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フローエンスの飼育方針
企業型ブリーダーのフローエンスは一般的に珍しい体制ですが、企業であるからこそ、実現可能な取り組みが多数存在します。このページでは、繁殖・育成に関する具体的な取り組みをご紹介いたします。



方針1
無理のない適正な繁殖計画
親犬には遺伝子検査を実施し、発症リスクのある疾患の予防に努めています。また、過去の繁殖記録や体調を丁寧に見極め、交配は複数名による話し合いのもとで、慎重に決定します。小さいからだの子犬ほど高く売れやすく、親犬の母乳や食事を過度に制限して無理に小さい子犬を産ませるブリーダーも存在しますが、弊社は「売るために小さく産ませる」繁殖計画は行っていません。まずはしっかり食べること、そして、食への関心を含む「わんちゃん一匹一匹の個性」に合わせた食事と健康を大切に考えています。基準体重を満たさない場合お迎えを延期するなど、命に寄り添う姿勢を徹底しています。
さらに、法令順守は当然のこと、社内では情報管理・多重チェック体制を整備。すべての命に誠実で透明性のある対応をお約束します。
私たちのブリーディングは「かわいい」だけでなく、その先にある命の幸せを見据えて行われています。

方針2
五感を豊かにする健康的な食事
負担の大きな親犬こそ、楽しい食事を通して健康でいてもらうため、ペット栄養管理士監修のもと、生食を取り入れた手作りフードを与えています。生食を与えると腸内環境(腸内フローラ)が豊かになり、わんちゃんの免疫力が高まります。加えて、わんちゃんにも人同様、食の楽しみを感じてほしいという想いから、お米・お魚・お肉・季節のお野菜等の配分や種類を日または月替わりにして、味に変化をつけています。
このほか、適切なカロリーと、食べたときの満足感のバランスにも配慮しています。ドッグフードはカロリーが高い分、与えていい“量”が少なくなり、満腹感を得られにくいです。そのため、一般的なドッグフードよりもカロリーを抑えたレシピを考案することで、満足感のある食事を心がけています。お迎えが決まった子犬には、ドッグフードのみを与えていくよう調整していますので、安心してお迎えください。

方針3
安全・清潔・快適な居住環境
フローエンスのブリーディング専用施設は、広大なドッグランを作ることを必須条件として開発しています。そのため弊社のブリーディングは、豊かな自然に囲まれた、わんちゃんにとって快適な立地で行われます。
悪天候や外敵からわんちゃんを守る犬舎も、もちろん複数完備していますので、子犬たちがのびのびと暮らせる居住空間を実現しています。

方針4
自然豊かで低ストレスな運動環境
犬はその狩猟の歴史に紐づく本能から、運動量が少なくなると問題行動を引き起こす可能性があります。そのため、わんちゃんが力いっぱい走りまわることができる、3,000坪以上の屋外ドッグランを全4拠点のブリーディング専用施設に準備しています。 このほか、トレーニングに特化したアジリティ専用のドッグランも設けています。
ドッグランの周りでは犬以外の動物も飼育しており、動物たちの社会性がはぐくまれる環境が形成されています。
これらの空間を設計・管理・維持する専属スタッフが在籍していることも、私たちの特長の1つです。

方針5
犬の生態を熟知し
社会性をはぐくむトレーナー
犬は本来群れを作る生き物で、絶対的なリーダーが統率する社会を望みます。もしわんちゃんが犬社会を学ぶ機会に恵まれなかった場合、お迎え後に飼い主をリーダーと認めず、言うことを守れないというケースが起こりえます。また、性格も遺伝すると言われています。
そのため当社では、親犬を対象に、ドッグトレーナーがリーダーの役割を担って、犬同士はもちろん犬・トレーナー間で犬社会を学ぶ環境を備えています。同時に、人間の生活環境を再現したトレーニングルームがあり、人間の暮らしの中で飼い主との決まりをしっかりと学ぶ訓練を積みます。一部施設では、パピートレーニングも実施しています。
また当社は、トレーナーに限らず全社員に、適正な飼育や管理知識を身に着けてもらえるよう「家庭動物管理士」の資格取得を会社負担で推奨しています。このように、犬の生態や本能を熟知した上で、社会性が身につく環境と仕組みを整えています。

方針6
予防医療と迅速な治療体制
親犬には年1回のワクチン接種・フィラリア予防・健康診断を実施しています。よりデリケートな子犬には、毎月のフィラリア予防・健康診断に加え、生後50日前後と80日前後の2度のタイミングでワクチン接種を実施しています。さらに、万一の時は迅速な治療対応が求められる子犬に対しては、全施設毎週または隔週で当社専任の獣医師が巡回することで予防医療につとめています。
またお迎え後の生体保証にも力を入れており、最大3年間の先天性疾患のオプション保証も備えています。

方針7
引退後の親犬への福祉
私たちは、繁殖を終えたわんちゃんたちにも、第二の幸せな暮らしを届けたいと願っています。その想いから、引退後のわんちゃんたちは、信頼のおける譲渡団体様を通じて新たな家族とのご縁を探しています。現在は5つほどの団体と連携し、必要に応じて提携動物病院で健康チェックを行った上で、里親募集へとつなげています。
また、毎日共に過ごしているスタッフやその家族・知人への譲渡も大切な選択肢のひとつ。性格や暮らしぶりをよく理解したうえで、愛情深く迎え入れられるケースが多くあります。
さらに、最適な譲渡先が見つからなかった場合や、特別なケアが必要な場合には、弊社施設内での終生飼養にも取り組んでいます。最後まで責任をもって見守ることが、命と向き合う私たちの信条です。

方針8
飼育方針のアップデートをし続けるPDCAサイクル
このような飼育方針には、良い意味での正解・ゴールはありません。成功する例は多くありますが、試みたものの効果を得られなかったこともあります。また、同じことを繰り返していては慣れてしまうため、刺激の変化も重要な要素です。取り組みには必ず目標を設定し、行動観察によって結果を評価、PDCAサイクルを回しています。
今後もわんちゃんにとってより良い飼育方針を目指し、改善・運営してまいります。
企業だからこそすべての方針を実行できる、
これが私たちのつよみです
総面積2万坪以上の土地の確保や、医療・トレーニング各分野のプロフェッショナルの雇用、子犬の健康・生命の保証制度整備にいたるまで、このような万全の体制を整えることができるのは企業というバックボーンがあるからこそ。
私たちはこのつよみを最大限に活かし、これからも大切ないのちをていねいにはぐくんでまいります。
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