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犬が散歩中に座り込む|急に歩かないときは体を疑って【2026】
公開日:2024年9月5日(木) 更新日:2026年10月6日(火) 犬の育て方
この記事の要点
急に歩かなくなったときは、気持ちより先に体を確かめてください。夏なら地面の熱さ、足の裏の異物、特定の足をかばっていないか。抱っこは「絶対にダメ」ではありません。暑い・痛いなら抱いてください。気をつけるのは「止まる→抱っこ→家に帰る」が毎回セットになることだけです。そしてリードで引っ張らないでください。踏ん張るうえ、散歩そのものが嫌になります。
ワクチンや狂犬病の接種を終えて、いざお散歩デビュー!とワクワクしていたのに、お散歩中に動かなくなってしまうことがあります。また、いままでは止まることがなかったのに急にお散歩に行きたがらなくなるケースもあります。そんな時にどうすればいいのかを今回は解説したいと思います。
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子犬を見る急に歩かなくなったなら、まず体を疑ってください
昨日まで喜んで歩いていたのに、急に——という場合は、気持ちより先に体を確かめます。
- 地面が熱くないか……夏はここが最優先。手の甲をあてて熱ければ、肉球はやけどします
- 足を見る……肉球のあいだの小石や草の種、切り傷、爪の割れ
- 特定の足をかばっていないか……歩き出しだけぎこちない、段差を嫌がる
- 抱き上げたときに鳴かないか……腰や首が痛いことがあります
- ハーネスや首輪が食い込んでいないか……新しくしたばかりなら、とくに
- 呼吸が荒くないか……鼻の短い犬種は、暑い日に急に動けなくなります
「足を引きずっている」なら、様子を見ずに動物病院へ。散歩をやめて、抱いて帰ってください。
シニア期に入ってから歩く距離が短くなったのも、多くは体の変化です。関節が痛い、目が見えにくい、疲れやすい——叱っても解決しません。
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抱っこして帰ってもいいのですか
ここは意見が分かれるところですが、「理由によって答えが違う」というのが正確なところです。
| 動かない理由 | 抱っこ | そのときすること |
|---|---|---|
| 暑い・地面が熱い | 抱いてください | すぐ日陰へ。その日は散歩を切り上げる |
| 痛い・けが | 抱いてください | 受診。歩かせない |
| 疲れた(子犬・シニア) | 抱いて構いません | 次から距離を短くする |
| 怖い | 抱いて移動して構いません | そのまま家へ引き返さない(下記) |
| 歩きたくないだけ | 抱かないほうがよい | 待つ/向きを変えて歩き出す |
「抱っこは絶対にダメ」ではありません。暑さや痛みで動けない子を歩かせるほうが、よほど問題です。
気をつけるのは「止まる → 抱っこ → 家に帰る」が毎回セットになることだけです。これが続くと「止まれば終わりにできる」と覚えます。
怖がって止まったときの、抱き上げ方
怖い場所で固まったら、抱き上げて構いません。その場に置いて無理に慣らそうとすると、恐怖が強くなることがあります。
ただしそのまま家へ引き返さないでください。
- 1. 抱き上げて、怖いものから少し離れる
- 2. 落ち着いた場所で下ろす……体がやわらかくなるまで待つ
- 3. そこから、歩いて帰る……最後は自分の足で終わる
これだけで「止まれば帰れる」の学習を避けられます。次からは、その場所を少し離れた道から通る、平気な距離まで近づいて戻る、と少しずつ縮めてください。
リードで引っ張らないでください
