ワンちゃんを新しく迎えた際に、先住犬が仲良くしてくれないことはよくあります。先住犬にとっては自分の生活環境が変化するため、ストレスや不安を感じることもあるでしょう。新しいワンちゃんが加わることで、先住犬が不安になったり、縄張り意識を持ったりすることが考えられます。特に、長年一緒に暮らしてきた先住犬が、突然現れた”新入り”を受け入れられないケースは珍しくありません。
また、ワンちゃん同士の相性だけでなく、飼い主さまの接し方も関係します。先住犬が新しいワンちゃんとどのように関わるかは、日々の生活のルールづくりによって変わってきます。本記事では、先住犬が新しいワンちゃんと仲良くしない理由や、スムーズに馴染ませるための方法を詳しく解説します。ワンちゃん同士の関係をよりよくするために、飼い主さまができる具体的なステップをお伝えしますので是非参考にしてください。
先住犬が仲良くしない理由とは?

ワンちゃん同士が仲良くできないのにはさまざまな理由があります。
例えば、先住犬が新しいワンちゃんの存在に戸惑いを感じる場合や、警戒心が強くて距離を取ろうとする場合もあります。また、性格の違いや、過去の経験によって他のワンちゃんとの関わり方が分からないことも考えられるでしょう。
こうした理由を理解し、適切な対応を取ることで、ワンちゃん同士の関係を少しずつ改善していくことが可能ですが、まずは原因を知ることが大切です。以下、具体的な原因について詳しく解説します。
縄張り意識が強い
先住犬は新しいワンちゃんが自分のテリトリーに入ることを嫌がることがあります。特に、家の中や寝床などは縄張り意識が強くなる場所です。先住犬が新入りを威嚇したり、吠えたりするのは、自己防衛の一環かもしれません。
縄張り意識が強い子は、自宅に訪問者が来た時に吠えてしまう子や窓から外に向かって吠えてしまう子などといったご家族以外に【吠え】の行動がある子が多いです。
しかし、家族愛が強く守ろうとする責任や、それが自分の仕事だと誤認識していることも考えられるので、縄張り意識=悪いものではないことを事前に理解しておきましょう。
性格の違い
ワンちゃんにも性格があり、相性が合わない場合があります。活発な性格のワンちゃんと、おっとりしたワンちゃんが一緒になると、ペースが合わずストレスを感じることもあります。
性格の違いが原因でうまくいかない場合、無理に仲良くさせようとせず、それぞれが安心して過ごせる環境を整えることが大切です。
例えば、お散歩は別々にする、嫌がっていたらすぐに飼い主さまが引き離すなど、お互いのワンちゃんへの配慮が重要になるでしょう。
飼い主さまの接し方
飼い主さまが新しいワンちゃんばかりにかまうと、先住犬が嫉妬することがあります。これまで一番だった先住犬が「自分の立場が奪われた」と感じると、新入りを拒絶する可能性があります。
こうした場合、先住犬の不安を和らげるために、飼い主さまがバランスよく接することが重要です。
また、新しく迎え入れる際のポイントとしては、先住犬を一番にすることです。
極端にしてはいけませんが、バランスを見ながら先住犬の自信を無くすような接し方をしないように注意しましょう。
社会化の不足
先住犬が他のワンちゃんと接する機会が少なかった場合、新しいワンちゃんとどう関わればよいのかわからず、距離を取ってしまうことがあります。
この場合は、ワンちゃんの性格の問題ではありません。
社会化が出来なかった環境によるもののため、新しく迎え入れるワンちゃんと共に社会化を学び直す必要があるでしょう。
社会化を覚えることに遅いはないので、時間をかけて学ばせることで解消するので
社会化について詳しく記載している記事も参考にしてください。
犬の社会化に”遅い”はない!社会化の理解とトレーニングについて
犬の社会化不足による問題行動の治し方と難しいと言われる理由とは
先住犬と新しいワンちゃんを仲良くさせる方法

