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犬のマウンティングはなぜ起こる?放置の問題点とやめさせ方を解説!
公開日:2026年8月7日(金) 更新日:2026年8月7日(金) 犬の育て方
「うちの犬が、ほかの犬や人にマウンティングをしてしまう…」そんな悩みはありませんか?愛犬がマウンティングする理由を正しく理解しないまま放置すると、思わぬトラブルにつながるリスクがあります。
この記事では、犬のマウンティングが起こる原因をわかりやすく解説します。放置することで起こりうる問題点や、やさしく止めさせるための具体的な対処法もチェックしてください。
犬のマウンティングとは?

犬のマウンティングは「何らかの理由で気持ちが高ぶったときにあらわれる自己表現のひとつ」です。具体例や始まるタイミングを解説しますので、愛犬に似たような症状はないか見てみましょう。
マウンティングの具体例
犬のマウンティングとは「前足で相手の体にまたがるような姿勢をとって腰を振る行動」を指します。性的な本能からくる行動として知られているものの、実際にはそれだけが理由ではありません。
特に下記のタイミングでは、犬が故意にマウンティングをするケースもあります。
- ストレスが溜まっているとき
- 興奮したときや遊びが盛り上がったとき
- 他の犬や人とコミュニケーションしたいとき
犬のマウンティングでよくある行為は、主に次の5つです。
- 飼い主の足や腕にまたがってくる
- クッションやぬいぐるみに対して同じ動きをする
- 他の犬と遊んでいる最中に突然激しく興奮し始める
- 普段見られない人が来た時(特に異性)
- 散歩から帰った直後など
マウンティングも犬にとっては感情の表現のひとつであり、必ずしも問題行動とは限りません。しかし頻繁に続く場合や他の犬や家族が嫌がっている場合には、落ち着かせるためのしつけを行うのが大切です。
マウンティングが始まる時期
犬のマウンティングは、生後数か月頃から見られることがあります。子犬のうちは遊びの延長として行うケースが多く、他の犬やおもちゃに対してまたがるなどの行動が多々見られます。
子犬の段階では必ずしも性行動とは関係なく、興奮や遊びの一部として現れることが多いです。一方で生後6か月から1年ほどになると、成長とともに性ホルモンの影響を受けてマウンティングが増えることもあります。
特に未去勢のオス犬の場合、発情期のメスの匂いなどに反応して興奮することも多いです。ただし、成犬になって以降もストレスや飼い主の注目を引きたい気持ちなどがきっかけでマウンティングが起こることは珍しくありません。
愛犬のマウンティングが多くなったら、年齢や性別だけで判断せず、犬の状況や生活環境を今一度チェックするのが大切です。
犬がマウンティングする主な理由

犬がマウンティングする理由は、主に「主張」「コミュニケーション」「ストレス発散」の3パターンがあります。それぞれのパターンでよく見られる動きも紹介します。
優位性や立場を主張するため
犬がマウンティングを行う理由のひとつとして、相手に対して自分の立場を示そうとする意図があります。犬はもともと群れで生活してきた動物であり、関係性の中で自分の位置を確認する習性があります。
飼い主の足や体に対して同じ行動をする場合もあり、自分の存在を主張したい気持ちの表れであるケースも多いです。特にしつけのルールが曖昧な場合や、飼い主との関係性がはっきりしていない場合に見られやすい傾向があります。
遊びや興奮によるコミュニケーションのため
犬のマウンティングは、他の犬と遊んでいるときや、飼い主との遊びで盛り上がっているときにも見られる場合があります。この場合は優位性を示すというより、興奮した感情を表現するコミュニケーションの一種と考えられています。
他の犬や人間と追いかけっこをしている途中や、おもちゃの取り合いをしているときに突然マウンティングを始めるケースも珍しくありません。遊びの延長として起こるマウンティングは、犬の感情が高ぶったときの自然な行動のひとつです。
ストレスや欲求不満を発散するため
犬はストレスや欲求不満を感じたときに、不満を表す手段としてマウンティングを行うことがあります。運動不足や遊び足りない状態が続くと、エネルギーを持て余してこうした行動につながるケースは珍しくありません。
クッションやぬいぐるみなどの物に対してマウンティングを行う場合は、退屈さによる日々のストレス発散が原因になっているケースが多いと考えられています。散歩や遊びの時間を増やして運動量を確保したり、知育トイなどで頭を使う時間を作ったりといった対策を施しましょう。
犬のマウンティングがしつこいのは問題?放置するとどうなる?

