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           犬と飼い主が豊かに暮らすための目標となる【OPDES】チームテストについて        

2023.08.11

flowens

この記事の監修

フローエンスメディアライター   大久保 祐太のプロフィール写真

フローエンスメディアライター   大久保 祐太

しつけやトレーニングに関する記事を弊社ドッグトレーナーを通し、分かりやすく実践しやすい記事を発信します。また、私自身がしつけに大きく悩んだ経験があるため、飼い主様にできる限り寄り添える記事を目指します!

犬歴:
ゴールデンレトリーバー
ミニチュアダックスフンド
オーストラリアンキャトルドッグ

資格:
ペット・トラベルアドバイザー
ペット災害危機管理士 2級
家庭動物管理士  3級

オプデスを受験したルディーとサンリュウ

今回は日頃のトレーニングの目標となるオプデスについてご紹介したいと思います。
また、フローエンスでもトレーナーが受験しているため、内容やコツを動画で説明し、最後にはインタビュー形式でトレーニングが上手くいかない時のポイントや、トレーナーがトレーニングする時に気を付けているポイントなどを聞いてきました!

トレーニングの参考になる内容となっていますので是非最後まで読んで頂き、オプデスの理解を深め、目指してみてはいかがでしょうか!

OPDESとは

OPDES(オプデス)とは現代社会において、”人”と”犬”が共に難なく暮らせることを目標とした犬の教育社会化推進機構のことを指します。また、オプデスが掲げる目標に伴い様々な試験や大会が行われており、今回は【チームテスト】についてご紹介します!

チームテストの背景

チームテストを実施する目的はワンちゃんを飼育している方も、ワンちゃんを飼育していない方も、どちらも気持ちよく暮らせる社会を目指しているためです。近隣住民とのトラブルや公園やお散歩でのマナーを守ることで、社会からも認めてもらいやすくなります。
しかし、残念ながらワンちゃんに限らず飼い主様のマナーやモラルが欠如し【犬が嫌いな訳ではなく、飼っている人が嫌い】というデータがあるのも事実です。

そこで、ワンちゃんや飼い主様の社会的地位向上を計るため【チームテスト】を実施しています。

オプデスの詳細はこちらから↓

オプデス公式HPはこちら

愛犬を守るために【しつけ・教育】は義務

また、ワンちゃんを飼う全ての飼い主様に共通するのが【しつけ・教育】の義務です。義務というと少し強制的に聞こえてしまうかもしれませんが、ワンちゃんを守るためにも必要なこととなります。

日常のお散歩やお出かけは危険が沢山あります。例えば、車通りの多い場所をお散歩中に突然飛び出してしまったり、ドックランや公園で他のワンちゃんや飼い主様を噛んでしまうなどといったリスクも十分にあります。

飼われているワンちゃんが、他のワンちゃんや飼い主様に迷惑をかけないための【しつけ・教育】は義務であるということを忘れないようにしましょう。

フローエンスドッグトレーナーの活動のひとつ

私たちフローエンスでは定期的にドッグトレーナーとパートナー犬にチームテストの受験をさせています。その目的は、ドッグトレーナーのスキル向上でもありますが、フローエンスでは環境エンリッチメントを取り入れています。その環境エンリッチメントでもある、コミュニケーションを満たす意味も込められているのです。

ワンちゃんはトレーニングが好きな生き物で、役割を与えて自分の頭で考えさせて褒められるといった幸福感を満たすことも目的となっています。

チームテストの内容とトレーニング方法

それでは、チームテストの内容とトレーニング方法について動画でご紹介します。実際のコースを再現するのが面積的に難しかったため、全く同じではありませんが内容は同じです。また、チームテスト受験トレーニング動画ではポイントも含めていますので是非参考にしてください!

試験内容

【早川・ルディー】チームに実演して頂きました。

このチームはTT1、TT2(チームテストの略)の難易度別でも認定を受けています。また、ルディーは先日、オプデスが主催するアジリティ大会で初出場で2位という成績を残した期待のワンちゃんです!

それでは、実践編スタートです↓

トレーニング方法

【尾東・サンリュウ】チームに実演して頂きました。

このチームはTT1に合格しており、次回のアジリティ大会の出場を控えているチームです。

チームテストの合格までのポイントを解説しているので是非参考にしてください。

それでは、トレーニング編スタートです↓

ドッグトレーナーにインタビューしました

動画に出演して頂いたドッグトレーナーにトレーニングのコツやチームテスト合格までの期間などをインタビューしてきました。また、これからチームテストを目指していこうと思う方に向けて一言メッセージもあるので是非最後までお読みください!

