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           愛犬とアイコンタクトはとれていますか?しつけの基礎        

2024.06.11

flowens

この記事の監修

フローエンスメディアライター   大久保 祐太のプロフィール写真

フローエンスメディアライター   大久保 祐太

しつけやトレーニングに関する記事を弊社ドッグトレーナーを通し、分かりやすく実践しやすい記事を発信します。また、私自身がしつけに大きく悩んだ経験があるため、飼い主様にできる限り寄り添える記事を目指します!

犬歴:
ゴールデンレトリーバー
ミニチュアダックスフンド
オーストラリアンキャトルドッグ

資格:
ペット・トラベルアドバイザー
ペット災害危機管理士 2級
家庭動物管理士  3級

※しつけ記事ではアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています

飼い主とアイコンタクトをとる犬

犬のアイコンタクトは意識せずに出来る子もいればあまり目を合わせてくれない子もいます。しかし、アイコンタクトはコミュニケーションの一つなので、トレーニングを行えば必ず見てくれるようになるので、現在見てくれないとお悩みを抱えている方は是非参考にして頂ければと思います。

アイコンタクトはしつけの基礎

アイコンタクトはワンちゃんと飼い主さまとの無言の会話方法です。

ワンちゃんから気持ちを投げかけてくることもあれば、飼い主さまがワンちゃんに対し〇〇して欲しいという気持ちを伝える術と言えるでしょう。

また、全てのトレーニングに共通する「意識を飼い主に向ける」に対し、
基礎となる行動がアイコンタクトです。

そのため、今後しつけ・トレーニングをするにあたり、アイコンタクトは必要不可欠な重要な動作になります。

信頼関係を深めるコミュニケーション

しつけやトレーニングに必須条件としていると少し敷居が高く、壁を感じてしまう方もいるかと思いますが、実は信頼関係を築くコミュニケーションとしても機能しています。

お散歩に行く際もワンちゃんはアイコンタクトで「早くお散歩行こ!」「ここ真っすぐでいいんだよね?」など飼い主さまに対して確認してくるでしょう。

アジリティなどの高度なドッグスポーツトレーニングにおいても基本はアイコンタクトで次のコースや次の動作をアイコンタクトで指示を待っています。

言葉でのコミュニケーションが取れない犬と人間は心で通じ合うためにアイコンタクトの取得が大切ということを覚えておきましょう。


アイコンタクトのトレーニング

ここからはアイコンタクトを取れるように(意識を飼い主さまに向ける)するための実践的な方法をご紹介します。個体差により、時間がかかることもあるかと思いますが、全く問題ないので、ワンちゃんとのペースを守り二人三脚でゆっくりトレーニングしてみましょう。

いつからトレーニングを始めるのが最適か

始めるタイミングは家族に迎え入れて環境に慣れてきたらすぐに初めて問題ございません。

慣れていない時期にいきなりトレーニングを開始しても飼い主さまとの関係も構築出来ていない上に住む環境が変わってしまえば混乱してしまう可能性もあるため、まずはワンちゃんを安心させてあげることに徹してください。

やり方と注意点

やり方については、段階的に進めていきましょう。一段一段丁寧に上ることが一番早いので焦らずゆっくり、失敗したらまた一段階下がってを繰り返し行うことを忘れずにです。

1、おやつを顔の前に持っていく(あくまでも過程)
・視線をあげる練習からスタート

2、少しずつズラしていく
・目を見たら褒めてあげましょう

3、目を見たら褒める
・始めは刺激の少ないところからスタート
・慣れてきたら徐々に刺激を増やす
例)ベランダや庭→人気のない公園→人通りのある場所

4、好きなことをしている時に意識を向かせる
・お散歩している時に目があったら褒める
・おもちゃで遊んでいる時に目があったら褒める
など

最も重要なことは段階を踏むことと刺激のレベルを細分化することです。

できないことを刺激の多いところで行っても成功する可能性は低くなり、ワンちゃんの自信も付きにくくなってしまう可能性もあるのでワンちゃんに合った段階(プラン)を作りましょう。

そして、ここでの注意点は【褒めるタイミング】を間違えないことです。

ワンちゃんが目を合わせたタイミングをしっかりと見定めて3回に一回褒めるを1回に一回褒めてあげられるように注意しましょう。

アイコンタクトができない場合

上記の方法を段階的に進め、無理のないペースでタイミングを見失わずに行えるようになれば、自然とアイコンタクトはできるようになっているはずです。

しかし、現実はそうは上手くいかず、なかなかアイコンタクトを取れない可能性もゼロではありません。下記では上手くトレーニングが進まない時などに役立つ方法をお伝えします。

興奮しやすい子の場合

刺激の強い場所で興奮しやすい子や飼い主さまと一緒にいるだけで嬉しくて興奮してしまう子など、自分の感情を上手くコントロールできない子も少なくありません。

そういった子に有効的な方法は飼い主さまから声を掛けて意識を向けさせる方法がおすすめです。

落ち着きがなく、キョロキョロと動きまわってしまいパニック気味になってしまう子にも使えるのですが、自然と目を合わせてくれることを待つより、声を掛けて強制的に意識を向けることで、飼い主を見る=良いことがあるを学ばせましょう。

アイコンタクトにコマンド

声掛けをして意識を向ける方法の一つとして、アイコンタクトにコマンドをつける方法を紹介します。コマンドとは動作に対し指示やキッカケを作る合図のことを指し、お座り、お手などもコマンドです。

動作とコマンドの紐づけ方はこちらの記事を参考にして頂ければと思います。

コマンドトレーニングのコツは”行動”ではなく”合図”を理解すること

コマンドの言葉もチェック、見て、ワンちゃんの名前でもいいです。
名前を呼んだら見るという一つの芸として覚えさせるのもおすすめです。

できる環境から教えていく

最後にご紹介する方法は、見直すことです。

上記でご説明した方法で段階を飛ばしていないか、刺激の段階は一段ずつ登れていたかを再度考えなおしてみましょう。

刺激のレベルはいつもの散歩コースかトレーニング用で行った場所かでもワンちゃんにとったら刺激は大きく異なります。人がいない場所、車通りが少ない場所だけでなく、そういった小さな変化も刺激レベルで振り分けてみるのもおすすめです。

信頼関係がないわけではない

飼い主にアイコンタクトをとる犬

アイコンタクトだけでなく、全てのトレーニングに共通していることは、出来ないからと言って信頼関係がないわけではありません。

少し意思の疎通が不十分なだけで、聞こえています。そのため、練度をあげるため諦めずにトレーニングを続けていきましょう。

してくれないと思っているだけでホントは出来てることもある

全くできない、してくれないと思っているのはこちらの思い込みの可能性があることも覚えておきましょう。実はちゃんと指示を聞いていたのに見過ごしていたりすることも当然起こり得ることです。ですから、できないことには目を向けず出来たときに沢山褒めてあげましょう。

人間を怖いと思っている子は目線を合わせようとしない

犬にとって目を合わせ続けることは戦う意思があるというボディランゲージのため、人間を怖がっている子はなかなか目を合わせようとしないことがあります。

その場合は目を合わせないだけでなく、逃げるような行動を伴うため、すぐに判別できるかと思います。

万が一、そのような行動が見られた場合は時間を掛けてゆっくりとワンちゃんとの距離を縮めていけるようにしましょう。


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