ドッグトレーナーに相談するなら?おすすめの伝え方とポイント

犬の育て方
ドッグトレーナーに相談する飼い主

「ドッグトレーナーに相談してみたいけれど、上手く現状を伝えられるか不安…」とお悩みの飼い主さまも多いのではないでしょうか?相談の成果を最大限に引き出すためには、現状を正しく伝えることがとても重要です。

この記事では、ドッグトレーナーに相談する際に、飼い主さまが状況を上手に伝えるための具体的なポイントをご紹介します。スムーズなコミュニケーションで、愛犬との生活をより良くするための第一歩を踏み出しましょう。

ドッグトレーナーに相談する前に整理しておきたいこと

ドッグトレーナーに相談する際、状況を的確に伝えるためには、事前に情報を整理しておくことが大切です。問題を明確にすることで、相談時間を有効に活用し、的確なアドバイスを得ることが可能になります。次のポイントを押さえて、スムーズなコミュニケーションを心がけましょう。

1. 問題行動をメモしておく

・具体的にどのような行動が問題なのか(例:吠えるタイミング、噛む状況、引っ張り癖など)
・問題行動が起きる頻度や時間帯(朝晩、特定の曜日、留守番時など)
・問題行動が発生する環境(自宅、散歩中、特定の場所など)
・問題行動が始まったきっかけや時期が分かれば記録する

原因の特定材料が多ければ多いほど、適切なアプローチが可能となるため、できる限り詳細なメモをとっておくことをおすすめします。

2. 愛犬の生活環境について伝える

・普段の運動量や散歩の内容(頻度、距離、場所)
・普段の食事内容や食事時間、おやつの与え方
・お留守番の頻度とその時間帯、留守番時の愛犬の様子
・家族構成や他に同居しているペットの存在とその関係性
・普段の愛犬の過ごし方(ケージ内、自由に室内を動き回るなど)

問題行動が起こる理由の中にワンちゃんの生活環境が影響しているケースも少なくありません。そのため、ドッグトレーナーとのヒアリングで必ず聞かれるので、嘘をつかずに正直に伝えましょう。

3. 問題に対してこれまで試したことを伝える

・どのようなしつけ方法を試したか、その結果(成功したこと、逆効果だったことなど)
・使用したトレーニンググッズやその使用状況(ハーネス、リード、おもちゃなど)
・他のトレーナーや獣医師に相談した経験があれば、その時のアドバイスや対応内容

今の時代、ネットでも無料で簡単にしつけ方法やお悩み相談ができると思います。
しかし、愛犬に適したトレーニング方法だったのか、生活環境は整っていたのか、そもそもの基礎トレーニングの習得度合はどれくらいなのか、などによって方法もアドバイスも変わってくるので、全てを鵜呑みにしてしまうのは危険です。

そのため、ドッグトレーナーに相談するときは、今まで行ってきた方法などを正しく伝え、ワンちゃんに変な癖などがついていないかもチェックしてもらうといいでしょう。

ドッグトレーナーが指導している瞬間

ドッグトレーナーへの相談時に心がけるポイント

ドッグトレーナーに相談する際、どのように伝えるかによって受け取るアドバイスの質が大きく変わります。明確で伝わりやすい説明を心がけることで、トレーナーが問題をより深く理解し、効果的なサポートが可能になります。以下のポイントを参考に、上手なコミュニケーションを目指しましょう。

嘘はつかない

ドッグトレーナーに相談する際に、飼い主さまは「ダメな飼い主と思われたくない」という心理が働いてしまい、真実を少し変えてしまう方が少なくありません。

一生懸命ワンちゃんに向き合った結果、上手くいかずドッグトレーナーを頼ることになりプライドや自信を失ってしまう方もいるでしょう。

しかし、相談することは全く悪いことではなく、真摯にワンちゃんに向き合っている証拠ですので【悪い飼い主】と思うトレーナーはいません。むしろ、そのままにせず前向きに行動をしている【良い飼い主】というイメージを持っています。