トレーニングを始めた時期は?(犬の年齢とトレーニング期間)

早川さん:

ルディーが生後7か月頃からチームテストに向けてトレーニングを開始しました。
トレーニング期間は約5ヶ月程で合格しました。 (1歳0か月17日合格)

尾東さん:

サンリュウが1歳7か月頃から始めました。
トレーニングの期間は10か月程です。(2歳5か月4日合格)

まとめ:

チームテストはワンちゃんの年齢が1歳以上であれば誰でも受験することが出来ます。トレーナーでも合格まで最低でも半年近くかかるので焦らずトレーニングを進めてください。
試験に合格するためのトレーニングになってしまっては本末転倒であり、あくまでもオプデスの目的に合うように社会性を身に着けさせることを重要視しましょう。

トレーニング中に気を付けていたポイント

早川さん:

「明るく!わんぱく!好奇心旺盛!わが道を行く!」タイプなルディー、オーシー(オーストラリアン・シェパード)らしい明るい性格はそのままに、作業を行う上で義務感をもって意識をそらさず集中する姿勢の維持が難しく、ルディーとのやり取りを楽しみながらトレーニングを行うことを意識してトレーニングをしています。

尾東さん:

「好奇心旺盛!1点集中!楽しいこと大好き!」タイプなサンリュウ、こちらが楽しみながら、でもテンションを上げすぎず意識を保ったままトレーニングを行うことを意識してトレーニングをしています。

まとめ:

二人が共通しているポイントは【犬の性格を理解している】ことです。

人間の気持ちを押し付けるのではなく、まずワンちゃんの性格を把握して注意点や意識のさせることを大事にしているのが分かりました。トレーニングの核となる部分ですので、ワンちゃんとのトレーニングに取り入れてみてはいかがでしょうか。

トレーニングが上手くいかない時のアドバイス

早川さん:

「犬」も「飼い主」も楽しむこと。ワンちゃんは人が思う以上に繊細で人の感情や動きに敏感です。「なんでできないの!」と負の感情を押し付けてしまったり「私の教え方が悪いんだ…」とマイナスなイメージをもって接していても、お互いに楽しくありませんし自信をなくしてしまいます。できないのであればハードルを下げ確実にできる所から再スタートしお互いに楽しく自信をもってトレーニングをすることが一番の近道になると私は考えています。

尾東さん:

飼い主様が焦る気持ちが強くなってきてワンちゃんに知らず知らずのうちに圧をかけてしまっていて、トレーニングが楽しいもの、で終わることが難しくなっていると思うので、遊びながら合間にちょっとトレーニングを挟む感じで、トレーニングを行ってはいかがでしょうか。

まとめ:

ドッグトレーナーはトレーニングのプロであり、年間何十頭もお世話している経験から上手くいかない時の脱出方法や気持ちの入れ替え方を沢山知っています。しかし、ほとんどの飼い主様がプロではないため、トレーニングのスランプが長引いてしまうことも少なくありません。

そういう時こそ、トレーナーに相談したり、今回の記事を読み直して頂ければ幸いです。

トレーナーから皆様に

早川さん:

どんなトレーニングや目標でも良いです。小さなことでもワンちゃんと一緒に何かを成し遂げることでワンちゃんとのコミュニケーションが取れるようになり生活がより豊かになります。
何か目標に向かって生活をしていく中で、ワンちゃんとの会話を楽しんでみてはいかがでしょうか。かわいいだけではない今までとは違ったドッグライフになると思います。

尾東さん:

日常生活でたまに遊びの中にお座りなど頭など使ったりすることで新しい一面も見れると思います。その中でトレーニングを通してコミュニケーションが取れるようになり、目標を立ててトレーニングを行うなどして、飼い主さまもワンちゃんもより良い生活ができると思います。

ドックライフをエンジョイしよう!

ワンちゃんを飼って楽しいことも、大変なことも沢山経験すると思います。その中で、トレーニングが上手くいかず、ワンちゃんとのコミュニケーション不足になってしまってはお互いに楽しくありませんよね。最初から完璧にできる人はごくわずかであって、多くの場合はつまずいてしまうでしょう。ですが、そんな時はいつでも相談してください!難しい場合やつらい場合はドッグトレーナーを頼りましょう。そして、前向きになったら目標としてオプデスの試験を受けてみてはいかがでしょうか!

私たちは飼い主様のドックライフを全力でサポート致します!

撮影協力

ポメラニアンの【サンリュウ】

ポメラニアン

オーストラリアン・シェパードの【ルディー】

オーストラリアンシェパード

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犬歴:
ゴールデンレトリーバー
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資格:
ペット・トラベルアドバイザー
ペット災害危機管理士 2級
家庭動物管理士  3級

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