ワンちゃんを迎え入れ、トイレや噛んでいいもの悪いものを覚えるまではサークルやケージで主に過ごしてもらう方が多いのではないでしょうか?そんな時、ご飯をケージの中であげた方がいいのか、外であげた方がいいのか、こういった悩みに直面した際に何となくで解決するのではなく、きちんと理解した上で中か外かを決めた方が今後のワンちゃんとの生活で役に立つと思いますでの、是非今回の記事を参考にして頂ければと思います。
中と外での変化について
結論からお伝えするとケージの中でも外でもどちらでもいいです。
重要なのはライフスタイルのため、各家庭によって異なり一概にどちらがいいとは言えません。
なお、中であげたから、外であげたから、というような悪化する事態にはなりませんので、気にしなくても問題ないでしょう。
ご飯を食べるときに少し汚してしまう子だからご飯はケージの中で食べさせる、ご飯やお水は定位置があるからケージの外で食べさせる。このような感じでご家族のルールで決めても心配ありません。
犬の性格次第で変わる
こちらはデメリットという意味ではないのですが、ワンちゃんによっては「ご飯はケージの中で食べるものだ」という認識をしてしまい、ケージの外では食べなくなる子もいます。
特に普段から食欲が控え目な子や臆病な子はケージの中でしか食べない!と意地を張ってしまうこともあるのでランダムであげることをおすすめします。
ランダムであげた方がいい
上記で少し触れてしまいましたが、どちらか必ずというルールは作らずご飯の時間にちゃんと食べれるようにした方がいいです。
下記ではなぜランダムにあげた方がいいのかを紹介します。
環境の変化に対応できるようにするため
まず一つ目は、環境の変化です。
旅行やドッグホテルなど環境の変化に敏感な子は食欲を無くしてしまうことがあります。
しかし、少しずつ慣れていきご飯を食べようかなと思ったときに「いつもご飯を食べているケージがない…」と安心できずに食欲が戻っても食べれずに弱ってしまう可能性があります。
そういった場合はケージを持っていけば解決できる問題ではありますが、どこであってもご飯を食べられるようにしておくことが理想と言えるでしょう。
災害時にも対応できるようにするため
上記はケージがないとご飯が食べられないケースでしたが、反対にケージやクレートといった中で食べることができないことで起こり得る事態が災害時です。
災害時に避難する際にワンちゃんは飼い主さまと一緒の空間に避難することはできず、大抵の場合がペットエリアに収納されることになります。
その際はお散歩やトイレ以外の時間は1頭ずつケージやクレートなどで待機することとなるため、その空間でご飯を食べられるようにしておかなければ弱ってしまう可能性も十分に考えられるでしょう。
避難所では人命が第一優先であり【ペット】の立場は弱くなってしまうのが現実です。
そのため、環境の変化でストレスを感じてしまうワンちゃんには少しでも元気になってもらえるようにどこでもご飯を食べられるように慣れさせておくことがおすすめです。
トレーニングに活用する場合
サークルやケージ、クレートなどワンちゃんのハウスとして使用する際にワンちゃんが嫌がってしまう場合、ご飯を使ってトレーニングをすることができます。
そもそも、なぜ嫌がってしまうのかというとハウスに対して良いイメージがないからです。
例えば、悪いことをした時に閉じ込められる場所、入りたくないのに無理矢理入れられて出してくれない場所といった悪いイメージを持っているため、ハウスの指示を聞かなかったり、入れても出して出してと要求して吠えが酷くなってしまうのです。
そういった場合は、ハウスに入ったらご飯をあげることで「ここに入ると良いことがある」というイメージを持つようになり「ここは悪い場所じゃないんだ」と学んでくれます。
ワンちゃんにとってのハウスは自分のテリトリーであり自分だけの空間です。
それを覚えてくれると休みたい時は自分からハウスに向かいますし、お留守番もリラックスしてくれることでしょう。
ケージの中であってもご飯の時間は守る
ケージの外では食べ残す場合はすぐに片付けてしまうかもしれませんが、ケージの中のお皿で残っている場合「残ってるからお腹が空いたら食べな」と回収しないでそのままにしてしまう方も少なくありません。
そうすると、ワンちゃんも自分のテリトリーでお皿を下げられないことで「あとで食べよう」とキープする癖がついてしまう可能性が高くなります。
元々、食に対しての欲が少ない子などに多くみられる現象で全然食べない子もいます。
このような場合は、病院で瘦せすぎていると言われていないようであれば、2~30分で下げてしまいましょう。
また、ご飯を残してしまう子や食べない子はおやつが主食になっていることもあるので、おやつはあげないようにして、しっかりとご飯の時は食べさせるようにすることで改善されます。
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