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愛犬がトイレを覚えたのに失敗するのはなぜ?外す理由や対策を解説
公開日:2026年8月7日(金) 更新日:2026年8月7日(金) 犬の育て方
「愛犬トイレを覚えたはずなのに、なぜか失敗してしまう…」と悩む飼い主は少なくありません。愛犬がトイレを外す背景には、実はさまざまな理由が隠れています。
原因を正しく理解せずに対処すると、かえって失敗を繰り返す可能性もあるので注意が必要です。本記事では、トイレを覚えた犬が再び失敗する主な理由、すぐに実践できる具体的な対策をわかりやすく解説します。
愛犬がトイレからはみ出す・外す原因と対策

愛犬がトイレに失敗するときによくある原因を4つ紹介します。愛犬に当てはまるポイントはないかチェックしましょう。
トイレトレーのサイズが合っていない
愛犬がトイレからはみ出す原因として多いのが、トレーのサイズが体格に合っていないケースです。特に子犬の頃に使っていた小さなトレーをそのまま使用していると、成長に伴って体が収まりきらず、排泄時に外へはみ出してしまいます。
犬は排泄前にくるくる回って位置を決める習性があるため、十分な広さがないと端に寄ってしまいます。適切なサイズの目安は「トイレシートの上で余裕をもって一周できる広さ」です。
たとえ小型犬でも、体重や体型によってはワイドサイズ以上が必要になることもあります。成長の過程や体格に合わせて、トイレトレーのサイズを定期的に見直しましょう。
トイレの環境が変化している
トイレの場所や周囲の環境が変わると、愛犬がうまく排泄できなくなることがあります。犬は「場所」でトイレを覚えるため、設置位置を変えたり、周囲が騒がしくなったりすると混乱しやすくなります。
特に人の出入りが多い場所や落ち着かない環境では、排泄を我慢したり、焦って外してしまったりするケースも少なくありません。またトイレまでの距離が遠くなったり、段差が増えたりすると、間に合わず失敗しやすくなります。
トイレの位置はできるだけ固定し、静かで安心できる場所に設置しましょう。環境の変化があった場合は、再度トイレトレーニングが求められる可能性があります。
足を上げておしっこをするのではみ出す
成長したオス犬に多いのが、足を上げて排尿することでトイレからはみ出してしまうケースです。子犬の頃は問題なく使えていたトイレでも、成犬になるにつれて排尿姿勢が変わり、シートの外や壁にかかってしまうことがあります。
これは自然な成長過程のひとつであり、しつけの失敗ではありません。対策として、L字型トイレや三方囲いタイプなど、足上げに対応したトイレを選ぶとよいでしょう。
愛犬のおしっこの癖や向きを観察し、壁側にシートを広げるなど環境を調整するのもおすすめです。成長に合わせてトイレの形状を見直し、失敗を減らせる仕組みづくりに取り組みましょう。
病気になっている
愛犬のトイレの失敗が急に増えた場合、病気が原因の可能性もあります。代表的なものとしては下記などがあり、放置すると頻尿や失禁といった症状につながりかねません。
- 膀胱炎|膀胱に炎症が起こる病気
- 尿路結石|尿路に石ができて排尿時の痛みや血尿を引き起こす病気
- 糖尿病|多飲多尿によりトイレ回数が増える病気
- ホルモン異常|ホルモンバランスの乱れで排尿コントロールが低下する病気
- 神経障害|神経の異常により排尿のコントロールができなくなる状態
特に注意すべき兆候は、次の4つの変化です。
- トイレの回数が急に増えた
- 排尿時に痛そうにする
- 血尿が出る
- 尿が出にくい
- 突然失敗するようになった
愛犬に異変が見られる場合は、しつけの問題と決めつけず、早めに動物病院を受診しましょう。
老犬がトイレを失敗するようになる原因と対策