そのため、カウンセリング時には聞かれたことに対して正直に伝えましょう。

状況は具体的かつ簡潔に伝える

ドッグトレーナーに伝える時は、できるだけ状況を具体的に、そして簡潔に伝えることが大切です。

例えば、「散歩中に犬に吠える」ではなく、「散歩中、特定の犬種や大型犬を見ると激しく吠え、リードを強く引っ張る」と具体的に伝えましょう。

ここで役に立つのが上記でお伝えした「問題行動をメモする」ことに繋がります。
抽象的な説明では根本的な問題を見つけるまで遠回りをしてしまうこともあるので、現状の具体的な説明をできるように心掛けましょう。

動画を撮影して共有する

言葉だけで伝えるのが難しい場合、問題行動が起きているシーンを動画に撮っておくと効果的です。撮影した動画をトレーナーと共有することで、トレーナーが問題の原因や状況を視覚的に理解でき、より具体的なアドバイスを受けられます。

また、お留守番中の問題やご家族が近くにいる場合は問題を起こさない場合などは、ペットカメラの活用も検討してみてください。

ペットカメラの詳しい記事はこちら↓
【初心者・共働き】問題行動に役立つおすすめペットカメラ4選

自分の感情も正直に伝える

問題行動に対して飼い主さま自身がどのように感じているかを正直に伝えることで、トレーナーが飼い主さまのストレスや困りごとを理解し、飼い主さまにとっても負担の少ない方法を提案できます。問題に対する飼い主さまの悩みや困りごとも率直に共有しましょう。

もう少し具体的にいうと、ドッグトレーナーは犬のプロであるのと同時にその数の「飼い主さま」との【事例や対処】といったデータを持っている飼い方のプロでもあります。
そのため、飼い主さまが今思っていること(感情)を伝えて、どう問題行動に向き合うかを一緒に考えてくれます。

問題行動を直すのは根気が必要でガッカリすることもあるかと思います。
一人で抱え込まずにドッグトレーナーと共に伴走していきましょう。

質問や疑問点は事前にまとめておく

相談中に伝え忘れがないよう、あらかじめ質問や疑問点をメモにまとめておきましょう。相談の終盤で再確認することで、納得のいく回答を得やすくなります。

基本的なカウンセリング時間は30〜1時間程度です。トレーナーからの質問に答えるだけで時間が無くなってしまい、伝えたいことや聞きたいことが聞けずに終わってしまい納得しないまま契約する、といったことが起きないようにするのがベストです。

カウンセリング時にまとめたものを予め、ドッグトレーナーに見せて、それをベースにカウンセリング時してもらうのもおすすめです。

ドッグトレーナーと一緒にトレーニングをする飼い主

トレーナーに相談後の行動と記録の重要性

ドッグトレーナーに相談した後も、その後の行動や記録の取り方次第で、問題の改善スピードや成果が大きく変わります。継続的に記録を取り、状況を振り返ることで、トレーナーからのアドバイスを最大限に活用できるようになります。

・日々の変化を日記形式で詳細に記録する(愛犬の行動や反応、自分自身の感想など)
・提案された改善策を実施した際の愛犬の反応や効果をメモしておく
・変化があった時期やその要因について考察して記録する

次回相談する際、これらの記録を共有することで、トレーナーからのさらなる適切なアドバイスを受けやすくなります。また、記録を付けることで、飼い主さま自身が自然とワンちゃんの小さな変化や成長を感じやすく見えてくる効果もあります。

小さな変化を読み取ることで、褒める回数も増えワンちゃんの自信にも繋がります。
是非、記録をつけることをおすすめします。

まとめ

ドッグトレーナーへの相談をより有意義なものにするためには、「具体性」と「整理」が鍵となります。事前準備をしっかり行い、問題行動を具体的に整理して伝えることで、相談内容が深まり、改善への道筋が明確になります。そして、飼い主さまとトレーナーが情報をしっかり共有し合うことで、愛犬との暮らしがさらに快適で充実したものになるでしょう。ぜひ今回ご紹介したポイントを参考に、効果的な相談を実践してみてください。

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