ワンちゃん同士が仲良くなるには、適切なステップを踏むことが重要です。新しいワンちゃんとの関係を良好にするために、飼い主さまができる工夫やサポート方法を紹介します。
また、大前提として無理矢理仲良くさせる必要はないことを予め理解しておきましょう。
同じ家族であっても年齢や性格が違えば、遊び方や休み方も異なることは当たり前の現象です。
下記でお伝えする方法をまずはお試しください。
先住犬を優先して接する
先住犬を優先的にかわいがることで、「自分の立場は変わらない」と安心させることが重要です。食事や散歩も先住犬から行うようにしましょう。
しかし、あまり極端に先住犬ばかりを可愛がってしまうと、新しいワンちゃんに対して攻撃的になってしまったり、飼い主さまの興味を引こうと吠えてしまったりなど、問題行動が強化されてしまう可能性があります。
そのため、優先順位をつけるだけで愛情の注ぎ方は平等にしましょう。
一緒に遊ぶ時間を増やす
おもちゃを使った遊びや散歩を一緒に行うことで、共通の楽しい体験を増やします。遊びを通じてお互いの距離を縮められます。
最初はワンちゃん同士の絆が未熟のため、飼い主さまの気を引こうとしたり、意地悪をしてしまうこともあるかもしれませんが、同じ時間を過ごし、同じ体験をすることで仲間意識が自然と芽生えて仲良くなることも十分にあるでしょう。
トレーナーに相談する
上記の方法はあくまでも一般的な方法であり、特定の解決策にならないこともあるかと思います。
ワンちゃんの性格や育った環境だけでなく、ご家族の構成や間取り、知識などワンちゃんの性格を形成する要因は各家庭によって様々であり、新しく迎え入れるワンちゃんの性格も未知数であるため、適切なアドバイスはヒヤリングをしてからでないとお伝え出来ない部分があるのも事実です。
無理矢理仲良くさせようと同じ空間に居させてしまえばワンちゃんのストレスも蓄積され、体調を崩してしまうかもしれません。もし不安が大きくなってしまったら、お気軽に相談しましょう。
相談することは解決の近道となるはずです。
よくある質問(Q&A)
Q1. 先住犬が新しいワンちゃんに吠え続けるのですが、どうすればいいですか?
A. 吠えたときに過度に反応せず、静かにさせたら褒めてあげることが大切です。
Q2. 先住犬が新しいワンちゃんのご飯を横取りしてしまいます。
A. 食事の際は別々の場所で与え、落ち着いて食べられる環境を作りましょう。
Q3. 先住犬が新しいワンちゃんに嫉妬してしまうようです。
A. 先住犬を優先して接することで安心感を与え、ストレスを軽減しましょう。
Q4. ずっと仲良くならない場合はどうしたらいいですか?
A. 仲良くなることを強要せず、それぞれのスペースを確保することも選択肢の一つです。または、ドッグトレーナーに相談しましょう。
Q5. 先住犬が新しいワンちゃんを無視してしまいます。
A. 無理に接触させず、時間をかけて慣れさせることで徐々に関係を築けます。
まとめ

先住犬が新しいワンちゃんと仲良くしない理由はさまざまですが、焦らず時間をかけることが大切です。ワンちゃん同士が信頼関係を築くためには、飼い主さまの適切なサポートが必要になります。日々の生活の中で、先住犬の安心感を保ちつつ、新しいワンちゃんとの良好な関係をゆっくりと育んでいきましょう。
また、ワンちゃんの相性や性格によっては、すぐに打ち解けることが難しい場合もあります。そのため、焦らずに時間をかけ、ワンちゃんたちのペースに合わせた接し方を心がけることが大切です。場合によっては、ドッグトレーナーに相談するのも一つの方法です。ワンちゃんたちの気持ちを尊重しながら、穏やかで楽しい生活をサポートしていきましょう。