老犬がトイレを失敗するようになる原因は、主に4つあります。パターンごとの対策方法を把握し、愛犬のトイレ失敗を防ぎましょう。
体力が衰えている
老犬になると筋力や持久力が低下し、トイレまで移動するだけでも大きな負担になります。若い頃は問題なくトイレに行けていた犬でも、加齢によって動き出しが遅くなったり、途中で疲れてしまったりすることで、間に合わず失敗してしまうケースが増えていきます。
特に寝起きや寒い時期は体がこわばりやすく、排泄までの行動がスムーズにいかないケースも少なくありません。
このような変化は自然な老化現象であるため、叱るのではなく環境を整えるのが大切です。
寝床の近くにトイレを設置して移動距離を短くしたり、複数箇所にトイレを用意したりして、どこからでもすぐに排泄できる環境を整えてあげましょう。
夜間や留守番時にペット用のおむつやマナーパンツを活用しておくと、失敗によるストレスを軽減しやすくなります。
トイレの場所を忘れてしまう
老犬は認知機能の低下により、覚えていたトイレの場所が分からなくなってしまうことがあります。犬の認知症では、下記の症状が見られるケースが多いです。
- 同じ場所をぐるぐる歩き続ける
- 壁に向かって立ち止まる
- 昼夜逆転する
- 飼い主の呼びかけへの反応が鈍くなるなど
犬は認知機能が低下すると、トイレの場所を思い出せなくなり、その場で排泄してしまうケースが増えていきます。
トイレの数を増やし、愛犬が迷わず使えるようにしましょう。生活動線上にトイレを配置し、できるだけ視界に入りやすい場所に設置すると成功率が高まります。
排泄しそうなタイミングでトイレへ優しく誘導する、トイレの場所を変えないといった工夫を取り入れるのも大切です。
排泄の姿勢をうまく取れなくなっている
老犬は関節や筋力が衰え、排泄時の姿勢を維持するのが難しくなります。特に後ろ足の筋力低下や関節の痛みがある場合、しゃがむ動作が不安定になり、うまく体勢を保てずにトイレの外へ排泄してしまうケースが増えます。
立っていること自体が負担になっている犬に対しては、お腹の下にタオルや専用のサポートベルトを通して軽く持ち上げ、体を安定させてあげるのがおすすめです。過度に身体を持ち上げるのではなく、あくまで補助する程度に支えてあげましょう。
また床が滑りやすいと転倒の原因になるため、トイレ周辺には滑り止めマットを敷いておくのがおすすめです。段差のないトイレや出入りしやすい形状のトレーを用意するなど、愛犬が無理なく自然な姿勢で排泄できるよう環境とサポートの両面から工夫していきましょう。
排泄機能が衰えている
老犬になると膀胱や腸の機能が低下し、排尿や排便を自分でコントロールする力が弱くなります。結果的にトイレのタイミングをうまく調整できず、間に合わずに失敗したり、無意識のうちに漏れてしまうケースは少なくありません。
症状が進行すると自力で排泄すること自体が難しくなり、飼い主の介助が必要になるケースも見られます。寝たきりの状態になると、ケアなしでは排泄できなくなるでしょう。
対策としておむつやペットシーツを活用し、こまめに交換して清潔な状態を保てるようにしましょう。また長時間同じ姿勢でいると床ずれや皮膚トラブルの原因になるため、定期的に体位を変えてあげるのも大切です。
排尿がうまくできない場合は、獣医師やトレーナーへの相談を検討しましょう。
愛犬のトイレトレーニングをやり直す方法

愛犬のトイレトレーニングをやり直すには、主に次の4つの方法が効果的です。愛犬のトイレ習得をアシストするための知識をつけておきましょう。
トイレのタイミングを記録する
トイレトレーニングをやり直す際は、まず愛犬の排泄タイミングを把握するのが大切です。食後や起床後、遊んだあとなど、排泄しやすいタイミングを記録しておくと、トイレのリズムを作りやすくなります。
日常的にトイレの記録を続けることで「どの時間帯に行きやすいか」が見えてくるため、そのタイミングに合わせて誘導しやすくなります。排泄間隔が安定すると同時に、失敗も減りやすくなるでしょう。
トイレトレーニングは感覚ではなく、実際の行動をもとにトレーニングを進めるのが大切です。
おもちゃなどを使ってトイレに誘導する
愛犬がトイレの場所を忘れている場合は、おもちゃなどを使って誘導することが大切です。おもちゃやおやつを使ってトイレの場所まで自然に導き、排泄しやすい環境を整えましょう。
愛犬が着いてきたら「トイレだよ」などの声かけやジェスチャーを一緒に行うことで、トイレの合図を覚えやすくなります。毎回同じ言葉や動作を繰り返せば、愛犬は徐々に「この合図=トイレ」と理解していきます。
無理にトイレに連れていくのではなく、あくまで自発的に行けるようサポートするのがポイントです。
トイレが成功したら褒める
愛犬のトイレトレーニングでは、成功体験を積み重ねるのが重要です。正しい場所で排泄できたときは、すぐにしっかり褒めてあげましょう。
声をかけたり軽く撫でたりすることで「ここでトイレをすると良いことがある」と学習します。一方で、失敗した場合は叱らず、無反応で素早く片付けましょう。
ここで過剰に反応すると、犬は注目を引く行動として誤って覚えてしまう危険性があります。成功した時だけポジティブな反応を示すことで、正しい行動を自然と定着させやすくなります。
ストレスのないトイレ環境を作る
トイレトレーニングには、愛犬が安心して排泄できる環境の整備も欠かせません。人の出入りが多い場所や騒がしい環境では、落ち着いてトイレができず失敗につながるケースがあります。
静かで安心できる場所にトイレを設置し、愛犬が周囲の環境変化をできるだけ避けられるようにしましょう。トイレが汚れていると使いたがらない犬も多いため、こまめな掃除も欠かせません。
トイレ自体がストレスになっている原因を飼い主が率先して取り除くことで、成功率を高めやすくなります。
焦らずに時間をかける
成犬のトイレトレーニングは、子犬に比べて習得に時間がかかる傾向があります。一度ついた癖や環境への慣れがあるため、すぐに改善しないケースも少なくありません。
短期間で結果を求めるのではなく、長期的な視点で取り組む姿勢を大切にしましょう。失敗が続くと叱ってしまいがちですが、逆にトイレを我慢するようになる可能性もあります。
愛犬のペースに合わせて少しずつ成功体験を積み重ねることで、確実に改善へとつながります。トイレトレーニングそのものと根気よく向き合う姿勢が、トイレトレーニング成功の大きなポイントです。
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