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犬がケージを噛む理由と防止策|留守番中だけ噛むとき【2026】
公開日:2024年9月5日(木) 更新日:2026年10月6日(火) 噛み
この記事の要点
ケージを噛むのは、歯がかゆい・退屈・不安・要求のいずれかです。かじること自体より、塗装やかけらを飲み込むほうが危険なので、食べた疑いがあるときは様子を見ずに動物病院へ。しつけで直す前に、カバーを付ける・噛んでよいものを入れる、と物理的に止めるほうが早く安全です。留守番のときだけ激しく噛む場合は、不安が理由のことがあります。
おうちでハウスにしているケージを噛んでしまうといった相談は少なくありません。そもそもなぜ噛んでしまうのか、噛むのをやめさせる方法などを詳しく解説します。今後噛んでしまう可能性もあるので、事前対策ができるように迎え入れたばかりの飼い主様も参考にして頂けたら嬉しいです!
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子犬を見る犬がケージを噛む理由
そもそも、なぜケージを噛んでしまうのかを考えてみましょう。原因が分からないままでは、やめさせ方も分からないと思います。考えられる原因を4つ紹介するので、当てはめてみてください。
歯の生え変わり
人と同じように、ワンちゃんも乳歯から永久歯に生え変わります。おおよそ生後5ヶ月〜7ヶ月くらいから生え変わりの時期に入るため口の中が痒くなり、その痒さを紛らわせるために物を噛んでしまったりガジガジするという行動が目立つようになるのです。
痒さだけの原因であれば、年齢と共に治まっていきますが、口内の怪我や誤飲に注意する必要はあるでしょう。
ストレスや不安
寂しさなどでものを噛んでしまったり、食べてしまったりするケースです。これは勢いにまかせてワンちゃんが噛んでしまっていることが多く、問題行動の一つといえます。感情の行き場がなく、血が出るまで噛み続ける場合は速やかに病院、ドックトレーナーに相談しましょう。
好奇心による噛み
ワンちゃんは人のように手で物を確認したりできません。なので口に入れたり噛んだりして確認しようとしたりします。これはなんだ?どうやったら外に出れるのか?など好奇心で噛んでしまうことも考えられるので、噛んでいいもの悪いものを教えてあげましょう。
教え方についてはこちらを参考にしてください↓
犬の甘噛みはいつまで続く?勝手に直らない理由と許すと起きること
運動不足やコミュニケーション不足
お散歩に行けてない場合や、ワンちゃんとのコミュニケーション不足が原因で、あらゆるものを噛むといった問題行動に繋がってしまうケースも考えられます。噛むものがなければワンちゃんは自分の手足を噛んでしまう自傷行為となるリスクもあるので、よく注意してあげてください。
ケージだけでなく、手足を噛んでしまう(隠れて噛んでしまう)場合はドックトレーナーに相談しましょう。
新しく載った子犬
塗装やプラスチックを食べてしまったら
「柵の白い部分をかじって食べてしまった」——実際にいちばん多い心配ごとです。かじること自体より、飲み込むほうが危険です。
すぐ動物病院へご連絡ください
- かけらが見当たらず、飲み込んだ可能性がある
- 吐こうとしているのに何も出ない/何度も吐く
- ごはんを食べない・水を飲まない
- お腹を触られるのを嫌がる、丸まって動かない
- 便が出ていない/血が混じる
- 口の中を気にする、よだれが増えた(口を切っていることがあります)
その場で吐かせようとしないでください。とがったかけらなら、戻すときに食道を傷つけます。
受診のときは、かじられたケージの現物か写真を見せられるようにしてください。「どれくらい無くなっているか」が分かると、飲み込んだ量の見当がつきます。
木製のケージは、とくに気をつけてください
木は縦に裂けて、とがったささくれになります。プラスチックのかけらより口や食道を傷つけやすく、飲み込むと危険です。