動かないとき、つい引っ張ってしまいます。これがいちばん逆効果です。
- 首が絞まる……首輪だと気管を痛めます。とくに小型犬
- 怖さが増す……怖くて止まっているのに、引っ張られる恐怖が足される
- 踏ん張る……引くほど反対に力が入ります(犬の自然な反応です)
- 散歩そのものが嫌になる……いちばん困る結末です
代わりに、こうしてください。
- リードをゆるめて、少し待つ……引っ張らずに待つだけで歩き出す子は多いです
- 横にしゃがんで、名前を呼ぶ……正面から引かない
- 向きを変えて、別の方向へ一歩……「進む」が難しいなら「曲がる」から
- おやつで誘う……これは甘やかしではありません。動く理由を作るだけです
それでも動かないなら、その日はそこで切り上げて構いません。無理に続けるより、次に持ち越すほうが早く進みます。
わがままなのでしょうか
「わがまま」で検索されることが多い言葉ですが、犬に「わがままを言って困らせよう」という考えはありません。
止まるのは、歩き続けるより止まったほうがよい理由が、その子にあるからです。暑い、痛い、怖い、疲れた、または「止まれば帰れると知っている」。どれも、その子にとっては筋が通っています。
「甘やかしたからこうなった」と、ご自身を責めないでください。抱っこして帰ったことが何度かあっても、それだけで散歩ができなくなることはありません。理由を切り分けて、順に手を打てば変わります。
イライラしてしまうときは
毎日のことなので、急いでいるときに動いてくれないと、いらだつのは自然なことです。それも責めないでください。
- 時間に余裕がない日は、短くしてよい……「今日は家の前まで」で構いません
- 散歩は毎日同じ距離でなくてよい……長い日と短い日があって当たり前です
- においを嗅がせるだけでも疲れます……歩く距離より、頭を使うほうが満足します
- どうしても無理な日は、休んで構いません
こちらが焦っていると、犬にも伝わります。リードを通して、迷いも急ぎも伝わってしまうものです。切り上げると決めた日のほうが、あっさり歩き出すこともあります。
散歩中に動かなくなる理由と対処法
お散歩中に動かなくなる理由はいくつかあり、その理由次第で対処法も異なるため実際にワンちゃんに当てはまる理由を見つけて対処してみてください。早い段階で改善できれば、楽しいお散歩時間が増えるはずです!
ケガの可能性
激しい運動をしたあとに歩くのを嫌がっていたら捻挫している可能性があります。また、夏場や未舗装の道で肉球に火傷や傷を負ってしまった可能性も考えられるでしょう。
対処法:
・落ちている物を踏み肉球をケガしてしまう場合、夏季のアスファルトの熱でやけどをしてしまう事を防ぐために犬用の靴を履かせる
・やけどの対策には、時間帯をずらす、またはマンホールの上を歩かせない
恐怖心によるもの
お散歩に慣れていないワンちゃんは外の世界が怖く、見るものや音に対し恐怖心を抱いている可能性があります。そのため、お散歩には行きたいけど一歩踏み出すのが怖く、その場で止まってしまいます。
対処法:
何に対し恐怖心を抱いているのか特定し対象に対し「怖くないんだ。」「なんてことないや」とワンちゃんが理解するまでその場で待ってあげます。
また、無理やり対象に近づけたり、過度に声掛けをしてしまう(普段の飼い主様と違う)と現状以上に恐怖心を抱いてしまったり、これは非日常の警戒対象なんだ。と解釈してしまう場合があるため注意しましょう。
トレーナーポイント:
・ワンちゃんのペースに合わせてあげる
・飼い主様側が過剰に反応しない
・ワンちゃんが大丈夫な物(存在)と認識するまで気長に待つことが大事
病気
ワンちゃんの状態に少しでも違和感があれば、病気の可能性も考えられます。昨日までは元気だったのに急に動かないなど、極端な変化あるいは、嘔吐や下痢が続いている場合などは速やかに病院で受診しましょう。
過去のネガティブな記憶
