見た目では元気そうなのにご飯を食べてくれない、水は飲むのにご飯は食べない、おやつは食べるのにドックフードを食べてくれない、など「ご飯」について悩まれている方も多いのではないでしょうか?
今回は【元気はあるのにご飯を食べない】をテーマに記事を作成しましたので、是非参考にして頂ければと思います。
ご飯を食べなくなる理由と対策
わんちゃんがご飯を食べなくなる理由は大きく分けると【わがまま】と【病気】の二つに分けることができます。元気な場合は下記にまとめた方法で改善して頂ければと思いますが、病気については獣医師の判断に従ってください。
わがまま
ワンちゃんによっては、硬いフードを好む子が入れば、柔らかいフードが好きな子もいます。他にも缶詰や好きな味、匂いなどこだわりの強い子はお腹が空いてても意地を張る子もいます。
対策としては、好き嫌いを作らせないようにわがままに応えないようにすることです。
または、運動量を増やし我慢できないくらいお腹が空けば食べてくれるでしょう。ご飯の回数も、減らしてみたり、一回量を減らしあげる回数を増やすなどの増減も効果的です。
ドックフードの変化
元気があるのにご飯を食べない理由として、ドックフードの急な変更があった場合、警戒心が強い子は食べるのを躊躇することがあります。
対策としては、いきなり変更するのではなく、従来のご飯に少しずつ混ぜて新しいご飯に慣れさせましょう。移行期間ですが、1週間後に完全移行を目安に配合していくのがおすすめです。
病気
ここからは、病気やストレスなどが原因の場合、その特徴と対策を紹介します。
特徴)
水も飲まない
嘔吐する
下痢をする
元気がない
など
上記の症状が見られる場合は速やかにかかりつけの動物病院へ受診しましょう。
とりあえず様子を見る場合にも、受診した際に症状を正確に伝えられるように【最後にご飯食べた時間】【最後に水を飲んだ時間】【下痢の間隔や状態】など記録できるものは記録しておくことが理想です。
ストレス
例)
引っ越した
旅行帰り
雷の音で怖かった
など
上記で挙げた経験・体験がワンちゃんによってはストレスのかかることだった可能性も考えられます。
また、縄張りを持つ動物であるため、引っ越しや旅行で体調を崩してしまう子も少なくありません。ストレスを感じやすい子や、神経質な子などは日常に変化があるタイミングで体調を崩すケースが多いので、様子を見守るようにしましょう。
症状が悪化するようであれば病院への受診をしてください。
老化
老化に伴い、食欲や口内の問題が考えられます。食欲については年齢を重ねる毎に徐々に低下してしまいますが、口内(歯や歯茎)のケアは若いうちから行うことで対策することができるでしょう。
正しい歯磨きのやり方について詳しく読みたい方はこちら↓
様々なケースでの食べさせ方
最後に【ご飯を食べない】でのお問い合わせに関連したケース別での食べさせ方を紹介します。ご飯を食べないと心配になり、甘やかしてしまうこともあると思いますが、逆効果になってしまうこともあるため、下記で紹介する方法を参考にして頂ければと思います。
おやつは食べる
おやつをあげすぎてしまうとおやつで満腹に感じてしまい、ごはんを食べなくなってしまうというケースがあります。
おやつの量を減らしたり、おやつの代わりにフードを使用するなど、1日の必要な栄養が補えるよう調整しましょう。
手であげると食べる
飼い主に甘えたい、かまってもらいたいあまり、フードボウルからでは食べず人が手に持ったごはんしか食べない癖がついてしまっている場合は、下記の流れに沿って改善してみましょう。
手からご飯を食べ完食する
↓
フードボウルを手にもってごはんをあげ完食する
↓
フードボウルの位置を徐々に下げる
↓
地面においてあるフードボウルからご飯を食べ完食する
といったように少しずつフードボウルから人の力を借りずにご飯を食べる練習を行ってください。
元気はある
1)元気もあり、何か病的な原因がないのであれば理由は様々ですが、缶詰めを混ぜれば食べてくれる場合は缶詰めの量をワンちゃんに気づかれないように徐々に減らしていき結果、缶詰がなくても完食するようにする方法
2)1日の運動量が足りず、あまり空腹感を感じていない場合はお散歩の時間を増やしたり運動をすることでお腹が減り食べてくれるようにする方法
元気がある場合は上記の二つの方法を試してみましょう。
水は飲む
水は飲むが食欲がない場合は病気が隠れている場合があるため病院に一度行くことをお勧めします。
診断結果が分かり、病気でないのであれば、上記の【元気はある】と同じように運動不足が原因なのか、よりおいしいものが食べたいアピールなのかを特定できると思いますので、その問題に沿った解決策を行いましょう。
わがままと病気の見分けは難しい
わんちゃんがご飯を食べない理由は様々で、わがままの場合と病気の場合があります。しかし、それらを見極めるのは難しいため【いつもと様子が違う】と感じた場合は、かかりつけの動物病院へ受診をしましょう。わんちゃんがお腹が空いていないだけなら心配はいりませんが、もしものことも常に頭の片隅においておくことで、いかなる事態にも対応できると思います。
アンケートのご協力
記事やコンテンツについて、ご意見ご要望があればご協力お願い致します。
アンケート結果はより良い記事提供にするべく役立たせて頂きます。