フローエンスメディアライター 大久保 祐太

しつけやトレーニングに関する記事を弊社ドッグトレーナーを通し、分かりやすく実践しやすい記事を発信します。
また、私自身がしつけに大きく悩んだ経験があるため、飼い主様にできる限り寄り添える記事を目指します!

犬歴

  • ゴールデンレトリーバー
  • ミニチュアダックスフンド
  • オーストラリアンキャトルドッグ

資格

  • ペット災害危機管理士2級 講師
  • 家庭動物管理士
  • ペット防災生活アドバイザー
  • ペット・トラベルアドバイザー

犬のいる暮らしに慣れるための工夫とは?生活リズムを整えて快適に過ごす方法

初めて飼う 犬の育て方
犬のいる暮らしを楽しむ飼い主

ワンちゃんを迎えたばかりの飼い主さまにとって、新しい生活に慣れるのは簡単ではありません。毎日のお散歩や食事の準備、お留守番の対策やしつけトレーニングなど、思った以上にやることが多く、「今までの生活リズムが崩れてしまった」と感じることもあるでしょう。

しかし、ワンちゃんとの暮らしは工夫次第でスムーズに馴染んでいくものです。大切なのは、ワンちゃんに合わせすぎるのではなく、お互いに無理のない形でリズムを作ること。本記事では、ワンちゃんとの暮らしを快適にするための工夫やポイントを詳しく解説します。

生活リズムを整え、ワンちゃんとの新しい毎日を楽しみましょう!

犬との暮らしのリズムを整えるための基本

犬のいる暮らしに馴染んだ生活リズムを送る飼い主

ワンちゃんとの生活をスムーズにするためには、まず基本的なリズムを作ることが大切です。リズムを整えることで、ワンちゃんも飼い主さまも安心して日々を過ごせるようになります。

その中でも、飼い主さまの生活スタイルに合わせて無理のないリズムを作ることも重要です。ワンちゃんとの暮らしを楽しむためには、最初から完璧を求めず、少しずつ調整していくことがポイントになります。

生活リズムが整わないとどうなる?

ワンちゃんとの生活リズムが不規則なままだと、次のような問題が発生することがあります。

・ワンちゃんが不安を感じやすくなる
生活パターンが不安定だと、ワンちゃんが落ち着かなくなり、無駄吠えやストレス行動が増えることがあります。

・飼い主さまの負担が大きくなる
お世話のタイミングがバラバラだと、飼い主さま自身もスケジュールを調整しづらくなり、ストレスを感じることが増えます。

・トイレの失敗が増える
トイレの時間が不規則になると、ワンちゃんが排泄のタイミングを掴めず、失敗が増えることも。特にトイレトレーニングが完了していない場合の影響は大きいです。

・体調管理が難しくなる
食事やお散歩の時間が不安定だと、ワンちゃんの健康状態にも影響を及ぼす可能性があります。

こうした問題を防ぐためにも、しっかりとリズムを作り、ワンちゃんと一緒に過ごしやすい環境を整えていきましょう。

朝と夜のルーティンを決める

ワンちゃんはある程度決まったリズムで生活することで安心します。特に、朝と夜のルーティンを一定にすることで、飼い主さまとワンちゃんの生活がスムーズになります。

・朝のルーティン
例)起床 → トイレ → 朝ごはん → お散歩や遊び
昼の過ごし方
例)飼い主さまが仕事で留守の場合は、おもちゃや知育トイを活用して退屈を防ぐ
夜のルーティン
例)お散歩 → 夕ごはん → くつろぎタイム → 就寝準備

決まった時間にお世話をすることで、ワンちゃんが次の行動を予測できるようになり、生活が落ち着きます。また、飼い主さまの生活リズムも管理しやすくなるため生活の一部として馴染みやすくなるでしょう。

散歩の時間を固定する

お散歩の時間が不規則だと、ワンちゃんが落ち着かずにソワソワしてしまうことがあります。可能な限り、毎日同じにお時間に散歩へ行くことで、ワンちゃんも飼い主さまも生活リズムを整えやすくなります。