お散歩中での出来事がワンちゃんにとっては怖い思い出となっている可能性があります。この道で後ろから猛スピードで車が通ってきた、ここを曲がったら吠えられたなど、トラウマになってしまう原因は日常の中に多くあるため、原因を探る必要があります。
対処法:
過去のネガティブなイメージが無くなるまで根気強く向き合ってあげる必要があります。
トレーナーポイント:
恐怖心が強い場合は対象に慣れるきっかけとして、おやつを使った方法もおすすめです。
1、対象から離れた場所(音、匂い、など存在が感じられる位置)でおやつをあげ、通常の状態になるまで、待ってあげる。
2、対象から離れた場所(上記に加え対象が見える位置)でおやつをあげ、通常の状態になるまで待つ。
3、段階を踏みながら少しづつ対象に近づいていく。
疲労
ただ単にワンちゃんが疲れてしまって、休憩をとっている可能性もあります。特に夏場などで「もう歩きたくない!」と休んで動かないワンちゃんも少なくありません。
対処法:
犬種や年齢、その子の体力を考慮しお散歩コースを決めてあげましょう。
トレーナーポイント:
体力を付けたいのであればいきなり距離を伸ばすのではなく(無理に長距離を歩かせるとお散歩自体が嫌になってしまうことも…)少しずつ距離を伸ばしていく。
首輪・リード・胴輪(ハーネス)の違和感
首輪やリードに慣れていない子犬や洋服などに慣れていないワンちゃんは違和感があり歩くのをやめてしまいます。
対処法:
・お迎えしたらおうちの中で短い時間から慣れさせる
・強く拒絶する場合はおやつをあげる。
トレーナーポイント:
ごは中や遊ぶときなどそのワンちゃんが好きなことをしている時に着けて自然と慣れるように促す方法がおすすめ。
肥満
適正体重を大きく上回っているワンちゃんは自身の体が重く、歩くのを嫌がってしまうことがあります。また、少ししか歩いていない、遊んでいないのにすぐに疲れてしまう場合は体重管理の見直しが必要になります。
あまりにも太りすぎてしまうと、足腰に負担がかかり大きな怪我に繋がることになりますので注意しましょう。
対象法:
・ダイエット食に変えてみる
・少しずつ運動量を増やす
子犬や老犬の動かなくなる理由と対処法
上記でまとめた内容は主に成犬を対象としましたが、次は子犬や老犬を中心とした解説をします。月齢や性格を考慮しないと、ワンちゃんにお散歩自体が嫌いになってしまう可能性もあるので是非参考にしてください。
子犬(1歳未満)
帰りたくない、抱っこしてほしい、地面の温度、恐怖心の芽生えなどで動かなくなってしまうことがあります。しかし、すべての要求を飼い主様が通してしまうとワンちゃんは自分のペースでしか歩かなくなってしまうので注意が必要です。
対象法:ワンちゃん主体のお散歩にならないように、ワンちゃんが生きたい方向に歩くのではなく、飼い主様が行きたい方向に歩くことの徹底をする。
トレーナーポイント:
匂いを嗅ぐ場所、休憩場所などもワンちゃんに決めさせるのではなく飼い主様が決めておくことで、メリハリのあるお散歩ができるようになります。
老犬
一番に考えられるのは筋力低下による疲れです。ワンちゃんも時間と共に体力や筋力も衰えてしまうので無理をさせないように注意しましょう。
対象法:
ワンちゃんのペースに合わせお散歩をしてあげる(ワンちゃん主体のお散歩ではなく…)
トレーナーポイント:
筋力が低下しないためにできること
・トレッドミルやバランスボールなどのフィットネス
・お座り、伏せなどを正しい姿勢で行い足腰を動かす(スクワット)
・緩やかな坂道を選んでお散歩コースを決める
・若い頃からたくさん遊ぶことで筋力をつけておく
困ってから筋力を鍛えるのではなく、若いうちから筋力をつけ筋力が落ちないように継続して運動を続けることが大切です。
犬が散歩中に動かないときに、飼い主様がやってはいけない行動とは?
