- 子犬販売ならブリーダー直販のフローエンス
- わんちゃんコラム
- 犬の育て方
- 初めて飼う
- 犬の多頭飼い|何匹まで飼える?向かない犬・毎日の回し方と備え
犬の多頭飼い|何匹まで飼える?向かない犬・毎日の回し方と備え
公開日:2025年3月20日(木) 更新日:2026年10月6日(火) 犬の育て方
この記事の要点
犬の多頭飼いに法律上の頭数の上限はなく、実際の上限は「条例と住まいの決まり」「災害のとき同行避難できる頭数」「1頭ずつの時間・お金・場所を頭数ぶん出せるか」で決まります。向き不向きは犬種ではなく、その子が他の犬をどう見ているかと体格差で決まり、2頭同時に迎えるのは勧められていません。毎日は、散歩は1頭ずつできてから一緒に、ごはんは順番でなく場所を離して、トイレと寝床は頭数ぶん、留守番は見ていられないときは分け、1頭ずつ向き合う時間を毎日作ります。予防は頭数ぶん要り、1頭がかかると広がる病気があります。災害の備えは頭数ぶん×5日分。今の頭数で散歩や掃除が追いつかないなら、増やさない判断が先です。
「犬を3頭飼うのは、やっぱり大変?」「多頭飼いは何匹までできるのか」「チワワの多頭飼いは難しいと聞いた」「散歩は一緒に行っていいのか、ごはんはどう分けるのか」。多頭飼いについて調べる方の知りたいことは、「迎えるかどうか」と「迎えたあと、毎日をどう回すか」の2つに分かれます。2頭目を迎えるかどうかの判断材料、先住犬の年齢と性別、初対面から最初の1か月の手順は犬の二頭飼いの記事に書いているので、この記事は「多頭飼いの毎日の回し方」に絞ります。何匹まで飼えるのか、向かない犬、散歩・ごはん・トイレ・寝床・留守番・1頭ずつの時間、病気の広がり、費用の数え方、災害と避難、法律、そして「増やさない」と決めるサインを、全国の飼育調査・獣医行動学の資料・環境省のガイドライン・法律の条文にそって順に書きます。
先に結論を書きます。多頭飼いに法律上の上限はありませんが、実際の上限は「条例と住まいの決まり」「災害のとき同行避難できる頭数」「1頭ずつの時間・散歩・お金を頭数ぶん出せるか」の3つで決まります。毎日の回し方は、散歩は1頭ずつできるようになってから一緒に、ごはんは順番ではなく場所を離して、トイレと寝床は頭数ぶん、留守番は見ていられないときは分ける、そして1頭ずつ向き合う時間を毎日作る、です。病気の予防は頭数ぶん要り、1頭がかかると広がるものがあります。犬種で向き不向きは決まらず、体格差と、その子が他の犬をどう見ているかで決まります。
いま子犬1053頭がご家族を募集中です
子犬を見る犬の多頭飼いとは|平均1.36頭・何匹から多頭飼い・何匹まで飼えるか
まず、数字を書いておきます。一般社団法人ペットフード協会の「2025年 全国犬猫飼育実態調査」(全国5万世帯)では、犬を飼っている世帯あたりの平均飼育頭数は1.36頭でした。この平均は2013年の1.24頭から少しずつ増えていて、調査は「世帯飼育率は減少傾向が続くも、平均飼育頭数の増加もあって飼育頭数は下げ止まり」とまとめています。同じ調査で、犬を1頭飼っている世帯は8.0%、2頭以上飼っている世帯は1.7%なので、犬を飼っている家の2割弱が、すでに多頭飼いをしている計算になります。犬を1頭飼う家は減っていて、飼う家は複数頭を飼う方向に動いている、というのが日本の今です。
「多頭飼いは何匹から」には、法律上の定義はありません。犬が2頭いれば多頭飼いです。自治体の条例で届出が要る「多数の動物」の基準は、環境省の多頭飼育対策ガイドラインでは多くが10頭以上で、この記事で言う多頭飼いとは別の話です。では「何匹まで」飼えるのか。国の法律に頭数の上限はありません。実際の上限を決めるのは、次の5つです。上から順に、越えられない線から並べています。右の欄の出どころは、環境省のガイドライン、アメリカの犬の団体(アメリカンケネルクラブ)とアメリカの動物病院グループ(VCA)の、動物の行動を専門に診る獣医師の解説、ペット保険会社(アニコム損害保険)の資料です。
| 上限を決めるもの | 確かめること | 理由 |
|---|---|---|
| ① 条例と住まいの決まり | お住まいの自治体に多頭飼育の届出制度があるか(基準の頭数)。集合住宅なら管理規約の飼育頭数の上限。賃貸なら契約書 | 動物愛護管理法第9条にもとづき、条例で多数の動物の飼養の届出を定めている自治体は約4分の1。基準は多くが10頭以上だが自治体で違う(環境省 多頭飼育対策ガイドライン) |
