「一度直したはずの問題行動がまた出てきた…」「どうしてワンちゃんの行動が元に戻ってしまうの?」と直ったはずの問題行動が再びみられた場合、なんで再発したのか分からず困ってしまう飼い主さまも多いのではないでしょうか?
問題行動が改善したからと言っても、二度と問題行動がでないというわけではなく、日頃の接し方を変えてしまうと元に戻ってしまうことは十分にあります。勘違いされてしまう方も多いのですが、問題行動の再発には必ず理由があり、気が付いたら元に戻っているケースが多いです。
しかし、これらの問題は適切な対策を取ることで改善できます。本記事では、ワンちゃんの問題行動が再発する原因や、その解決方法を詳しく解説します。
なぜ問題行動は再発するのか?
一度は改善したワンちゃんの問題行動が再発するのには、いくつかの要因があります。
ワンちゃんは環境の変化や習慣の乱れに敏感であり、飼い主さまの対応が変わることで以前の行動を再び取るようになることがあります。
また、成長や年齢の変化によっても行動が変わるため、以前のしつけが通用しなくなることもあるでしょう。再発の原因を理解し、適切な対応を取ることが重要です。後ほど改善点については解説します。
以下のポイントを確認し、ワンちゃんの行動を正しく理解しましょう。
しつけの一貫性が崩れた
他の記事でもお伝えしていますが、しつけトレーニングで最も重要なポイントの一つが「一貫性」です。しかし、問題行動が落ち着き家族内でも慣れて生活していると、今までダメだったことを許してしまったり、一回くらいいか、など一貫性を崩してしまうことを自然とやってしまっていませんか?
・家族の中で対応がバラバラになっていないか
・以前のしつけルールを守らなくなっていないか
・一貫した指示やルールを継続できているか
ワンちゃんはルールが曖昧になると混乱し、再び問題行動を取ることがあります。上記のチェックポイントを再度意識して、家族全員で統一したルールを守ることが重要です。
環境の変化によるストレス
・引っ越しや模様替えなど、生活環境が変わった
・新しい家族やペットが増えた
・飼い主さまの生活リズムが変わった(転職、長時間の外出など)
これらに該当する生活の変化はワンちゃんにとってストレスがかかる変化です。環境の変化がストレスとなり、ワンちゃんの行動に影響を与えることがあります。ストレスを最小限に抑える工夫が必要です。
運動不足による再発
生活の変化やワンちゃんの年齢による変化にも該当しますが、運動不足が原因で再発することがあります。運動不足は基本的に様々な問題行動を引き起こす原因として常に上位に入る原因です。
・散歩の時間が短くなっていないか?
・遊びやトレーニングの回数が減っていないか?
・ワンちゃんが退屈している様子はないか?
十分な運動や遊びができないと、ワンちゃんはストレスを感じ、問題行動が再発しやすくなります。これらのチェックを再度確認し、見直してみましょう。
ご褒美や罰の使い方が変わった
ワンちゃんに学習させる際に最初はご褒美としておやつをあげるのは良いとお伝えしていますが、それはキッカケ(指示を聞けば良いことがある)を作るための準備です。
しかし、徐々におやつから別のモノ(褒める、おもちゃをあげるなど)に移行しないとおやつが貰えるから指示を聞くようになってしまいます。
これが一つ目のおやつをくれないのなら指示は聞かなくなり、問題行動が再発してしまうケースです。
そして、二つ目がしつけトレーニングに慣れてきて、大声で怒ってしまったり、叩くといった体罰で矯正しようとして、ワンちゃんが自信を無くしたり、ストレスが大きくなり問題行動が再発してしまうケースになります。
・指示を聞いた際のご褒美としておやつばかり与えていないか
・叱るのではなく怒って大声や叩くと言った罰でワンちゃんが萎縮していないか
これらのポイントを確認し、該当していたらワンちゃんとの接し方を再度見直す必要があるでしょう。
問題行動が再発したときの正しい対策方法

