MENU

           子犬のお散歩デビューを成功させる3ステップと注意点について学ぼう        

2023.07.19

flowens

この記事の監修

フローエンスメディアライター   大久保 祐太のプロフィール写真

フローエンスメディアライター   大久保 祐太

しつけやトレーニングに関する記事を弊社ドッグトレーナーを通し、分かりやすく実践しやすい記事を発信します。また、私自身がしつけに大きく悩んだ経験があるため、飼い主様にできる限り寄り添える記事を目指します!

犬歴:
ゴールデンレトリーバー
ミニチュアダックスフンド
オーストラリアンキャトルドッグ

資格:
ペット・トラベルアドバイザー
ペット災害危機管理士 2級
家庭動物管理士  3級

チワワのお散歩デビュー

ワンちゃんを迎えたら、すぐにお散歩に行けるわけではありません。親や兄妹と離れて初めて外の世界を見るワンちゃんは刺激が強くトラウマの原因になってしまう要素が沢山あります。そのため、少しずつ人間社会に慣れさせてあげることが重要となるため、今回の記事を参考にして頂き、楽しいお散歩ライフを過ごして頂ければ嬉しいです!

お散歩デビューには3ステップが重要

まず、迎えいれた後に3つのステップを順番に行いましょう。これらのステップを行うことで、今後のお散歩デビューがスムーズになるので、是非参考にしてください!

ワクチンの接種

まず初めに、ワンちゃんを迎えてからお散歩に向けて混合ワクチン、狂犬病ワクチンの二種類の接種をしなければなりません。外の世界には病原菌やノミダニ、蚊によって感染するフィラリアなど、沢山のウイルスや寄生虫からワンちゃんを守る必要があります。

・混合ワクチンについて

混合ワクチンは3回打つのが一般的です。一回目は大体生後6~8週目が目安ですので、ブリーダーさんやペットショップで済んでいるかと思います。2回目以降は1回目の接種後3~4週ごとに3回目まで接種しましょう。ワクチンを打つことで様々な感染症を予防することができます。

混合ワクチンの種類については、5種・6種・8種・10種など複数あります。ワンちゃんのライフスタイルに合った種類を動物病院の先生と相談して選ぶようにしましょう。

・狂犬病ワクチンについて

狂犬病とは発症してしまうと致死率が100%の感染症です。また、人も感染するため生後90日以降のわんちゃんは狂犬病ワクチンを接種することが法律で定められています。

※共に毎年接種することもお忘れなく!!

抱っこ散歩

初めてのお散歩はワンちゃんにとって知らないものが沢山あります。車や自転車が通ったり大きな物音がしたりとワンちゃんによってはそれがトラウマになってしまうリスクもあるでしょう。そのため、いきなり歩かせるのではなく、まずは飼い主様の抱っこで外に出ていろいろなものを見て知ることから始めてあげましょう。外の環境に慣れさせてあげることによって怖いものではなく当たり前のことと分かればワンちゃん自身も恐怖心を抱かずに楽しくお散歩ができます。

ワクチンを3回接種していなくても、他のワンちゃんと触れさせない、歩かせなければ抱っこ散歩で出来るだけ多く外の世界を見させてあげましょう。子犬のうちは歩かずとも、目と耳からの情報量で疲れてしまうので、長時間のお散歩は避けてください。

首輪やリードに慣れさせる

首輪やリードはお散歩を行くタイミングで初めてつけるのではなく、おうちの中で慣れさせておくことが大事です。ワクチンが終わり、いざお散歩に出てもリードに慣れてなくて歩かないワンちゃんは少なくありません。お散歩が始まる前におうちの中でまずは短い時間からつける練習をしましょう。嫌がる場合はおやつを使いながらでもOKです。嫌なものというイメージをつけないように注意しましょう。

お散歩中に起こる問題の対策

続いて実践編です。ワクチン接種を終えて自分の足でお散歩に出たら、慣れるまでは様々な問題に直面するかと思います。スムーズに問題なく慣れてくれれば安心ですが、もし、下記の問題に直面したらこの記事を思い出して対処してください!