最後に上記でご紹介した理由や方法を行う上で、飼い主様が動かないからといってやってはいけない行動についてご紹介します。
抱っこ散歩をしてしまう
恐怖やわがままで抱っこをしてしまうと、ワンちゃんは自分で解決することを学ばず育ってしまうため、何か嫌なことや怖いと感じた物に対して対応できず、嫌じゃない、怖くないと学ぶ機会を奪ってしまう行動となってしまいます。
怖がっている対象から遠ざける
ワンちゃんの状態にもよりますが、怖がっているようなら無理に近づけずにワンちゃんから確認し解決するまで待ってあげましょう。必要であれば、おやつなどを使い補助してあげるのもおすすめです。
慣れない環境
社会化期に様々な環境に身を置き飼い主様がいなくても平常心でいられるよう慣らします。
すでに慣れない環境にストレスを感じてしまっている場合は、まずは飼い主様と一緒にその場所に身を置き慣れさせ、少しずつレベルを上げながら馴らしていきましょう。
より快適なお散歩にするために
ワンちゃんにとっても、飼い主様にとっても、気持ちよくお散歩をしたいと思います。
そのためには、無理やり連れ回したりせず、動かない理由を把握し、適切な対処をすることでお互いにとって快適なお散歩ライフを送ることができるはずです。
老犬を除き、ワンちゃんが可哀想で…と甘やかしてしまってはワンちゃんのためにならないのでお互いのペースでトレーニングしましょう!
よくある質問
急に歩かなくなりました。病気でしょうか?
まず体を確かめてください。夏なら地面の熱さ、足の裏の小石や傷、特定の足をかばっていないか、抱き上げたときに鳴かないか。「足を引きずっている」なら、様子を見ずに動物病院へ。散歩をやめて、抱いて帰ってください。
抱っこして帰ってもいいですか?
理由によります。「絶対にダメ」ではありません。暑い・痛い・けがのときは、抱いてください。むしろ歩かせるほうが問題です。疲れた場合も抱いて構いません。気をつけるのは「止まる→抱っこ→家に帰る」が毎回セットになることだけで、これが続くと「止まれば終わりにできる」と覚えます。
怖がって固まったときは、どうすればいいですか?
抱き上げて構いません。その場で無理に慣らそうとすると恐怖が強くなります。ただしそのまま家へ引き返さないでください。怖いものから少し離れ、落ち着いた場所で下ろして、そこから歩いて帰る——最後を自分の足で終えると、「止まれば帰れる」を覚えずに済みます。
動かないとき、リードを引っ張ってもいいですか?
やめてください。いちばん逆効果です。首輪だと気管を痛めますし、引くほど犬は踏ん張ります(自然な反応です)。怖くて止まっているなら、恐怖が足されるだけです。リードをゆるめて少し待つ、横にしゃがんで名前を呼ぶ、向きを変えて一歩——この順で試してください。
わがままで歩かないのでしょうか?
犬に「わがままを言って困らせよう」という考えはありません。止まるのは、歩き続けるより止まったほうがよい理由がその子にあるからです。暑い、痛い、怖い、疲れた、または「止まれば帰れると知っている」。どれもその子にとっては筋が通っています。甘やかしたせいだと、ご自身を責めないでください。
おやつで誘うのは甘やかしですか?
甘やかしではありません。動く理由を作っているだけです。怖くて止まっている子には、おやつがあると「ここは悪い場所ではない」と結びつくことがあります。ただし体が固まって受け取れないときは、怖さが強すぎる合図なので、距離を取ってください。
毎日イライラしてしまいます
急いでいるときに動いてくれないと、いらだつのは自然なことです。時間に余裕がない日は、短くして構いません。「今日は家の前まで」でも大丈夫ですし、どうしても無理な日は休んで構いません。においを嗅がせるだけでも犬は疲れます。こちらが焦っているとリードを通して伝わるので、切り上げると決めた日のほうが、あっさり歩き出すこともあります。
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まとめ
急に歩かなくなったときは、気持ちより先に体を確かめてください。夏の地面の熱さ、足の裏の異物、かばっている足——ここに理由があることがほとんどです。抱っこは理由によります。暑い・痛いなら抱いてください。毎回「止まる→抱っこ→帰宅」にしないこと、そしてリードで引っ張らないこと。この2つだけ気をつければ大丈夫です。
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