犬がマウンティングを頻繁に繰り返す場合、放置してしまうと習慣化してしまう可能性があります。運が悪いと他の犬とのトラブルにつながったり、来客や知らない人に対して同じようにマウンティングをしてしまう可能性もあるでしょう。
特に散歩中相手の犬にマウンティングしてしまうと、驚いたり怒ったりしてケンカに発展するリスクもあります。犬のマウンティングが増えてきたと感じた場合は飼い主が率先して原因を分析し、早めに対策を取るのが大切です。
犬のマウンティングをやめさせる方法

犬のマウンティングをやめさせるには、次の3つの方法が効果的です。愛犬へのしつけはもちろん、飼い主側が知っておくべきポイントも参考にしましょう。
日常的にストレスを発散させる
犬のマウンティングが運動不足や退屈などのストレスが原因と考えられる場合、日常生活の中で十分にストレスを発散できる環境を整えるのが大切です。毎日の散歩の時間を確保したり、ボール遊びや引っ張り合いなど体を動かす遊びを取り入れると、愛犬もエネルギーを発散しやすくなります。
知育トイや宝探しゲームなど頭を使う遊びも犬の満足感を高め、マウンティングによるトラブルの予防にもつながります。知能が高い犬種ほど刺激が不足するとストレスを感じやすいため「運動×遊び」の両方を意識して取り入れましょう。」
マウンティングに過剰反応しない
犬がマウンティングをしたときは、過剰反応せず落ち着いて対処するのが大切です。飼い主が大きな声で叱ったり強く反応したりすると、かえって行為がエスカレートしてしまうことがあります。
犬によっては、飼い主の反応を「注目してもらえた」と受け取る場合があるため、過剰に騒いだり感情的に叱ったりせず落ち着いて対応しましょう。マウンティングが始まった場合は、静かに距離を取ったり、別の行動に意識を向けさせたりするのもおすすめです。
飼い主と愛犬の関係性を見直す
犬のマウンティングが頻繁に見られる場合、飼い主と犬の関係性が原因のケースもあります。犬は日常の接し方やルールの中で飼い主との関係を学習していくため、下記の場合には犬が混乱している可能性もあるでしょう。
- 犬の要求にすぐ応えてしまう
- しつけの方法が人によって異なる
- 甘やかしすぎて生活のルールが曖昧になっている
上記の場合、犬はどの行動が正しいのか判断できず、興奮してマウンティングすることがあります。家族全員でしつけのルールを共有し、何かあったときに落ち着いて指示を出せる仕組み作りをするのが大切です。
去勢手術を検討する
異性の犬や人間に対してのマウンティングが多く見られる場合、去勢手術によって行動が落ち着くこともあります。特に未去勢のオス犬の場合、発情期のメスの匂いなどに反応してマウンティングを行うケースも少なくありません。
去勢手術によってホルモンの影響が減り、行動の頻度が下がる可能性があります。ただし、すべてのマウンティングは性行動によるものとは限らないため、必ずしも完全に行動がなくなるとは考えないようにしましょう。
対象別|犬のマウンティングのやめさせ方

愛犬のマウンティングのやめさせ方を、パターン(対象)ごとに解説します。まずは愛犬がマウンティングする対象やタイミングをチェックし、最もふさわしい方法を実践してみましょう。
飼い主や家族にマウンティングする場合
愛犬が飼い主や家族にマウンティングする場合は、日々の基本的なしつけを見直すことが大切です。まずは感情的に叱るのではなく、静かに距離を取ったり「おすわり」や「待て」などの指示を出して別の行動へ切り替えさせましょう。
犬が落ち着いているときは、言葉や行動に出して褒めることでマウンティングが改善されるケースもあります。日々の接し方を見直し、飼い主が先導してコミュニケーションを取ることを心がけましょう。
クッションやぬいぐるみにマウンティングする場合
愛犬がクッションやぬいぐるみにマウンティングする場合は、日々の刺激不足やストレスが原因になっている可能性が高いです。犬は運動不足や刺激不足を感じると「うさ晴らし」のためにマウンティングを行うことがあります。
まずは散歩や遊びの時間を見直し、体を動かす機会を増やすことが大切です。ボール遊びや知育トイなど、体力と知的好奇心の両方を満たせる活動も取り入れてみましょう。
散歩中に他の犬・通行人にマウンティングする場合
愛犬が散歩中に他の犬・通行人にマウンティングする場合は、事前に距離を保ち、落ち着いて行動をコントロールするのが大切です。異性への興奮やコミュニケーションの一環として行われるマウンティングは、相手の犬や人との距離が近づいたときに起こりやすい傾向があります。
愛犬と外を散歩しているとき、マウンティングしそうな様子が見られた段階で「おすわり」や「待て」などの指示を出すのがおすすめです。注意を飼い主に向けさせつつ、他の犬や飼い主との距離を取ってトラブルを防ぎましょう。
まとめ
犬のマウンティングは、性的欲求だけでなくコミュニケーションやストレス発散などさまざまな理由で見られる行為です。子犬の頃から現れる現象のため、必ずしも問題行動とは限りません。
しかし頻繁に続く場合や相手が嫌がっている場合は、しつけの方法や接し方を見直すのが大切です。飼い主側は過剰に反応せず、落ち着いて対応することを心がけましょう。
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