| ② 災害のとき同行避難できる頭数 | 家族の人数と車で、全頭をキャリーに入れて避難所まで運べるか。フードと水を頭数ぶん×5日分、持ち出せるか | 環境省のガイドラインは「多数のペットを飼養する時は、同行避難することが可能な頭数か否かについても、十分に検討しておく必要がある」と書いている |
| ③ 1頭ずつの時間 | 1頭ずつ向き合う時間(遊び・練習・手入れ)を毎日取れるか。留守番の長さは変わらないこと | 成犬でもトイレに行けないまま過ごせるのは6〜8時間が上限で、1日に2時間は人か他の犬と過ごす時間が要る。頭数が増えても、この上限は1頭ごとに同じ |
| ④ お金 | 予防・医療・保険・フード・トリミングが頭数ぶん。2頭が同時に病気になったときの医療費 | 「2頭なら2倍、3頭なら3倍と金銭面の負担は増えていく」「2頭同時に高額な医療費がかかる可能性もゼロではない」(ペット保険会社の資料) |
| ⑤ 場所 | 寝床・トイレ・逃げ場を頭数ぶん、離して置けるか。見ていられないときに分けられるゲート・サークル・部屋があるか | 同居犬のけんかの引き金は、休む場所・ごはんの器・おもちゃ・特別な人といった「資源」。分けられない家では衝突が早く大きくなる |
この5つのうち、①と②は「越えられない線」で、③〜⑤は「越えると犬の暮らしが削れる線」です。頭数を増やすかどうか迷ったら、①②を確かめたうえで、今の頭数で③〜⑤が回っているかを見てください。今の頭数で散歩が減っている、トイレの掃除が追いついていない、1頭ずつの時間が取れていない、なら、次の1頭を迎える前にやることがあります。2頭目を迎えるかどうかの判断と、先住犬の年齢・性別・相性の見方は犬の二頭飼いの記事に、犬と猫を一緒に飼うときの判断材料は猫と犬は一緒に飼えるかの記事に分けています。
新しく載った子犬
多頭飼いに向かない犬・向く犬|犬種ではなく「その子」と体格差で決まります
「多頭飼いに向かない犬」「向いている犬の性格」で調べて来られる方へ。犬種では決まりません。犬の行動を大規模に調べた2022年の研究(サイエンス誌)では、犬種で説明できるのは個体ごとの行動の違いのうち約9%で、同じ犬種の中の差のほうが大きいと報告されています。決めるのは「その子が他の犬をどう見ているか」です。多頭飼いは多くの犬にとって良いものですが、すべての犬が合わせられるわけではありません。他の犬といて落ち着かない犬なら、もう1頭を迎えるのは、いちばん良い選択ではないかもしれません。迎える前に気をつけたいのは、攻撃のような困りごとを先に直しておくこと、不安が強い犬・こわがりの犬は時間がたてば慣れるとは限らないこと、年を取った犬は知らない犬を受け入れにくいので、先住犬が年を取ってからは新しい犬を待つこと、の3つです。ペット保険会社の資料も、甘えん坊な子や繊細な子は「ひとりっ子生活を希望しているかもしれない」とし、優先すべきは先住犬だとしています。
| 見るところ | 多頭飼いを楽しめそうな子 | 今は向いていない(先にやることがある) |
|---|---|---|
| 他の犬への反応 | 散歩で会った犬に自分から近づく、または気にしない。ドッグランで役割を入れ替えながら遊べる | 他の犬を見ると吠える・固まる・隠れる。遊びがすぐ本気になる。家に来た犬に唸る(先に社会化不足の記事の順番で慣らす) |
| 物と場所 | おもちゃやごはんの器のそばに人が来ても平気。寝床を人に触られても唸らない | おもちゃ・器・寝床を守る(おもちゃを離さず唸る犬の記事)。多頭では守る物が増えるので先に直す |
| 年齢と体 | 成犬で、健康で、困りごと(吠え・トイレ・留守番)が落ち着いている | 高齢期(環境省のガイドラインで約8〜10歳以降・一頭ごとに違います)に入って通院中。子犬で社会化の途中。分離不安がある(2頭目では直らないことが多い) |
| 体格 | 同じくらいの大きさの犬どうし | 大きさが極端に違う。体重4.5キロほどに満たない小型犬や高齢の犬がいる家に、中型・大型の犬を入れる |
| 性格の傾向 | 1頭でも、人がいなくても、自分の寝床で休める | 甘えん坊で常に人のそばにいたい子、繊細で物音に崩れる子は「ひとりっ子」のほうが休める |
チワワの多頭飼いは難しい?|難しいのは犬種ではなく「体の小ささ」です
「チワワ 多頭飼い 難しい」で調べて来られる方が多いので、はっきり書きます。チワワだから難しい、という根拠は資料にありません。犬種で説明できるのは行動の違いの約9%です。ただし、体が小さいことから来る難しさは、資料に書かれています。大きさや年齢の違う犬どうしでは、人が見ていることが要ります。大型犬は遊びの中でも、ずっと小さな同居犬にうっかりけがをさせることがあるので、大きさの差が大きいほど、遊びを近くで見る必要があります。とくに犬どうしがまだよく知らない段階では、14歳の犬や体重4.5キロほどに満たない犬がいる家に中型・大型の犬を入れると、けがの危険があります。ペット保険会社の資料も、相性で気をつけることの1つ目に「同じ犬種同士など、極端に大きさが異ならないこと」を置いています。
