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           犬の褒め方は一つじゃない?信頼関係の構築にも効果的な褒めについて解説        

2024.06.25

flowens

この記事の監修

フローエンスメディアライター   大久保 祐太のプロフィール写真

フローエンスメディアライター   大久保 祐太

しつけやトレーニングに関する記事を弊社ドッグトレーナーを通し、分かりやすく実践しやすい記事を発信します。また、私自身がしつけに大きく悩んだ経験があるため、飼い主様にできる限り寄り添える記事を目指します!

犬歴:
ゴールデンレトリーバー
ミニチュアダックスフンド
オーストラリアンキャトルドッグ

資格:
ペット・トラベルアドバイザー
ペット災害危機管理士 2級
家庭動物管理士  3級

※しつけ記事ではアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています

犬が褒めている

ワンちゃんとの暮らしの中で、日常的に「褒め」について、意識していますでしょうか?

意味のある褒めと相槌程度の褒めではワンちゃんの行動に大きく差が出てしまう可能性も十分にあります。また、褒めについても頭を撫でればいいという簡単な話ではないため、記事テーマとして取り上げて詳しく解説したいと思います。是非参考にしてください。


褒めるしつけについて

しつけ方法も沢山ありますが、その中で最も多いのが褒めて伸ばす方法です。
しかし、怒ってダメなものはダメと教えた方がいいという方もいるかと思います。
そのため、褒めるしつけのメリットを下記にまとめてみました。

褒めるしつけのメリット

褒めるしつけでの一番のメリットは

「ワンちゃんの自信に繋がる」です。

指示を聞けた喜びより、自分で考えた行動が正しかった時の方が
成功体験を積むことが多く、前向きにトレーニングを行うようになります。
怒られるトレーニングよりも褒められるトレーニングの方が楽しいですもんね。

 

また、怒れない(環境)飼い主さまにもおすすめです。
例えば、子育て家庭で怒ってるいる姿を子どもに見せたくない、

集合住宅で怒っている声を聞かれたくない、など怒ることを極力避けたい方でも、褒めて伸ばす方法はとても有効的であると思います。

お互いに負担が少ない

そしてもう一つは、怒る時に比べて負担が少ないことも挙げられるでしょう。

怒る時は失敗に注目し、怒るため体力の消耗はお互いに負担がかかります。しかし、褒める時は怒りの感情は持たないため体力の消耗も少なく、楽しくトレーニングできることもおすすめの理由の一つです。

正しい褒め方

褒めに正しいも間違いもないと思う方もいるかと思いますが、実は褒めにも正しい褒め方があるのです。正しいというのも、ワンちゃんに対してより効果的な褒め方といった方が近いかもしれません。褒める際は下記のポイントを意識して褒めてあげてください。

褒められていることを理解させる

まず、大前提なのが褒められていることを理解させなければいけません。

褒めはワンちゃんにとっての報酬であるため、報酬と認識していなければどんなに褒めても意味がなくなってしまいます。尻尾を振ったり顔つきが明るいなど、褒められて喜んでいることを確認しましょう。

褒められてることを理解していない子の場合は大袈裟なくらい褒めてあげて気付かせることが重要となるため、この問題を早めに解決することがカギとなります。

タイミング

次に重要なポイントが「タイミング」です。

ワンちゃんの記憶は短く、なにに対して褒められているのかが伝わらなければ意味がありません。ポイントは行動に対し正しい行動中と行動後すぐに褒めてあげましょう。

タイミングさえ間違えずに褒めれば、同じことを繰り返してくれるようになります。

言葉、コマンド

ご家庭内でのルールの統一は、褒めに関わらず全てのしつけ・トレーニングに共通します。

みんなが違えば混乱してしまうので、ルールは決めておくことをおすすめします。
褒める言葉であれば、短い単語で明るい感じを意識して決めてみましょう。

テンション

また、褒める際の注意点がテンションです。

テンション高めで褒める方が効果的な子と低めでゆっくり褒めてあげる方が効果的な子がいるからです。

見分け方としては、褒めたあとの興奮状態で適正テンションを見極める方法がおすすめです。

褒めた際に興奮して暴走してしまうこは、落ち着いて褒めてあげたほうがいいですし、沢山褒めてくれて嬉しいという子はテンション高めが効果的であるように、ワンちゃんの心地よいテンションを見つけられるように観察してみましょう。

