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           【育犬ノイローゼ】犬のしつけに困り果て飼い主が疲れていませんか?        

2024.07.15

flowens

この記事の監修

フローエンスメディアライター   大久保 祐太のプロフィール写真

フローエンスメディアライター   大久保 祐太

しつけやトレーニングに関する記事を弊社ドッグトレーナーを通し、分かりやすく実践しやすい記事を発信します。また、私自身がしつけに大きく悩んだ経験があるため、飼い主様にできる限り寄り添える記事を目指します!

犬歴:
ゴールデンレトリーバー
ミニチュアダックスフンド
オーストラリアンキャトルドッグ

資格:
ペット・トラベルアドバイザー
ペット災害危機管理士 2級
家庭動物管理士  3級

※しつけ記事ではアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています

犬に寄り添う飼い主

ワンちゃんを飼い始め、最初は可愛い気持ちと飼い主になった実感で前向きな気持ちで接していたかと思います。しかし、時間が経つに連れて吠えや噛み、トイレの失敗など様々な問題行動が出てくるようになり、困っていませんか?実はワンちゃんを育てている飼い主さまで「もう疲れた」と匙を投げてしまいたくなる経験をしている方も少なくありません。

ワンちゃんに愛情を注げなくなってしまうような取り返しのつかない事態にならないように今回は「育犬ノイローゼ」についてお伝えします。


育犬ノイローゼとは

一言でいうと【愛情がなくなった】ことを指します。

より詳しくいうと

【好きなのに好きじゃない】
【好きなのに顔を見たくない】

などといった飼い主さまの精神状態になっている場合、育犬ノイローゼだと思っていいと思います。

また、なりやすい人の特徴は
・ワンちゃんに完璧を求めている(理想が高い)
・しつけは出来て当たり前だと思っている(飼い主像がある人)
・周りのワンちゃんと比較してしまう
一部ではありますが、上記の3つは共通する特徴です。

症状

育犬ノイローゼの症状としては、個人差がありますが比較的多く共通する点が多いものを挙げていきます。

・家に帰りたくない
→帰って悲惨な状況に対応しなきゃいけないというストレスから
・指示を聞けないワンちゃんに対して怒鳴ってしまう
→余裕がなくなってしまっているため
・飼い主さま(ご家族)を含め、暗い感じになってしまう
→ワンちゃんのことで楽しく過ごせなくなっているため
・ワンちゃんと触れ合うのも嫌になってしまう
→見るのも嫌になってしまっている

これらの症状がでていたら育犬ノイローゼと言えるでしょう。

倦怠感や無気力、頭痛や嫌悪感などの症状の中には上記のような原因が含まれていることが多いので当てはまる方はご相談ください。

きっかけ

育犬ノイローゼになってしまったきっかけの多くが、トイレの失敗が続いている時や吠えが止まなくなってきた時などです。

しかし、それは表面上の話であり、根本的な部分でいうと上記のような問題行動が出始めたことに気が付かなくなるほど飼い主さまに余裕が無くなっていたときが育犬ノイローゼになってしまうきっかけとなります。

いつまで続くか分からない不安

「なんでうちだけこんな辛い思いをするのだろう」
「なんでうちの子はこんなに言うことを聞かないのだろう」

と悲観的になってしまい、終わりの見えない不安に押し潰されそうになり、ネットやSNSで検索する飼い主さまも多いのではないでしょうか。
しかし、それらSNSで見えてくる姿を見て「こんな風にできない」とまた負のループになってしまいます。

解決策は後ほど紹介しますが、結論からいうと必ず育犬ノイローゼから脱出できるので安心してください。

克服するための方法

飼い主に寄り添う犬

次に育犬ノイローゼを乗り越えるための、克服の方法についてお伝えします。
是非参考にしてください。

SNSに影響されない

SNSでふと目に入った可愛い動画や写真を見て、潜在的に「ワンちゃんはこうあるべき」を作ってしまうきっかけになってしまいます。

それは、一種の成功映像となり、目標設定となってしまう危険性があります。

飼い主さまとワンちゃんの関係性の問題のため、SNSでの情報は当てはまらないため、影響されないようにSNSと付き合っていく必要があるでしょう。

SNSで見る動画であっても、載せるまでにたくさんの失敗をし様々なトレーニングをした過去があります。そして、その二人の絆も時間を掛けて築いています。

そういった背景があることを理解できていれば、比較対象として影響されるのではなく「いつかこうなるんだ!」といったモチベーションに変えることが出来るでしょう。

現実と向き合う

上記の続きになりますが、理想と現実が違うこと、比較してしまうことに対し、飼い主さまの一方的な押し付けになっていないか、一度客観的に考えてみましょう。

指示を聞かない理由は【聞く=良いことがある】といったイメージがワンちゃんにないため、指示が入りません。そのため、問題行動が目立つようになる現実と向き合ったら何をしたらワンちゃんが喜ぶかを見つけてみましょう。