つまり、チワワの多頭飼いで気をつけるのは「相手の大きさをそろえる」ことです。うちで紹介しているチワワ、トイプードル、ミニチュアダックスフンド、ポメラニアン、マルチーズ、シーズーのような小型犬どうしなら、体格差の問題は小さくなります。そのうえで、小型犬の多頭飼いで人が気をつけることが2つあります。1つは、抱き上げるときと、子どもがいる家です。2頭を同時に抱き上げようとして落とす、子どもが1頭を抱き上げて別の1頭が飛びつく、といった場面は、体が小さいほど骨折につながります。もう1つは、膝と腰です。小型犬に多い膝のお皿の骨の病気と、ミニチュアダックスフンドやトイプードルに多い椎間板の病気は、追いかけっこの急な方向転換とソファからの飛び降りで悪化するので、2頭で走る場所は滑らないマットの上に、ソファにはスロープを、が多頭飼いでは1頭のときより大事になります。チワワそのものの性格と病気はチワワの記事に書いています。
2頭同時に迎える(兄弟犬・同じ産みの2頭)は勧めません
「犬2匹 同時にお迎え」で調べて来られる方へ。ブリーダーの多くは、一度に2頭以上の子犬を迎えることを勧めません。理由は、犬どうしで過ごす時間が、新しい飼い主と過ごす時間より長くなり、1頭ずつ人と絆を作りにくいことです。成犬になると、犬どうしが遊ぶのは1日に1回ほどで、人が思うように何時間も遊ぶわけではありません。どうしても2頭迎えたいなら、同じお産の兄弟ではない子を、半年あけて迎えるのがおすすめです。家の中の犬が1頭ずつ人と関係を作れているかどうかが、そのあとの全部の練習の土台になります。2頭目を迎える手順そのもの(外で会って一緒に家に入る・別々のクレート・唸りを叱らない・最初の1か月)は犬の二頭飼いの記事に書いています。
毎日の回し方|散歩・ごはん・トイレ・寝床・留守番・1頭ずつの時間
ここが、この記事の本体です。多頭飼いの毎日は「一緒にやること」と「1頭ずつやること」の分け方で決まります。全部を一緒にやると、速い犬・強い犬に合わせた暮らしになり、遅い犬・弱い犬が削れます。全部を別々にやると、人の時間が足りなくなります。資料で確かめられた分け方を、6つの場面で表にします。
| 場面 | 一緒にやる・別々にやる | 理由 |
|---|---|---|
| 散歩 | 1頭ずつリードをたるませて歩けるようになってから一緒に。最初は人が2人で1頭ずつ持って並んで歩く。いちばん遅い犬に合わせる。3頭以上は2頭に慣れてから1頭ずつ足す | 互いを知らない犬を1人で2頭歩かせない。全頭が1頭で落ち着いて歩けるようになってから一緒に。いちばん遅い犬の速さで歩く |
| ごはん・おやつ | 別々の場所か、クレートの中で。食べ終わるまで見ている。おやつも別々の場所で渡す。順番を決めることより、場所を離すことが効く | 別々の場所かクレートで食べさせると、物を守る行動を防げる。好物のおやつも別々の場所で。ごはんの器は同居犬のけんかの引き金の代表 |
| トイレ | 頭数ぶん、または広めのものを。同じ時間帯に混み合うので、2か所に分ける | 「頭数にあった広めのトイレや、頭数分のトイレを用意」(ペット保険会社の資料)。トイレが汚れているとストレスの原因になります(排泄環境) |
| 寝床・逃げ場 | 頭数ぶん、離して置く。先住犬の寝床は動かさない。犬が他の犬から離れられる場所(扉を開けたクレート・ゲートの向こう)を1つ以上 | 休む場所は資源で、けんかの引き金になる。犬は家の壁に囲まれていて、歓迎されない相手から離れられない |
| 留守番 | 2頭を自由にしても大丈夫だと確かめられるまでは、クレート・ゲート・別の部屋で分ける。留守番の長さは頭数が増えても変わらない | ちゃんと紹介されたあとでも、監督なしで一緒にできるかは年齢・大きさ・性格による。自信が持てるまで放し飼いにしない。留守中や帰宅時にけんかしやすいなら見ていられないときは分ける |
| 練習・遊び・手入れ | 1頭ずつ、10分以内。他の犬は別の部屋かクレートで、かじるものを渡しておく。名前を先に呼んでから合図を出す | 基本の合図を教えるときは犬を分け、1頭ずつ10分未満で、他の犬には知育おもちゃなどを渡して「待つ時間=損」にしない |
散歩は「1頭ずつできてから一緒に」|リードは同じ長さ・伸びるリードは使わない