報酬

褒めは報酬と言いましたが、褒め以外にはおやつ、撫でる、おもちゃ、などワンちゃんが喜ぶものであればなんでも報酬となるのです。

この報酬を間違えてしまうと時間のロスが生じてしまうので、できるだけワンちゃんが貰って嬉しい報酬をみつけましょう。

慣れさせない飽きさせない

そして、最後は慣れさせないことです。
毎回、同じことで褒めても、その行動のみに褒め続けていても向上は見込めません。

例えば、お座りを教える際に、コマンド座ることだけ褒めるより、徐々にレベルをあげてコマンド無しでも横について座ることができたら褒めるなど、褒めの質も変えていく必要があります。

しかし、今まで褒めていたことを急に褒めなくなれば間違ってるのかなと不安にさせてしまう可能性もあるため、あくまでも飽きさせない慣れさせないを意識して変化を持たせましょう。

愛犬の好きな褒めの見分け方

遊ぶのが楽しい犬

日々の生活の中でワンちゃんが一番喜ぶことをすぐにお答えできますでしょうか。

この質問に対し、一番最初に浮かんだ喜ぶ姿がワンちゃんにとって一番嬉しい報酬となります。

ワンちゃんによって、食べること、遊ぶこと、触ってもらうこと、など喜ぶ場面は様々です。見分け方といって難しく聞こえてしまうかもしれませんが、日常生活にヒントは転がっているため、その瞬間を切り取れるように観察してみましょう。

一番嬉しいと感じるコト・モノを報酬に設定することで、今後のしつけトレーニングがより良いものとなるはずです。

触られて嬉しい部位、嫌な部位

褒める時のアドバイスとして、ワンちゃんが触られて嬉しい部位や嫌な部位などを

下記にまとめてみました。個体差があるため、全犬種で適応するわけではございませんが、一般的に言われている部位を記載するので、参考程度にお読みください!

【触られて嬉しい部位】
・脇腹
・首の下(アゴも含む)
・尻尾の付け根

【触られるのが苦手な部位】
・足先
・口回り

は比較的嫌がる子が多い傾向があります。

また、プライド高い子、少しビビりな子は頭を嫌がる傾向があるため、いきなり頭を撫でるようなことはしないように注意しましょう。

褒める際の注意点

そして最後に褒める際の注意点をまとめました。

・タイミングを逃さない
・嫌がってるのに続けない
→苦手な顔周りをずっと触るなど嫌がる行為は悪い印象になりトラウマになる可能性がある
・ワンちゃんが喜ぶことを報酬にする
→褒められていることを理解させる
・小さなことでも褒めてあげて、自信を保たせる

注意:
プライドが高い子などは、報酬が無いと出来るのにやらないといったこともあります。

それは、指示を聞いても良いことがないと学習するため、無視することがあります。
このような事態にならないためにも、褒めには飽きさせないことが重要となるので、
褒めのレベルをあげてみたり、報酬に変化をだしてみたりと工夫は必要となるでしょう。

できたことに対して一緒に喜ぶ

褒められて嬉しい犬

できないことに対しイライラしてしまうことはワンちゃんを飼い始めたら一度はしてしまうものです。その結果、できたことに対して一緒に喜ぶ余裕を失っていませんでしょうか?

怒るのは簡単で褒めるのは難しいと言われるのがこのことで、教えている立場であればあるほど出来た時に「できて当たり前」と思ってしまい失敗に目がいってしまいます。しかし、ワンちゃんも一生懸命に飼い主さまが喜ぶために学んでいることを忘れないでください。

どんなに小さなことでも出来たことに対し一緒に喜びを共有できる関係になれるといいですね。


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