歩かない

・怖いものがある

初めて見るものや音などにびっくりして動けなくなってしまう子がいます。そういった場合は無理やり近づけてしまうとトラウマになりお散歩が嫌いになってしまいます。ですが慣れさせる必要があるためワンちゃんが自分から興味を持ち始めるまでその場で待ってあげましょう。また、その時に飼い主様がいつもと違う様子を見せてしまったりいつも以上に声をかけてしまうとワンちゃんが過度に反応してしまうため注意が必要です。

・ケガの可能性

子犬の肉球は柔らかいので剥けてしまったり、何かを踏んでケガをしてしまったりする場合があります。例えば足をあげていたり過度に舐めていたりする様子があれば一度肉球の様子を見てあげましょう。ケガに気づかず無理に歩かせたりするとお散歩の印象が悪くなってしまうので注意してください。

・帰りたくない、違う方向に気になるものがある

ワンちゃんは賢いので自分のおうちに近づいてくると帰り道だとわかる子がいます。まだ帰りたくなったり、自分はこっちに行きたいというワンちゃんの意思があり歩かない場合があります。

しかし、それらすべて受け入れてお散歩をしてしまうと、わんちゃん主体のお散歩になってしまい成犬になってからも自分のペースでしか歩かなくなってしまいます。子犬のうちからワンちゃんが行きたい方向ではなく、飼い主様が決めた方向に行くことを徹底してお散歩をしましょう。

より詳しい記事こちらから↓

なぜ犬は散歩中に動かなくなるの?伏せや座り込む理由と対処法を解説

興奮

好奇心旺盛なワンちゃんは初めてのお外や初めて見るものに臆することなく、むしろ嬉しくて興奮してしまうことがあります。興奮するとリードを引っ張り、気になるところへどんどん進んでしまったりとワンちゃん主体のお散歩になってしまいます。

その時に飼い主様が焦ってしまい声をかけてしまうとワンちゃんを余計に興奮させてしまったりするので注意しましょう。ワンちゃんが興奮している場合は一度止まりお座りや伏せをさせ落ち着くまで待ちます。興奮している状況であっても飼い主様の声が聞こえるように普段から練習しておくことが大事です。

他のワンちゃんとの接触

お散歩中に他のワンちゃんに会うことも多くなると思います。しかし、挨拶をさせたいなと思ってもワンちゃん同士の相性であったり相手のワンちゃんの性格もわからないので、いきなり近づけることは避けてください。まずは相手の飼い主様に確認を取り自分のワンちゃん、相手のワンちゃんが過度に興奮しすぎていないか注意しましょう。

せっかくの楽しいお散歩が他のワンちゃんと喧嘩してしまいケガをしてしまったらワンちゃんも飼い主様も嫌な気分になってしまいます。ワンちゃん同士の接触は十分に注意しお互い同意の上でおこなってください。

天候

夏場のお散歩は日中は避けましょう。熱中症やアスファルトでの火傷のリスクがあるためです。
雨の日のお散歩は濡れている地面や雨が降っていること自体を嫌がり歩かないワンちゃんもいます。そのため、室内で排泄させることも覚えさせておくといいでしょう。
また、雨の日は運動ができずストレスになってしまうワンちゃんもいるので、ノーズワークなど室内でストレスを発散できる遊びを用意してあげるとお互いストレスなく過ごせると思います。

 

お散歩で気を付けるポイント

お散歩中に他のワンちゃんと会う

最後にワンちゃんに対してではなく、飼い主様に向けてのポイントを紹介します。ワンちゃんコントロールする飼い主様も気を付けるポイントがいくつかあるので、ワンちゃんを守る行動となるため是非参考にしてください。

拾い食い

ワンちゃんは落ちているものが食べてはいけないものという判断はできないので飼い主様が教えてあげる必要があります。例えば、風で落ちているものが動いて本能的に追いかけてしまったり、とっさに咥えてしまったりすることがあります。