「犬 多頭飼い 散歩」への答えをまとめます。まず、互いをよく知らない犬を1人で2頭歩かせないこと。紹介を済ませ、リードなしで遊ぶなど一緒の経験を重ねてから、リードで並んで歩かせます。次に、1頭ずつ、リードをたるませて歩くこと・呼び戻し・「ついて」の合図を練習して、1頭で落ち着いて歩けるようになってから一緒にすること。リードに反応して吠える犬がいるなら、その犬が1人で落ち着いて歩けるまで慣らすのが先です。道具は、2本のリードを同じ長さ・同じ素材・同じ持ち手にそろえること、伸縮リードは絡まって人を転ばせ、犬がリードの端まで走るたびに興奮を上げるので使わないこと、首や気管に力がかからないハーネスを使うこと。2本のリードを1本にまとめる金具(カプラー)は、互いをよく知っていて歩く速さが同じ犬にだけ使います。
歩き方は、いちばん遅い犬の速さで。高齢の犬がいるなら、短く一緒に歩いてから高齢の犬を家に戻し、若い犬とだけ続ける形が勧められています。3頭以上なら、2頭から始めて1頭ずつ足します。リードが絡んだら止まって直し、引っぱっていたり気が散っていたりするときは、全頭がそろうまで進まない。目標は「何かが起きる前に終わる、短くて良い散歩」です。そして、散歩中はイヤホン・スマートフォン・人との立ち話をしないでください。当犬舎でご紹介している小型犬は体重が数キロなので、2頭が同時に別の方向へ走っても人が引きずられることはありませんが、その分、リードが体に巻きつく・足で踏む・抱き上げそこねる、が起きやすくなります。1頭ずつの散歩を週に何回か残しておくのも、ペット保険会社の資料で、3頭を飼う編集部員が「あえてひとりずつ散歩に行く」と書いているとおり、その子の様子を見る時間になります。散歩の回数と時間は散歩の頻度と時間の記事、引っぱる犬は散歩で引っ張る犬の記事に分けています。
ごはんは「順番」より「場所」|器を離す・食べ終わりを見る・種類は頭数ぶん
「先住犬を先に食べさせて順位を教える」と書かれたページを見かけますが、同居犬の関係を考えるうえで「支配」という考え方は役に立たないことが多く、多くの同居犬ははっきりした順位を作りません。効くのは順番ではなく場所です。別々の場所かクレートの中で食べさせると、物を守る行動を防げます。好物のおやつも、別々の場所で渡してください。ごはんの器は、同居犬のけんかの引き金の代表です。速く食べる子が遅い子の器へ行くのを止めるために、食べ終わるまで人が見て、食べ終わった器はすぐ片づけます。年齢の違いやアレルギーの有無で、フードの種類が頭数ぶん要ることもあります。子犬と成犬、成犬とシニアが同居する家では、フードの取り違えが起きないように、器と置き場所を犬ごとに固定してください。早食いの直し方は早食いを直す記事、留守中の1食を機械に出させる場合の器の分け方は自動給餌器の記事に書いています。
1頭ずつの時間と「やきもち」|練習は1頭ずつ・名前を先に・他の犬にも良いことを
「犬 やきもち 多頭飼い」で調べて来られる方へ。飼い主さまの注目は「特別な人」という資源で、同居犬のけんかの引き金になります。人が1頭をなでていると別の1頭が割り込む、割り込んだ犬を叱る、叱られた犬がもう1頭に向かう。この形を作らないために、やってほしいのが次の3つです。1つ目は、練習は1頭ずつ、10分以内で行い、待っている犬には別の部屋かクレートで、かじるものや知育おもちゃを渡しておくこと。待つ時間を「損」ではなく「良いこと」にします。2つ目は、名前を先に呼んでから合図を出すこと。「◯◯、おすわり」の形にすると、犬は自分に向けられた合図かどうかが分かります。解除の言葉も犬ごとに変えると、1頭の待てを解いたつもりでもう1頭の待てまで解けることが無くなります。3つ目は「ステーション」で、それぞれの犬に自分のベッドやマットを決め、1頭と練習しているあいだ、他の犬がそこで待っていられたらそのつどご褒美を渡します。最初は、待っている犬のほうを多くほめます。順番に「主役」を回して、全頭が自分の番を持てるようにする、が答えです。
そして、1頭ずつ向き合う時間を毎日作ることです。犬は同居犬と遊べても、1頭ずつが人から受けるべき時間は減りません。すべての犬に毎日、その子だけへの注目・遊び・練習・手入れが要ります。ペット保険会社の資料で、3頭を飼う編集部員も「ひとりひとりと向き合う時間をあえて持つ」ことと、家族の協力を挙げています。多頭飼いで人がいちばん削りやすいのがここで、削れているサインは犬の側に出ます。先住犬が寝床から出てこない、あくびや鼻舐めが増えた、食欲が落ちた(ストレスのサイン)、なら、新しい犬に時間が寄りすぎています。留守番中に人と過ごす時間は生まれないので、犬が1日に人か他の犬と過ごすべき2時間は、帰ってからの時間で作ります。