また、塗装やニスが塗られている木は、その成分を口に入れることになります。ペット用として売られているものでも、かじり続けることを想定した作りとは限りません。
かじる子には、木製のケージは向きません。すでに使っていて、かじる跡があるなら、金属製に替えるかカバーを付けてください。
留守番のあいだだけ噛む場合
人がいるときは噛まないのに、留守番のときだけ激しくかじる——これは別の問題です。
| 退屈・歯がかゆい | 不安が強い | |
|---|---|---|
| 噛む場所 | あちこち | 出入口のまわりに集中する |
| 激しさ | ほどほど | 爪や口から血が出るほど |
| ほかの様子 | とくに無い | 吠え続ける/よだれ/粗相/震え |
| 人がいるとき | 同じように噛む | 噛まない |
| 出かける準備 | 反応しない | 鍵や上着を見ると落ち着かなくなる |
右側に当てはまるなら、物理的な対策だけでは解決しません。おもちゃを増やしても、不安そのものは減らないからです。
くわしくは犬が離れると吠える|分離不安の見分け方と練習のしかた【2026】をご覧ください。けがをするほど噛むなら、早めに専門家にご相談ください。
噛めなくする(いちばん確実です)
しつけで直そうとする前に、物理的に噛めなくするほうが早く、安全です。かじっている間はけがの危険が続くので、まずそこを止めます。
| 方法 | 向いている場面 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 噛む場所にカバーを付ける | かじる場所が決まっている | カバー自体をかじらないか確認 |
| 金属製のケージに替える | 木製をかじっている | 塗装がはがれていないものを |
| 噛み防止スプレー | 広い範囲 | 平気な子もいます。効かなければ別の手を |
| ケージの位置を変える | 出入口をかじる/外が気になる | 人の気配が届く場所へ |
| 噛んでよいものを入れる | すべての場面 | 飲み込めない大きさのものを |
「噛んでよいもの」を必ず用意してください。取り上げるだけだと、噛みたい気持ちの行き先が無くなります。中におやつを入れられるおもちゃは、留守番のあいだ夢中になりやすく、おすすめです。
叱っても止まりません
留守番中のことを、帰ってから叱っても伝わりません。犬は「いま起きていること」と結びつけるので、帰宅した飼い主さまが怖い、という記憶になるだけです。
目の前で噛んでいるときも、大きな声を出すと「かじれば反応してもらえる」と学ぶことがあります。静かに別のものへ興味を移してください。
ケージを「罰の場所」にしないでください。叱ってケージに入れることを繰り返すと、そこで落ち着けなくなり、かじりも増えます。
対策について
続いては、噛んでしまう理由を理解したうえで、どのような対策があるかを紹介します。下記にまとめた対策を実践してみてください。
ケージを変えてみる
ケージを噛んでしまう時はお金はかかってしまいますが、ケージからサークルやクレートに変えてみる方法もおすすめします。サークルの場合、どうしても隙間のあるものなのでいたずら防止の舐めたらワンちゃんにとって害のない嫌な味がするペーストなどを塗っても効果的です。クレートの場合、隙間がプラスチックのケージだと噛んだ時に歯が入るのでそれが面白くて噛んでしまう子もいるので、隙間などがステンレスなど犬が噛んでも変形しない形のものに変える事がおすすめです!
運動して発散させる
ワンちゃんそれぞれに合った運動量がありますが、何よりも運動不足は一番のストレスになってしまいます。子犬の場合は自分の体力の限界が分からず動きすぎてしまうこともあり、その時にケガをしてしまうリスクもありますので、1回20分を1日4セットなど小分けにしてその子にあった1日の運動量を見つけてあげましょう。
成犬の場合は体の運動だけではなく頭の運動をさせてあげることで、全身のエネルギーを使うため満足感を与えることができます。
ノーズワークや芸を覚えさせるなど、頭を使う方法も運動の中に取り入れてみましょう!