害がないものでしたら便で出てきますがタバコなど飲み込んだものによっては中毒を引き起こしてしまうものもあります。また、無理に取ろうとすると逆に飲み込んでしまったり、取られたくないがために噛みついてしまったりすることがあるので注意しましょう。

そういった場合に有効なのが咥えたものを出すことをコマンドで教えておくことです。例えば普段おもちゃで遊んでいる際に咥えたら「ちょうだい」と声をかけておやつを見せる、おもちゃを離したらほめておやつをあげる。など普段の遊びの中で教えてあげるのがいいかと思います。これを教えてあげることで誤って拾ってしまったものを飲み込んでしまうリスクは減るでしょう。

お散歩のマナー

お散歩中すれ違う人の中にはワンちゃんが苦手な人もいます。そういった人たちが嫌な思いをしない為にもワンちゃんを飼い主様がしっかりコントロールできることが大事です。

リードを引っ張るワンちゃん主体のお散歩になっていたり、通る人すべてに吠えてしまっていれば、周りの人の迷惑になってしまいます。そうならない為にも基本的にはリードを張らずしっかりと飼い主様の横を歩かせる、ワンちゃんが吠えそうだなと思ったらその前に声をかけてこっちに意識を向かせることが大切です。

他の犬とのあいさつの仕方、上手な挨拶の仕方

他のワンちゃんと接触させる場合は、まずはワンちゃんを確実にコントロールできることが大前提になってきます。興奮している状態での接触は避け、落ち着いている状態でまずは相手のワンちゃんに匂いを嗅がせてあげることから挨拶ができたらベストです。厳しい場合ははじめは抱っこの状態でもいいと思います。小さいうちから色んなワンちゃんと触れ合いさせて、慣れさせておけば上手に遊べるようになるでしょう。

車追い

お散歩中に車や自転車を追いかけてしまうワンちゃんもいます。本能で動いているものを追いかけてしまうのですが、ワンちゃんの大きさによっては飼い主様が転倒してしまったり、とっさにリードを離してしまったりということが起こりかねません。そういったことが起こらないように追ってしまわないように練習する時間を取ってあげましょう。

最初はそんなに通行の多い場所でなくてかまいません。車が来たなと思ったらワンちゃんの意識が車に向く前にお座りなどの声をかけてあげましょう。おやつを見せてもOKです。通り過ぎるまでワンちゃんが落ち着いて座っていられたらおやつをあげてほめてあげましょう。出来るようになってきたら徐々に通行量の多い場所に移動していき車や自転車が通ってもワンちゃんが特に気にしなくなれば安心です。

 

楽しくお散歩に出かけよう!

3ステップや散歩中の問題、飼い主様が気を付けるポイントを紹介しましたが、これらを守って頂ければ楽しいお散歩ライフを送れるはずです。ワンちゃんも飼い主様とお散歩に行けて嬉しく興奮してしまったり、若さ故の好奇心で突っ走ることもあるかと思います。しかし、みんなが安全に楽しくお散歩に行けるようにするにはトレーニングが必要です。他のワンちゃんとの接触も怪我をさせないためにトレーニングが必要です。もし、教えても直らない、上手く教えられないといったことがあればドックトレーナーに迷わず相談しましょう!

 

撮影協力

チワワ

 

チワワの【コーラル】

暑い日の撮影に付き合ってくれました!

カテゴリ

その他のお悩み

タグ

この記事の監修

フローエンスメディアライター   大久保 祐太のプロフィール写真

フローエンスメディアライター   大久保 祐太

しつけやトレーニングに関する記事を弊社ドッグトレーナーを通し、分かりやすく実践しやすい記事を発信します。また、私自身がしつけに大きく悩んだ経験があるため、飼い主様にできる限り寄り添える記事を目指します!

犬歴:
ゴールデンレトリーバー
ミニチュアダックスフンド
オーストラリアンキャトルドッグ

資格:
ペット・トラベルアドバイザー
ペット災害危機管理士 2級
家庭動物管理士  3級

よく読まれている記事

まだデータがありません。