病気は頭数ぶん|ワクチンと予防は1頭ごと。1頭がかかると広がるもの
多頭飼いで見落とされやすいのが、予防は頭数ぶん要ることと、1頭がかかると同居犬に広がる病気があることです。まず予防を表にします。犬の感染症予防は4つで、法律で義務があるのは狂犬病ワクチンだけです。
| 予防 | 1頭ごとに要ること | 理由 |
|---|---|---|
| 狂犬病の予防注射と登録 | 登録は犬を取得した日から30日以内に1頭ごと。予防注射は毎年1回、全頭。鑑札と注射済票を1頭ずつ着ける | 狂犬病予防法第4条・第5条。犬の所有者の義務で、頭数が増えればその頭数ぶん |
| 混合ワクチン | 年1回の追加接種が基本。子犬は16週齢以上になるまで2〜4週ごと。ペットホテルやトリミングは接種証明を求める | 法律の義務ではないが、下の「広がる病気」の多くをこれで防ぎます |
| フィラリア・ノミ・ダニ | フィラリアは蚊の季節に月1回、ノミ・ダニは通年で月1回程度。全頭同じ日に | 1頭だけ抜けると、その1頭が家の中の感染源になります |
| 健康診断 | 6歳くらいまでは年に1回、それ以上の年齢では半年おき。全頭。多頭では元気な1頭に隠れて、もう1頭の変化に気づきにくいので、体重は毎月1頭ずつ測る | 血液検査を含む健康診断は、中齢期の6歳くらいまでは年に1度、それ以上は半年おき。体重を毎月測ることだけでも意味があります |
次に、広がる病気です。パルボウイルス感染症は非常に感染力が強く、感染している犬の便や嘔吐物をほかの犬が口や鼻から取り込むことで感染し、犬がたくさんいるペットショップや多頭飼育などではすぐに病気が広まる危険性があります。愛犬が感染した場合は、同居犬がいれば速やかに隔離すること、石けんやアルコール消毒は効かないので次亜塩素酸ナトリウムを含む漂白剤を水道水で薄めた消毒液で家の中や食器を消毒すること、感染している犬に触れるときは使い捨ての手袋を使い服はそのつど着替えることが大切です。咳の病気(ケンネルコフ)も、犬が多く集まる場所で感染することが多く、犬の風邪は他の犬からうつるものが多いので、風邪の症状がある犬に他の犬を近づけないよう気を配ってください。皮膚では、犬の疥癬(ヒゼンダニ)は、多頭飼いをしている場合、1頭からヒゼンダニが検出されると、他の犬にも高確率で寄生していることが想定されるため、他の犬を含めて一斉に治療する必要があります。
だから、多頭飼いの家で1頭が下痢・嘔吐・咳・強いかゆみを出したら、やることは2つです。その犬を分け(別の部屋かクレート、器・寝床・トイレも別に)、動物病院で「同居犬が何頭いる」と伝えること。獣医師は、他の犬の予防状況と、隔離と消毒のしかたを一緒に考えてくれます。子犬を迎えた直後は、混合ワクチンが済むまで先住犬と器や寝床を分けておくことも、同じ理由で要ります。
費用は「項目×頭数」で数えます|毎年・毎月・突然の3つに分けて
「犬 3匹 費用」で調べて来られる方へ。まず目安です。ペット保険会社の調査(2025年・保険の契約者の答え)では、犬1頭にかけた費用は1年で平均約41万円、そのうち病院代は約9万円でした。1頭足すごとに、年に40万円前後増えると考えておくと安心です。保険に入っている人の答えなので、病院代は少し高めに出ているかもしれません。フードもトリミングも病院代も犬の大きさと年齢と地域でかなり変わるので、ここからは項目を3つに分けて書きます。同じ調査は、金銭面の負担は「2頭なら2倍、3頭なら3倍」と増え、想定外の費用、病気やけがの高額な医療費、そして「2頭同時に高額な医療費がかかる可能性もゼロではない」ことを念頭に、ペット用の貯蓄やペット保険で備えるよう書いています。頭数が増えるほど、フード・おもちゃ・おやつに加えて、しつけ・医療・保険のお金が増えます。とくに年を取った犬や、手術・長い治療が要る犬の医療費に気をつけて、長い目でお金の計画を立ててください。
| 分け方 | 項目(頭数ぶん) | 数えるときのコツ |
|---|---|---|
| 毎年かかるもの | 狂犬病の予防注射と注射済票、混合ワクチン、健康診断、ペット保険の保険料、(登録は初回のみ) | 全頭の接種月を同じ月にそろえると、1回の通院で済み、抜けが無くなる |
| 毎月かかるもの | フード(種類が頭数ぶんになることがある)、おやつ、フィラリアとノミ・ダニの予防薬、トイレシート、トリミング(犬種による)、留守番中の光熱費 | 1頭のときの月の額を頭数倍して、そこに「種類が増えるぶん」を足す。安いフードにそろえて減らさない |
