭(脳)を刺激し満足感が得れる
・長時間遊べる
ワンちゃんは持久力があるため、長時間の遊びでも楽しめる
※トレーニングの場合は集中力が長くないので5~10分程度、また過度な遊びは体に負担がかかるためバランスよく遊ぶことが重要です。
上記のようにワンちゃんは、頭を使った遊びも好きですが、基本的には運動量が必要な動物なので、アクティブに遊ぶことが重要です。そのため、長時間のお散歩や、知育玩具を使った遊びがおすすめです。
ネコちゃんの遊び方の特徴
一方、ネコちゃんは本能的に単独行動が基本の動物です。
遊び方の特徴として、以下のような点が挙げられます。
・狩猟本能を刺激する遊び
ネズミや虫のように素早く動くものを追いかける(猫じゃらしが代表的)
・一人遊びが得意
ボールや羽根おもちゃを使って自分で遊ぶ
・隠れて遊ぶ
トンネルや箱に隠れながら遊ぶのが好き
・短時間で満足
集中力が長く続かないため、1回の遊び時間は短め
・環境の変化に敏感
慣れた場所で遊ぶのを好む
・狩りの練習として遊ぶ
猫じゃらしを使った遊びが好まれる
上記のようにネコちゃんは、1日のほとんどを寝て過ごしますが、短時間で激しく遊ぶことがストレス解消につながるため、適度に遊ぶ時間を設けることが大切です。
ワンちゃんとネコちゃんが一緒に遊ぶことはできる?

ワンちゃんとネコちゃんは、基本的には遊びのスタイルが異なりますが、一緒に遊ぶことができる場合もあります。一緒に飼いたい、もしくは既に飼われている方は一緒に遊ばせたいと思うこともあると思います。
ただし、遊び方を工夫しないと、どちらかがストレスを感じてしまう可能性もあるでしょう。ワンちゃんはネコちゃんに対して積極的に関わろうとすることが多く、ネコちゃんはそのアプローチを警戒することがあります。そのため、双方が楽しめるように環境を整え、適切な遊びを選ぶことが重要です。
また、性格や年齢によっても遊びの相性が変わるため、最初は短時間から慣らしながら様子を観察し、無理に遊ばせないようにしましょう。下記では一緒に遊ばせるポイントを解説しています。
お互いのペースに合わせる
ワンちゃんはアクティブに遊びたがりますが、ネコちゃんは警戒心が強く、自分のペースで遊びたいタイプです。そのため、無理に一緒に遊ばせるのではなく、それぞれのペースに合わせることが重要です。
また、年齢や性格の差は一緒に遊ぶ際の大きなポイントとなるので、それらを考慮することも重要です。
共同で遊べるおすすめの遊び
年齢や性格、体力を考慮して遊び方を見極める必要はありますが、以下のような遊びならワンちゃんとネコちゃんが一緒に楽しめる可能性があります。一緒に出来そうな遊びがありましたら試してみてください。
・追いかけっこ
ワンちゃんもネコちゃんも、走り回るのが好きな場合、家の中や庭で軽く追いかけっこをさせるのも良いでしょう。
※ただし、興奮して遊びではなく狩猟になってしまう危険性があるので注意が必要です。
・ひも遊び・ボール遊び
ネコちゃんが大好きなヒモやボールのおもちゃを使って遊ぶ際に、ワンちゃんも一緒に参加させることができます。(猫じゃらしのような動きができるもの)
・トンネル遊び
ペット用トンネルを使うと、ワンちゃんとネコちゃんの両方が興味を持ちやすくなります。
ワンちゃんのアジリティへのキッカケとなることもあるのでおすすめですが、ワンちゃんネコちゃんが指示なしで自発的に遊ぶ可能性は低いので飼い主さまと一緒に遊ぶことが前提です。
・知育玩具を活用する
おやつが出てくる知育玩具を使うと、ワンちゃんもネコちゃんも興味を持ちやすく、楽しみながら遊べます。また、知育玩具は複雑な構造となっているため、頭を使いおやつまで辿り着くおもちゃとなるので、体力を使う遊びではないため年齢差も関係なく一緒に遊べます。
・ノーズワーク
知育玩具の中でも嗅覚に特化したノーズワーク用のおもちゃもあります。こちらも体力を使う遊びではないため、ワンちゃんネコちゃんを順番に遊ばせるなど工夫次第で様々なパターンで遊ぶことができるでしょう。
こちらの記事でおもちゃの遊び方やおもちゃの紹介もしているので参考にしてください↓
愛犬がおもちゃで遊ばないのはなぜ?その理由と対策について解説
まとめ
ワンちゃんとネコちゃんは、それぞれ違った遊び方を好みます。ワンちゃんは社交的でアクティブな遊びを好むのに対し、ネコちゃんは狩猟本能を刺激する遊びを好みます。しかし、工夫次第でお互いが楽しめる遊びを見つけることも可能です。追いかけっこやトンネル遊び、知育玩具を活用することで、ワンちゃんとネコちゃんの関係をより良いものにできるでしょう。お互いの遊びの違いを理解できれば、それぞれのペースに合わせた遊びを取り入れられるため、ワンちゃんとネコちゃんのストレスを減らし、楽しい毎日を過ごせるようになります!