犬が飼い主の言うことを聞かない理由と執着してしまう理由とは

一日10分でもいいですし、簡単な芸を教えてみるのもおすすめです。
その積み重ねがコミュニケーションとなり、自然と愛犬が何をされたら喜ぶかが見えてくるはずです。

そして「できなくて当たり前」だと認めることで、前向きにワンちゃんと向き合えるでしょう。

物理的に距離をおく

この方法は無責任だという意見がありますがそれは間違いです。

家族として迎え入れた責任として、愛情が無くなってしまうまで放置してしまう方が無責任な行動だと考えてください。

そのため、ワンちゃんと距離を置くことを決断したことはちゃんと向き合っている証拠であり、正しい選択肢の一つです。

この方法を選ぶ際に飼い主さまが行う重要なポイントを紹介します。

物理的に距離を置く場合、預託トレーニングを活用することでしょう。その際にただ、距離を置くだけでは戻ってきた時に同じことを繰り返してしまうため飼い主さまの行動がこれからの生活に大きく影響してきます。

1、愛犬との生活をシュミレーションをする
ワンちゃんだけでなく、飼い主さまも学ぶ時間だと思ってください。
そのため、個人レッスンも並行してお願いし、愛犬と飼い主さまの関係性を築くための方法をトレーナーに教えてもらいましょう。個人レッスンの最大のメリットは、SNSなどの完成動画を見るのではなく、完成するまでの【過程】を教えてもらえることです。

「よそはよそ、うちはうち」の気持ちはとても大切で、

ワンちゃんに求めるラインは各家族で異なります。
過程を学ぶことで愛犬との生活目標を決めることができるはずです。

また、戻ってきてからトレーナーの指示しか聞かないようになってしまっては本末転倒のため、一緒に学んでいきましょう。

2、愛犬の感情を読み取る知識を学ぶ

会話ができない相手だからこそカーミングシグナルやボディランゲージを学び感情を読み取り、ワンちゃんを理解できることでコミュニケーションが産まれ理想に近づくことが可能となります。

【犬と対話】ボディランゲージを読み取るための必要知識のまとめ
犬からの信号を読み取ろう!カーミングシグナルの一覧と注意点とは

3、【犬】について意識を持つ

預託トレーニングでは、ワンちゃんもトレーナーの下で一生懸命勉強しています。
飼い主さまにたくさん褒めてもらえるように頑張って勉強しています。

その頑張りを無駄にしないために、日常的にワンちゃんのことを考えることで、様々な情報を読んだり、街中でお散歩しているワンちゃんを見て、観察する時間も重要なポイントです。また、しつけトレーニングの正解は一つではなく、やり方も沢山あることを知ることで、比較してしまうことを無くすことができるはずです。

相談する相手はいますか?

真っすぐこちらを向く犬

相談する相手がいるか、いないかで育犬ノイローゼの発症率は変わります。

悩みを抱えたまま先が見えないことで、ノイローゼになってしまうので、相談する相手の存在はとても重要です。一人で抱え込むことは厳禁です。

いない場合は、近所での犬友や同じ犬種のコミュニティ、また同じ悩みを持つ方同士のコミュニティなどに参加して、悩みを打ち明けられる相手を作りましょう。話し相手は複数いた方が良く、気軽に話せる相手が多ければ問題行動も笑い話に変わることでしょう。

また、フローエンスでは相談ダイヤルをお渡ししているため、こちらの活用もおすすめです。しつけのお悩み以外であっても、ご相談に乗りますのでお気軽にご連絡ください。

注意してほしいポイントはSNSではなく対面で話せることが理想ですが、家族、友人、トレーナー、かかりつけ医、などどなたでも構いませんが、否定的に返してくる方は一旦距離をおきましょう。

できなくても仕方のないことで、一生懸命ワンちゃんと向き合おうとしているのに否定的な意見を言われたら傷づくのは飼い主さまです。正解はないので、そういった方に相談するのはやめて、前向きに取り組んでいきましょう。

克服は必ずできる

育犬ノイローゼになってしまうのはワンちゃんのことが好きだからです。

人間の子供と同じで、幼児が一人でトイレに行けない、夜泣きしてしまう、ご飯も一人で食べれない様に、ワンちゃんも最初は何もできません。しかし、しっかりと教えていくことでやり方を学び方法を知ります。育犬ノイローゼになってしまったら辛い思いから逃げ出したくなると思いますが、まずは相談してみてください。辛くなる前に余裕がある時にワンちゃんと向き合えていればと考えてしまわないようにしてください。必ず克服できるため、今できることから始めましょう。


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フローエンスメディアライター   大久保 祐太

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犬歴:
ゴールデンレトリーバー
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オーストラリアンキャトルドッグ

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