| 突然かかるもの | けがと病気の治療費(複数頭が同時に、が起こり得る)、手術、入院、シニア期の通院、預け先(旅行・入院・災害) | 「同時に2頭」を前提に積み立てる。保険は1頭ごとの契約で、加入できる年齢の上限を確かめる |
表の3行目が、多頭飼いの費用でいちばん見落とされるところです。1頭のときは「その子に何かあったら」で済んだものが、2頭・3頭になると「同時に何かあったら」になります。迎える前の準備と手続き、初期費用の項目は犬の飼い方の記事にまとめています。
災害と避難|「同行避難できる頭数か」を先に。備えは頭数ぶん×5日分
環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」は、災害のときは飼い主がペットを連れて避難する「同行避難」を基本としたうえで、「多数のペットを飼養する時は、同行避難することが可能な頭数か否かについても、十分に検討しておく必要がある」と、はっきり書いています。多頭飼いの家が災害で困るのは、フードや水より先に「全頭を運べるか」です。小型犬はリードを付けたうえでキャリーバッグに入れて運ぶ、とガイドラインにあり、キャリーは1頭に1つ要ります。家族の人数と手の数で、何頭を同時に運べるかを、迎える前に一度数えてください。避難所で必要になるのは、人や他の動物を怖がったりむやみに吠えたりしないこと、ケージやキャリーバッグに慣れていること、決められた場所で排泄ができること、で、これも頭数ぶん要ります。
| 備え | 多頭飼いでやること | 理由 |
|---|---|---|
| 運ぶ道具 | キャリーバッグかクレートを1頭に1つ。首輪とリード(伸びないもの)を頭数ぶんと予備。家族の誰がどの犬を運ぶかを決めておく | ガイドラインの避難用品(犬):首輪とリード、小型犬はリードを付けた上でキャリーバッグに、クレートやケージ(扉のついたもの) |
| フードと水 | 頭数ぶん×少なくとも5日分(できれば7日分以上)。療法食の犬がいればその子のぶんはさらに長く。食器も頭数ぶん | 「指定避難所などにペット用の救援物資が届くまでには時間がかかることがあるため、少なくとも5日分(できれば7日分以上)」(環境省) |
| しつけ | 全頭が、ケージに入って休める・決められた場所で排泄できる・むやみに吠えない。1頭でもできない犬がいると、避難所での飼養が難しくなる | 避難所でのペットの飼養に必要なこととして、ガイドラインが挙げている3つ。クレートの慣らし方はクレートトレーニングの記事へ |
| 身元 | 鑑札・注射済票・迷子札を1頭ずつ。マイクロチップの登録情報を今の住所と電話番号に。全頭の写真とワクチン接種歴を携帯電話に | ガイドラインの備蓄品(情報):ペットの写真、ワクチン接種状況・既往症・投薬中の薬の情報 |
| 預け先 | 全頭を同時に預けられる先を、災害・入院・旅行の前に1度使っておく | ガイドラインの平常時の備え「避難所以外の避難先やペットの預け先の確保」 |
ガイドラインは、避難所でのペットの飼養環境は避難所等によって異なる、とも書いています。お住まいの自治体の避難所が、ペットをどこで、何頭まで、どう受け入れるのかを、災害の前に確かめてください。「同行避難できる頭数」は、その答えで変わります。旅行や入院のときの預け先の選び方は犬を飼うと旅行に行けないかの記事に書いています。
法律と「増やさない判断」|届出・繁殖制限・飼えなくなる前のサイン
法律で決まっていることは3つです。1つ目は狂犬病予防法で、犬の登録と毎年1回の予防注射は1頭ごとの義務です。2つ目は動物愛護管理法第9条で、地方公共団体は条例で「多数の動物の飼養及び保管に係る届出」をさせることができ、環境省のガイドラインでは届出制度を入れている自治体は約4分の1、基準は多くが10頭以上です。基準は自治体で違うので、お住まいの市区町村の動物愛護担当に確かめてください。3つ目は同じ法律の第37条で、犬や猫の所有者は「これらの動物がみだりに繁殖してこれに適正な飼養を受ける機会を与えることが困難となるようなおそれがあると認める場合には、その繁殖を防止するため、生殖を不能にする手術その他の措置を講じなければならない」と定めています。多頭飼いで未去勢のオスと未避妊のメスが同居する家は、この条文が当てはまり得ます。去勢・避妊の時期はかかりつけの獣医師と相談してください。
