フローエンスメディアライター 大久保 祐太

しつけやトレーニングに関する記事を弊社ドッグトレーナーを通し、分かりやすく実践しやすい記事を発信します。
また、私自身がしつけに大きく悩んだ経験があるため、飼い主様にできる限り寄り添える記事を目指します!

犬歴

  • ゴールデンレトリーバー
  • ミニチュアダックスフンド
  • オーストラリアンキャトルドッグ

資格

  • ペット災害危機管理士2級 講師
  • 家庭動物管理士
  • ペット防災生活アドバイザー
  • ペット・トラベルアドバイザー

【犬の多頭飼い】2頭以上飼う時の成功のポイントと安心できる準備について

初めて飼う 犬の育て方
犬3匹の多頭飼いをしている家庭

「ワンちゃんをもう1頭迎えたいけれど、多頭飼育は大変?」「相性が合わなかったらどうしよう?」などといった不安はありませんか?

ワンちゃん2頭以上飼う【多頭飼い】に憧れる飼い主さまは多いですが、事前準備やしつけ、生活環境の整備が重要になります。適切な対応をしないと、先住犬との相性問題やトラブルが発生する可能性も大きくなってしまい、想像していた生活にならないこともあるでしょう。

この記事では、多頭飼育のメリット・デメリット、成功のポイント、準備すべきことなどを詳しく解説します。安心してワンちゃんを迎えられるように、一緒に準備を進めていきましょう!

参考記事↓
二頭飼いは幸せ倍増?失敗しない二頭目を迎えるポイントについて解説
先住犬が新しいワンちゃんと仲良くしないときの対処法について解説

多頭飼いのメリット・デメリット

多頭飼いを検討する際には、その良い面だけでなく、注意すべきポイントも理解しておくことが大切です。ワンちゃん同士の関係がうまく築けると、お互いに良い影響を与え合いながら生活できますが、準備を怠るとトラブルが発生しやすくなります。

ここでは、多頭飼いのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

多頭飼いのメリット

社会性が育つ
他のワンちゃんと触れ合うことで、社会性や協調性、適応力が身につく。
遊び相手ができる
1頭飼いでは飼い主さまが遊び相手になることが多いですが、多頭飼いならワンちゃん同士で遊べる。
お留守番の寂しさが軽減
1頭よりも2頭のほうが、お互いに安心できる。
飼い主さまの癒しが増える
個性の違うワンちゃんたちとの暮らしは楽しく、より愛情を感じやすくなる。

上記で挙げた通り、多頭飼いの一番のメリットはワンちゃんの成長に繋がる点です。
犬同士でしか学べないことも多い犬社会ではこういった環境は望ましいですが、ただ増やせば良いということではないことは予め理解しておきましょう。具体的な内容は下記でお伝えしています。

多頭飼いのデメリット

メリットも多い反面、もちろん、デメリットもあります。しかし、デメリット=悪いことではなく、1頭増えることで意識する内容が変わるという観点でお読みください。

しつけの手間が増える
1頭とは異なり、ワンちゃんごとに適したしつけが必要。
対策:個体差を理解ししつけトレーニングを行う。
トラブルが起こることも
相性が悪いと、ケンカやストレスの原因になることがある。
対策:先住犬の性格を理解しておく、事前面会を行う。
費用がかかる
食事代や医療費、ペット保険など、経済的な負担が増える。
対策:経済的な負担を考慮して迎え入れる。
飼育スペースが必要
ワンちゃんが快適に過ごせるよう、十分なスペースの確保が求められる。
対策:部屋のレイアウトを変えたりなど工夫をする。

1頭、2頭飼っているからしつけは慣れてる!うちの子はどんな子でも受け入れるから大丈夫!といった飼い主さまも多いですが、飼育歴の長いベテランさんであればリスクは低いです。しかし、まだ飼育経験も浅いままこのような判断で迎え入れてしまうと苦労してしまう可能性が高くなるため、事前にしっかり準備し、多頭飼いのリスクを減らしましょう。

多頭飼いを成功させるためのポイント

3匹の多頭飼いをしている日常風景

多頭飼いを成功させるためには、しっかりとした計画と準備が必要です。ワンちゃん同士が快適に過ごせる環境を整え、トラブルを未然に防ぐことが大切です。先住犬との相性を見極めること、生活環境を整えること、しつけを統一することが、多頭飼いを円滑に進めるための重要なポイントになります。

ここでは、多頭飼いを成功させるために押さえておきたいポイントについて詳しく解説します。

先住犬との相性を見極める

新しいワンちゃんを迎える際、最も重要なのが先住犬との相性です。性格の合わないワンちゃん同士を無理に一緒にすると、ストレスやトラブルの原因になります。

・先住犬が穏やかで他のワンちゃんと仲良くできるか?
・新しいワンちゃんは社会性を持っているか?
・それぞれの性格や年齢を考慮し、相性を確認する。

上記の3つのポイントは必ず確認しておきましょう。

参考記事↓
先住犬が新しいワンちゃんと仲良くしないときの対処法について解説

相性チェックの方法はこちら↓

  1. 中立の場所で顔合わせ:自宅ではなく、公園などで初対面させる。
  2. 短時間の交流からスタート:お互いのペースを尊重しながら慣れさせる。
  3. 飼い主さまがリードを持つ:トラブルを避けるために、最初はリードを付けたまま。