プロに相談
お電話などで現状を相談していただき、プロのトレーナーさんからアドバイスをもらうことも解決への近道です。相談の際は噛んでしまう前にどういった行動をよくしているのか(ご飯のまえにスリッパをよく噛んでいる)などを具体的に伝えれば、その行動に対して詳しくご回答します。
また対面での相談の際は普段のいたずらの様子を動画を撮って頂き、見せて頂くとより解決に近づくアドバイスを提供できるはずです。
問題行動の原因を探るのも、やめさせるのも、簡単ではありません。不安に感じたらすぐに相談してみましょう。
噛み癖で生じる様々な問題
最後に噛み癖で生じる問題をいくつかあげます。吠えてないし近所迷惑じゃないからいいや、人やワンちゃんに噛むわけじゃないからいいや、とサークルを噛むのを後回しにしてはいけません。取り返しのつかないことに繋がる危険性もあるので注意しましょう。
木を食べてしまう
ワンちゃんは歯が入りやすく、噛みやすい物が大好きです。そのため、木製のケージやサークル、家具などは噛まれやすい対象になります。噛み続けてしまうと、木屑を誤飲してしまうなどの事故に繋がるリスクもあるので注意しましょう。
金属で歯が折れる
ワンちゃんは基本的になんでも噛んでみたいものです。その際に間違って金属を噛んでしまうと歯が折れてしまう危険があります。
子犬の場合、乳歯から永久歯に生え変わるので影響は少ないかと思いますが、成犬になり永久歯が折れてしまうと2度と新しい歯は生えてきません。さらに折れてしまったところはご飯などがたまりやすく、歯石や歯周病の原因にもなりますのでワンちゃんが固いものを噛んでいる際は注意しましょう。
ただ柔らかいものばかり与えてしまうとあごの発達に悪く、口腔内の病気のリスクも高くなりますので噛む専用のおもちゃなどある程度固いものは噛んでもらうのが良いでしょう。
何度も買い替えることになる
スリッパなど普段使用するものはワンちゃんの目につきやすく、噛みやすいので壊れてしまいます。日用品は噛まれてしまうと買い替えになってしまうので飼い主様にもストレスになりやすいので要注意です。
日用品以外にもケージやクレートも噛んでボロボロになってしまったら買い替えることになるので噛み癖は早急に直したい問題と言えるでしょう。
噛み癖はお互いにストレスとなるので早めに対処しよう
ワンちゃんは運動不足で自分の手を噛んだり舐めたりすることが多くなります。物を噛んでいる場合、ストレスだけとは限らず成長に伴って歯が痒かったりする場合もあります。
噛むのはダメだからとやめさせることばかりにとらわれてしまうと逆にストレスになりますので、ワンちゃんが何をしたいのか、どうして噛んでしまうのかを考えると解決に向かいやすくなりますので観察して最適な方法を見つけましょう!
よくある質問
ケージの塗装をかじって食べたようです。どうすればいいですか?
様子を見ずに動物病院へご連絡ください。吐こうとしているのに何も出ない、何度も吐く、ごはんを食べない、お腹を触られるのを嫌がる、便が出ていない——こうした様子があればとくに急いでください。その場で吐かせようとしないでください。とがったかけらは、戻すときに食道を傷つけます。受診のときはかじられたケージの写真を見せられるようにしてください。
木製のケージは危ないですか?
かじる子には向きません。木は縦に裂けて、とがったささくれになります。プラスチックのかけらより口や食道を傷つけやすく、飲み込むと危険です。塗装やニスが塗られていれば、その成分も口に入ります。かじる跡があるなら、金属製に替えるかカバーを付けてください。
留守番のときだけ激しく噛みます
不安が理由のことがあります。出入口のまわりに集中して噛む、爪や口から血が出るほど噛む、吠え続ける・粗相をする、鍵や上着を見ると落ち着かなくなる——こうした様子が重なるなら、おもちゃを増やすだけでは解決しません。けがをするほど噛むなら、早めに専門家にご相談ください。
帰ってから叱ったほうがいいですか?
伝わりません。犬は「いま起きていること」と結びつけるので、時間が経ってから叱ると、帰ってきた飼い主さまが怖いという記憶になるだけです。黙って片づけて、環境のほうを変えてください。
噛み防止スプレーは効きますか?
効く子もいれば、まったく平気な子もいます。効かなければ、別の手に切り替えてください。かじる場所が決まっているならカバーを付けるほうが確実です。スプレーを使う場合も、噛んでよいものを別に用意してください。
いつまで続きますか?
歯の生え変わりが理由なら、その時期を過ぎると落ち着くことが多いものです。ただし「かじると構ってもらえる」と覚えている場合や、不安が背景にある場合は、成犬になっても続きます。何歳になっても、まず「なぜ噛んでいるか」を切り分けてください。
ケージに入れると噛むので、出しっぱなしにしていいですか?
おすすめしません。ケージは、その子が安心して休める場所として必要です。災害時や入院のときにも役に立ちます。叱ってケージに入れることだけは、やめてください。そこが罰の場所になると、落ち着けなくなり、かじりもかえって増えます。
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まとめ
ケージを噛むのは、歯がかゆい・退屈・不安・要求のいずれかです。まず物理的に噛めなくして、噛んでよいものを別に用意してください。しつけで直すより早く、けがの危険も先に止められます。そして塗装やかけらを飲み込んだ疑いがあるときだけは、様子を見ずに動物病院へ。留守番のときだけ激しく噛む場合は、不安が理由のことがあるので、おもちゃを増やす前にそちらを見てください。
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