もう一つ、書いておきたいのが「増やさない判断」です。環境省の多頭飼育対策ガイドラインは、多頭飼育問題を「多数の動物を飼育しているなかで、適切な飼育管理ができないことにより」飼い主の生活状況・動物の状態・周辺の生活環境のいずれかが悪化している状況と定義し、「動物の数が飼い主の飼育管理能力を超えると」糞尿や食べ残しの清掃や処理が行き届かなくなる、と書いています。ガイドラインが扱っているのは10頭・20頭の話ですが、線の引き方は2頭でも3頭でも同じです。「今の頭数で、自分の管理能力に収まっているか」を、次の1頭を迎える前に確かめてください。ガイドラインには、飼い主の中には動物の数を正確に把握できていない例が多い、ともあります。頭数を即答できて、全頭の名前・年齢・ワクチンの月・体重を言える、が「管理できている」の最低の線です。
| 増やさないほうがよいサイン | 何が起きているか |
|---|---|
| 今の頭数で散歩が減った・1頭ずつの時間が取れていない | ③の時間がもう埋まっている。増やすと全頭の時間が削れる |
| トイレの掃除が追いつかない日がある | ⑤の場所と、人の手が足りていない。ガイドラインが最初に挙げる「清掃や処理が行き届かなくなる」の入口 |
| 医療費で通院を迷ったことがある | ④のお金が、今の頭数で限界に近い。同時に2頭が病気になったときに耐えられない |
| 全頭のワクチンの月・体重をすぐ言えない | 頭数の把握があやしい。予防の抜けが出ている可能性がある |
| 災害のとき全頭を運ぶ手が無い | ②の線を越えている。家族の人数か、頭数か、どちらかを変える |
| 先住犬にストレスサインが出たまま戻らない | 今の頭数で、犬の側がすでに休めていない。増やすより分ける・減らす(一時的に預ける)が先 |
多頭飼いは、迎えるときより、回し続けるほうが難しい飼い方です。「増やさない」と決めるのは、犬を大事にしていないのではなく、今いる犬の暮らしを守る判断です。日本では動物愛護管理法で、生後56日を過ぎるまで子犬を販売できず、販売するときは動物の状態を直接見せて対面で説明することが義務です。見学のときは、今いる犬の頭数・年齢・性格・他の犬への反応を、ブリーダーに具体的に伝えてください。フローエンスはブリーダー直販で、お迎えのあとも、しつけのご相談を365日お受けしています。「3頭目を迎えてから先住犬が寝床から出てこない」「散歩で2頭がばらばらの方向へ行く」といった、その家の頭数と間取りに合わせた相談は、ドッグトレーナーへご相談ください。同居犬どうしの仲が悪くなったときの見分けと直し方は犬同士の仲が悪いときの記事と先住犬が新しい犬と仲良くしないときの記事に分けています。
よくある質問
犬の多頭飼いは何匹から?何匹まで飼えますか?
法律上の定義も上限もありません。犬が2頭いれば多頭飼いで、一般社団法人ペットフード協会の2025年の調査では、犬を飼っている世帯あたりの平均飼育頭数は1.36頭、犬を飼っている家の2割弱が2頭以上を飼っています。実際の上限を決めるのは、自治体の条例の届出基準(環境省のガイドラインでは届出制度のある自治体は約4分の1・多くは10頭以上)と集合住宅の規約、災害のときに同行避難できる頭数(環境省のガイドラインは「同行避難することが可能な頭数か否か」を検討するよう書いています)、そして1頭ずつの時間・お金・場所を頭数ぶん出せるか、です。今の頭数で散歩が減っている、トイレの掃除が追いつかない、なら、次の1頭を迎える前にやることがあります。
チワワの多頭飼いは難しいと聞きました。本当ですか?
チワワだから難しい、という根拠は資料にありません。犬種で説明できるのは行動の違いの約9%です。難しいのは犬種ではなく体の小ささで、大型犬は遊びの中でも、ずっと小さな同居犬にうっかりけがをさせることがあり、体重4.5キロほどに満たない犬や高齢の犬がいる家に中型・大型の犬を入れると、けがの危険があります。ペット保険会社の資料も、相性で気をつけることの1つ目に「極端に大きさが異ならないこと」を挙げています。同じくらいの大きさの小型犬どうしなら体格差の問題は小さくなり、あとは抱き上げ方と子ども、膝と腰(走る場所を滑らないマットに、ソファにはスロープを)に気をつけてください。
多頭飼いに向かない犬はどんな犬ですか?
犬種ではなく「その子」で決まります。他の犬といて落ち着かない犬に、もう1頭を迎えるのは、いちばん良い選択ではないかもしれません。迎える前に攻撃のような困りごとを直しておくこと、不安が強い犬・こわがりの犬は時間がたてば慣れるとは限らないこと、年を取った犬は知らない犬を受け入れにくいことも、覚えておいてください。甘えん坊な子や繊細な子は「ひとりっ子生活を希望しているかもしれない」こともあり、優先すべきは先住犬です。散歩で他の犬を見ると吠える・固まる・隠れる、おもちゃや器や寝床を守る、高齢期で通院中、分離不安がある、のどれかに当たる子は、先に社会化不足の慣らしや守る行動の直しをしてから考えてください。
多頭飼いの散歩は一緒に行っていいですか?