問題行動が再発した場合、焦らずに適切な対策を取りましょう。ワンちゃんの問題行動が再発する原因はさまざまですが、多くの場合、しつけの一貫性が崩れたり、生活環境が変化したことが影響しています。そのため、まずは原因を特定し、適切な方法で対応することが大切です。ここでは、問題行動が再発した際に試すべき具体的な対策を紹介します。
しつけのルールを見直す
・以前成功していたしつけの方法を思い出す
・家族全員で同じルールを徹底する
・ワンちゃんが混乱しないように、一貫した指示を出す
例えば、吠え癖が再発した場合、最初に改善した方法を振り返り、再度実践することが大切です。そのため、上記のポイントを再度見直しルールを徹底しましょう。
環境を整え、ストレスを減らす
・安心できる寝床やハウスを再確認する
・静かな場所でリラックスできる時間を作る
・新しい刺激を与えすぎず、落ち着ける環境を作る
特に、引っ越し後や家族が増えたときは、ワンちゃんが安心できる空間を確保することが大切です。ワンちゃん自身が落ち着いて過ごせる環境があれば、問題行動は徐々に改善されるでしょう。
運動や遊びを増やす
・お散歩の時間を増やす
・ボール遊びや知育玩具で頭を使った遊びを取り入れる
・コマンドトレーニングを取り入れて、ワンちゃんの集中力を養う
運動量を増やすことで、ストレス発散につながり、問題行動を抑えることができます。
雨の日でも自宅で遊べる知育玩具や、コマンドトレーニングを用いて学習意欲を刺激してあげることが重要です。
こちらの記事も参考にしてください↓
雨の日の犬の散歩はどうする?嫌がる原因やストレス発散方法について
ご褒美と罰のバランスを整える
・ご褒美をおやつから褒めなど別のものに移行する
・ダメなことをした時は静かに無視する(楽しいことがなくなることを理解させる)
・怒って矯正するのではなく、褒めて伸ばす方法を心掛ける(正しく叱れないと逆効果のため)
ワンちゃんが「良いことをすれば褒められる」と学ぶことで、正しい行動を取るようになります。問題行動が改善されるまでは飼い主さまもイライラしてしまうこともあるかもしれません。しかし、怒らず一貫したトレーニングを行えば必ず改善されるので、前向きに励みましょう。
問題行動の再発を防ぐためにできること

ワンちゃんの問題行動が再発しないよう、日頃から意識しておくべきポイントを紹介します。
問題行動の再発を防ぐためには、日々のトレーニングだけでなく、ワンちゃんの生活環境や飼い主さまの接し方も見直すことが大切です。ワンちゃんの行動には必ず理由があり、その原因を理解することで長期的な改善につながります。
ここでは、問題行動を防ぐために取り組むべき具体的なポイントについて詳しく解説します。
定期的にトレーニングを続ける
・1日5分でもコマンドトレーニングを取り入れる
・できたことを褒め、ワンちゃんの自信をつける
・新しいことを学ばせ、飽きさせない
ワンちゃんとの生活の中で重要なポイントはトレーニング(学び)を止めないことです。
すごくを意識して、しっかりトレーニングする!という意味ではなく、日常に何気なく組み込んでいけるのが理想となります。
飼い主さまの接し方を見直す
・ワンちゃんに過度に期待・依存しすぎない
・甘やかしすぎず、適切な距離感を保つ
・スキンシップを大切にしながら、主従関係を意識する
ワンちゃんを迎え入れる前は、こうなりたいという様々な未来に期待を抱いていたと思います。しかし、どんなワンちゃんであってもしつけトレーニングをしていなければ人間社会で生きていく上での問題行動は出ますし、自然に治ることもありません。
そのため、大切な家族だからこそメリハリのある接し方を心掛けましょう。
まとめ
ここまで、問題行動の再発に対しての対策をお伝えしてきました。ワンちゃんの問題行動が再発するのには、必ず原因があります。しかし、飼い主さまが適切な対応を取ることで、ワンちゃんは再び正しい行動を身につけることができます。再発してしまったらガッカリすることもあるかと思いますが、焦らず、愛情を持って接しながらワンちゃんと一緒により良い関係を築いていきましょう!