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           【犬のケア】歯磨きを嫌がってしまう犬に対して適切な方法を解説        

2024.02.23

flowens

この記事の監修

フローエンスメディアライター   大久保 祐太のプロフィール写真

フローエンスメディアライター   大久保 祐太

しつけやトレーニングに関する記事を弊社ドッグトレーナーを通し、分かりやすく実践しやすい記事を発信します。また、私自身がしつけに大きく悩んだ経験があるため、飼い主様にできる限り寄り添える記事を目指します!

犬歴:
ゴールデンレトリーバー
ミニチュアダックスフンド
オーストラリアンキャトルドッグ

資格:
ペット・トラベルアドバイザー
ペット災害危機管理士 2級
家庭動物管理士  3級

歯磨きをして奇麗な犬

ワンちゃんの歯磨きは健康面においてとても重要になる【ケア】となります。
まだ、歯磨きをさせたことがない方はこちらの記事を参考にしてください↓

愛犬の歯磨きをしたことがない人は要注意!やり方と頻度について

しかし、どうしても嫌がってしまう子や今まで出来てたのに急に嫌がるようになってしまった、などといった【歯磨き嫌いの対処法】についてのご相談は少なくありません。

今回は歯磨きを嫌うワンちゃんに対して、嫌いになった原因と克服してもらうための適切な方法を詳しくご紹介します。

歯磨きの馴らし方

まず初めに正しい歯磨きの慣らし方をおさらいしてみましょう。
基本的には初めての子であっても、苦手な子であっても、慣らし方は変わりません。

そのため、下記の手順に沿って慣らしてください。

1.口回りを触っても嫌がらない(まずは数秒単位から馴らしていく)
2.口をめくっても嫌がらない(まずは数秒単位から馴らしていく)
3.歯を触っても嫌がらない(まずは犬歯から触って数秒単位から馴らす)
4.歯ブラシで歯を触っても嫌がらない(歯全部ではなくまずは犬歯から徐々に)
5.全部の歯を歯ブラシで触っても嫌がらない

上記の手順を焦らず日数をかけ徐々に慣らしていきましょう。

ここでの注意ポイントは

1.抑え込まない
2.出来たら褒める(おやつをあげても良い)
3.すぐにステップアップしない

以上に注意しながら行ってください。

※そもそもワンちゃんの身体に触れることができない場合は、ドッグトレーナーに相談しましょう。

歯磨きを嫌いになった原因は?

まずは、歯磨きを嫌いになってしまった原因を探りましょう。
原因が分かれば適切な方法で改善することができ、余計な悪いイメージを抱かせず済むため効果的です。
嫌いになってしまう原因として考えられるものを下記にまとめてあるので、該当する原因があるかご確認ください。

間違ったやり方で歯磨きをしていた

間違った方法で最も多い原因は下記の二つになります。

・慣らしをせずにいきなり全部の歯を綺麗にしようとしてしまう
→慣れていない”歯磨き”に対しイヤなイメージがついてしまったケース

・強い力で磨いてしまう
→痛い思いをしてしまい悪いイメージがついてしまったケース

歯磨きは人間と同じで、ゴシゴシ擦るものではありません。
力加減が難しいかと思いますが、思っている以上に弱くても効果はありますのでリラックスして行いましょう。

口の開け方が強引だった

歯磨きを嫌がっているワンちゃんに対し、口を強引に開けてしまったり、開いた口を閉じないように固定してしまったり、動かないように頭をロックしてしまうとワンちゃんは嫌悪感を抱き、その結果歯磨きを拒絶するようになってしまいます。

ワンちゃんが嫌がっていたら、一旦やめるなどワンちゃんのペースに合わせることも必要です。

歯磨きをすると噛んでくる場合

奇麗な歯を持つ犬

歯磨きをしようとするとワンちゃんが噛んでくる場合、本当に嫌がっている証拠です。
自己防衛での噛みなので「やめてっ!」と歯磨きを阻止しようとワンちゃんも必死になるため、無理矢理やろうとすれば飼い主さまも怪我をしてしまうリスクが高くなります。

どんな原因があって噛んでしまうのか下記でご説明します。

口内炎

元々は普通に歯磨きが出来ていた子が出来なくなった場合、口の中で炎症を起こしてしまっていたり、歯がグラグラしていたりすると、痛みを感じ違和感があるため、抵抗するために噛んでしまう事があります。

痛みを感じている様子があるのであれば、かかりつけの病院へ受診し、まずは完治させましょう。

口周りを触られるのが嫌い

ワンちゃんが口回りを固定されたりすると嫌悪感を感じてしまう事は正常な反応です。
しかし、ワンちゃんにストレス無く歯磨きを行うためには口回りを触らせてくれるようにしなければなりません。
こういった場合は上記の手順をちゃんと踏み徐々に慣らしていけば改善されます。

ポイントとしては、触らせてくれたり、すこし唇をめくらしてくれたりした際に大袈裟なくらい褒めてあげることで嫌悪感を緩和させることが期待できます。
ただし、興奮しやすい子の場合は褒めすぎるとテンションが上がってしまい、甘噛みをしてくる可能性もあるため、褒める加減はワンちゃんに合わせてください。

今まではできていたのに急に嫌いになった場合

噛みはしないが、以前のように歯磨きをさせてくれなくなった、普段はできるのに急にできなくなった場合のご紹介を致します。

上記でご説明した内容と似ていますが、ワンちゃんが嫌がる理由は特定の原因があるため、共通していることが多いです。
それでは、下記に主な2つの原因について解説します。

口内環境による原因

口内に炎症が起きてしまっている場合は、今までやらせてくれていた歯磨きを急に嫌がってしまう事があります。

また、歯の生え変わり期や老化に伴い歯茎が弱くなり歯がグラつく場合なども、痛みや違和感を感じ歯磨きを嫌がってしまうことがありますので、今まで出来てた歯磨きが急に出来なくなった場合はワンちゃんの【異変】に素早く気付いてあげましょう。

歯磨きをする人が特定の人のみ

ご家族の中でも歯磨き担当が特定の人のみの場合、別の方に歯磨きをさせない子もいます。

その理由は「信用できない」「雑で痛い」など悪いイメージがあるためです。

そのため、ワンちゃんにストレスを与えない意味では歯磨き担当を決めてしまう方法も良いですが、ご家族みんなが出来るようになりたいと考えている場合は、ご家族全員が同じやり方で統一することが出来ればワンちゃんも安心して身体を委ねてくれることでしょう。

慣れるスピードは個体差がある

奇麗な歯をした犬

いきなり歯磨きをしようとしても、口元を触られることに慣れていない子は嫌がります。
全く気にしない子はすんなりと受け入れてくれることもあるでしょう。
慣れるスピードや嫌悪感を抱くポイントなどは全てのワンちゃんが同じな訳でなく個体差があることを忘れないように心掛けてください。

まずは、口元を触る練習からしていき、次に歯ブラシを歯にあてる練習をしていき、最終的に歯みがきに慣れさせます。また、落ち着いて磨かせてもらう為に、お散歩に行ってストレス解消をしたり、音や匂いが少ない場所を選んだりとワンちゃんをリラックスさせてあげるなど、環境を整えることも重要なポイントとなります。

ゆっくりワンちゃんのペースで慣れさせていきましょう。

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