1頭ずつ落ち着いて歩けるようになってからです。互いをよく知らない犬を1人で2頭歩かせないこと、1頭ずつリードをたるませて歩く練習・呼び戻し・「ついて」の合図を済ませてから一緒にすること、最初は人が2人で1頭ずつ持って並んで歩くこと、リードは同じ長さ・同じ素材にそろえ伸縮リードは使わないこと、2本を1本にまとめる金具は互いをよく知っていて速さが同じ犬にだけ使うこと、いちばん遅い犬に合わせ、3頭以上は2頭から始めて1頭ずつ足すこと、散歩中はイヤホンやスマートフォンを使わないこと、が大切です。1頭ずつの散歩を週に何回か残すと、その子の様子を見る時間になります。
多頭飼いで犬がやきもちを焼きます。どうすればいいですか?
飼い主さまの注目は「特別な人」という資源で、同居犬のけんかの引き金になります。勧めたいのは、練習は1頭ずつ10分以内で行い待っている犬にはかじるものや知育おもちゃを渡すこと、名前を先に呼んでから合図を出し解除の言葉も犬ごとに変えること、それぞれの犬に自分のマットを決めて他の犬がそこで待てたらご褒美を渡す「ステーション」の3つです。割り込んだ犬を叱ると、叱られた犬がもう1頭に向かうことがあります。1頭ずつ向き合う時間を毎日作り、順番に主役を回して、全頭が自分の番を持てるようにしてください。
多頭飼いで1頭が病気になったら、他の犬はどうすればいいですか?
その犬を分けて、動物病院で「同居犬が何頭いる」と伝えてください。パルボウイルスは感染力が非常に強く、多頭飼育などではすぐに病気が広まる危険性があり、同居犬がいれば速やかに隔離し、石けんやアルコールは効かないので次亜塩素酸ナトリウムを含む漂白剤を薄めた消毒液で家の中や食器を消毒します。咳の病気(ケンネルコフ)は他の犬からうつるものが多く、症状のある犬に他の犬を近づけないこと、疥癬(ヒゼンダニ)は1頭から検出されれば他の犬にも高確率で寄生していると想定して一斉に治療することも大切です。予防(狂犬病・混合ワクチン・フィラリア・ノミダニ)は全頭同じ日にそろえ、1頭だけ抜けないようにしてください。
多頭飼いの災害の備えは、1頭のときと何が違いますか?
「全頭を運べるか」が先に来ることです。環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」は、多数のペットを飼養する時は同行避難することが可能な頭数か否かを十分に検討しておく必要がある、と書いています。小型犬はリードを付けたうえでキャリーバッグに入れて運ぶので、キャリーは1頭に1つ、家族の誰がどの犬を運ぶかを決めておきます。フードと水は頭数ぶん×少なくとも5日分(できれば7日分以上)、療法食の犬がいればその子のぶんはさらに長く。全頭が、ケージに入って休める・決められた場所で排泄できる・むやみに吠えない、がそろっていることが避難所での条件です。避難所の受け入れ方は自治体で違うので、災害の前に確かめてください。
あわせて読みたい記事
まとめ
犬の多頭飼いに法律上の頭数の上限はありませんが、実際の上限は、条例の届出基準と住まいの決まり、災害のときに同行避難できる頭数、1頭ずつの時間・お金・場所を頭数ぶん出せるか、で決まります。日本では犬を飼っている世帯の平均飼育頭数は1.36頭で、2割弱の家がすでに多頭飼いです。向き不向きは犬種ではなく、その子が他の犬をどう見ているかと体格差で決まり、他の犬を避ける・守る・高齢・分離不安の子は先にやることがあります。チワワが難しいのは犬種ではなく体の小ささで、相手の大きさをそろえます。2頭同時に迎えるのは勧められていません。毎日は、散歩は1頭ずつできてから一緒に(同じリード・伸縮リード不可・遅い犬に合わせる)、ごはんは順番でなく場所を離して、トイレと寝床は頭数ぶん、留守番は見ていられないときは分け、練習は1頭ずつ10分以内で名前を先に呼び、1頭ずつ向き合う時間を毎日作ります。予防は頭数ぶん要り、パルボ・ケンネルコフ・疥癬のように1頭から広がる病気は、分けて動物病院に同居犬の数を伝えます。費用は金額でなく「毎年・毎月・突然」の項目×頭数で数え、同時に2頭が病気になる前提で備えます。災害は全頭を運べるかを先に確かめ、キャリーは1頭に1つ、フードと水は頭数ぶん×5日分。登録と狂犬病予防注射は1頭ごと、条例の届出は自治体で確かめ、未去勢・未避妊のオスとメスが同居するなら繁殖制限は法律の義務です。今の頭数で散歩や掃除や1頭ずつの時間が回っていないなら、増やさない判断が今いる犬を守ります。
はじめてのワンちゃんライフ、私たちがサポートします!
「何を用意すればいい?」「私に合う犬種は?」など、どんな小さな疑問でも優良ブリーダーにご相談ください。お迎え前からお迎え後まで、二人三脚でサポートします。
一緒にお出かけしたくなる子犬を探す



