特に外でしかトイレをしない子であれば、トイレを我慢してしまうことにあるためある程度時間は固定することが理想です。

例えば、小型犬の場合

・朝7時に15分の散歩
・昼に軽い遊び時間
・夕方18時に30分の散歩

上記のように生活リズムに合わせてた時間を固定して、最低限のお散歩時間は確保しておくと、ワンちゃんも安心して過ごせるようになるでしょう。

食事の時間を一定にする

ワンちゃんは食事の時間が安定していると、生活リズムが整いやすくなります。

・朝ごはんは起床後30分以内
・夕ごはんは散歩後、リラックスしてから
・おやつは適量を決めて与える(与えすぎると食事のバランスが崩れる)

といった流れを作ると、飼い主さまの生活にも馴染みやすくなります。

犬のいる暮らしに慣れるための工夫

ワンちゃんを迎えたばかりの頃は、新しい環境に適応するのに時間がかかることがあります。特に初めてワンちゃんと暮らす飼い主さまは、思った以上に生活の変化を感じるかもしれません。

朝のルーティンが変わったり、帰宅後すぐにお世話をする必要があったりと、これまでの生活とは違うリズムに戸惑うこともあるでしょう。また、ワンちゃんが環境に慣れず落ち着かない様子を見て、不安を感じることもあるかもしれません。

しかし、この期間はワンちゃんと飼い主さまが互いに新しい生活に適応していく大切な時期です。焦らず少しずつ、お互いにとって心地よい生活リズムを見つけていきましょう。

お留守番の時間を短縮する工夫

飼い主さまが仕事などで外出する時間が長い場合、ワンちゃんが不安になってしまうことがあります。

・おもちゃや知育トイを活用する
長時間遊べるおもちゃを用意する。しかし、噛みすぎて口から血がでてしまう、誤飲誤食にならないようなおもちゃを用意する。
【共働き】犬を長時間お留守番させる時のコツと慣れさせ方について

・短時間の外出を繰り返す
最初は10分、次は30分と徐々にお留守番に慣れさせる。分離不安にならないための対策をしていく。
飼い主が見えなくなると吠え続けるのはなぜ?分離不安症について知っておこう

・ペットカメラを活用する
外出先から様子をチェックし、ワンちゃんがどのタイミングで問題行動が起きてしまうのかを把握し理解する。
【初心者・共働き】問題行動に役立つおすすめペットカメラ4選

生活リズムを作ることで得られるメリット

犬を飼い始めて充実した生活を送る飼い主

慣れるまでは日常生活の変化に戸惑ってしまうことがあるかと思いますが、ワンちゃんとの生活リズムを整えることで、飼い主さまにもワンちゃんにも多くのメリットがあります。

例えば、ワンちゃんが決まった時間に食事やお散歩をすることで、ストレスが軽減され、健康的な生活を送りやすくなります。また、生活リズムが安定すると、ワンちゃんが落ち着いて過ごせるようになり、無駄吠えや問題行動の抑制にもつながります。

そうなることで、問題行動で困り果ててしまうことも、育犬ノイローゼのリスクも軽減されることで飼い主さま自身も「犬のいる暮らし」が充実したものとなるでしょう。

そのため、飼い主さまにとっても、決まったルーティンを作ることで日々のスケジュール管理がしやすくなり、ワンちゃんとの時間をより楽しめるようになります。さらに、毎日の積み重ねが信頼関係の強化につながり、ワンちゃんとの絆を深めることができます。

ワンちゃんが落ち着く
飼い主さまの負担が減る
ワンちゃんとの絆が深まる
体調管理がしやすくなる
無駄吠えや問題行動が減る

上記のようなメリットは沢山あるので、生活リズムを工夫し快適な暮らしを目指していくことをおすすめします。

まとめ

ワンちゃんとの生活に慣れるまでの間は、試行錯誤の連続かもしれません。しかし、生活のリズムを整え、少しずつ工夫を加えていくことで、ワンちゃんも飼い主さまも快適に暮らせるようになります。これまでに伝えた内容や参考記事を生活に取り入れてもらうことでワンちゃんとの暮らしは、日々の積み重ねでより楽しく、心地よいものになっていくはずです。焦らずに、ワンちゃんとの時間を大切にしながら、新しい生活に慣れていきましょう!

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