生活環境を整える

迎え入れる気持ちが固まったら、新しく加わるワンちゃんと先住犬が安心して過ごせるよう、飼育環境を整えましょう。

・ケージや寝床は別々に用意する
先住犬の安心感を保つために、それぞれのスペースを確保する。
ご飯の時間は別にする
食事をめぐるトラブルを防ぐために、最初は別々に与える。
運動スペースを確保する
多頭飼いでは、遊びや運動のためのスペースが必要。

生活環境では、上記の3つのポイントは最低限整える必要があります。
運動スペースは特別広い必要はありませんが、雨の日などお散歩に行けない時など少し遊べるスペースがあれば運動不足による問題行動のリスクを軽減させることができるため望ましいでしょう。

しつけを一貫させる

新しく迎えたワンちゃんにも、先住犬と同じルールを教えましょう。ここで変えてしまうと、先住犬も混乱してしまい想定外の失敗をしたり、新しく迎え入れるワンちゃんの学習スピードが遅くなったりと悪いことの連鎖になってしまうので強く意識しすることが重要です。

・トイレの場所を明確にする
先住犬と同じ場所でトイレをさせると覚えやすい。
おもちゃやご飯の順番を決める
先住犬を優先することで、無用な争いを防ぐ。
一貫したコマンドを使う
「お座り」「待て」など、共通の指示でしつける。

上記の3つのポイントですが、順番を決めるというのはしつけではありませんが、先住犬のモチベーションを保たせる意味で加えています。
飼い主さまの指示を守り、迎え入れたワンちゃんの前でも「自分のがお利口に行動できる」と先輩として頑張ってくれているワンちゃんに対して、後回しにされてしまっては「なんでそっちばっかりなの」と注意を引くためにわざと問題を起こしてしまうこともあります。

そのため、一貫したしつけを行うのと同時に、先住犬を優先した進め方にしましょう。

多頭飼いのトラブルと対策

3匹の多頭飼いのお散歩風景

上記では比較的良い面ばかりをお伝えしていましたが、多頭飼いでは、ワンちゃん同士の関係性がうまく築けない場合や、生活環境に適応できない場合にトラブルが発生しやすくなる一面があるのも事実です。新しいワンちゃんを迎えた直後は特に注意が必要ですが、適切な対応を行うことで問題を未然に防ぐことができます。

ここでは、多頭飼いでよく起こるトラブルと、その解決策について詳しく解説しますので、迎え入れようか検討している飼い主さまはこちらで不安を少しでも拭えてもらえたらと思います。

ケンカが増えた場合の対処法

ワンちゃん同士がケンカをすることがあります。以下のような対応を行いましょう。

・すぐに仲裁しない
犬同士の順位付けの過程であり、むやみに介入すると悪化することも。
怪我をしそうなら間に入る
本気のケンカになりそうな場合は、クッションなどを使って落ち着かせる。
個別に遊ぶ時間を作る
ワンちゃんごとに時間を作り、ストレスを軽減する。

ワンちゃんの性格にもよるため、差はありますが生物的にコミュニティ内での順位付け自体は自然の行動ではあります。その中で、社会性や良いこと悪いことを学ぶので必要なコミュニケーションの一つです。しかし、怪我をしそうなほどのケンカはすぐに間に入って止めましょう。

そのケンカがキッカケでトラウマになり、他のワンちゃんに攻撃的になったり、飼い主さまを信用しなくなることも十分にあるためです。いきなり一緒に遊ぶのではなく、お互いのペースで一緒に遊ぶ時間を調整してあげましょう。また、飼い主さまを独り占め出来る時間も必要ですので、飼い主さまを取られたというヤキモチが原因となるケンカは避けましょう!

特定のワンちゃんだけに依存してしまう場合

飼い主さまが特定のワンちゃんにだけ構ってしまう依存とワンちゃんがワンちゃんに依存してしまう2つのケースがあります。

迎え入れたばかりは、教えることも多く無意識に先住犬を後回しにしているケースも少なくないのですが、それが原因で先住犬が問題行動をしたり、新しいワンちゃんに対して意地悪をしてしまうこともあります。

この場合は寂しい思いをさせないように意識して、一緒に過ごす特別な時間を設けたり、優先的にして優位性を確立させてあげることで安心感を持ってくれるでしょう。

次に新しい子が先住犬に必要以上のコミュニケーションを取ろうとして怒られて嫌われてしまうケースと、先住犬が新しい子を全く受け入れず意地悪ばかりしてしまうケースがあります。

この場合は、社会性が弱く距離感が分からない、協調性が弱いから受け入れることができないことが主な原因です。そのため、トラブルを避けるためにも、しつけトレーニングを早急に行う必要があります。また、それと同時にお互いの信頼関係を築かせるサポートもしなければいけないため、自信がない場合はドッグトレーナーに相談するのがオススメです。

・飼い主さまとの時間を増やす
・それぞれ個別にトレーニングする
・依存がひどい場合は一時的に距離をとる
・お互いの信頼関係を構築する

これらのポイントは意識しておきましょう。

まとめ

沢山のワンちゃんに囲まれての生活は、他の何にも変えることができない幸福感、充実感に溢れることでしょう。しかし、多頭飼いはワンちゃん同士の相性やしつけ、生活環境の整備が重要になります。きちんと計画的に準備をしていれば失敗するリスクはグッと低くなるため、本記事で事前学習が出来たと思ってもらえたら嬉しいです。事前にしっかりと準備を整え、ワンちゃんたちと楽しい多頭飼育ライフを送りましょう!

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