ドッグカフェはワンちゃんと飼い主さまが楽しい時間を過ごせる場所です。ただし、他の方も利用する場所でもあるので、ルールとマナーを守ることが絶対条件になります。他の飼い主さまやワンちゃんとのトラブルを避けるために、この記事ではドッグカフェのマナーについて分かりやすく説明します。ぜひ参考にしてドッグカフェで楽しい時間をお過ごしください!
ドッグカフェの基本的なマナー
ドッグカフェではワンちゃんと一緒に新しい経験ができるため、一度は行ってみたいと思う飼い主さまも多いのではないでしょうか。下記でドッグカフェを楽しく利用するための基本的なマナーを知っておきましょう。
ワンちゃんの健康管理をしっかりしよう
ドッグカフェに行く前には、ワンちゃんの健康管理がとても大事です。ワクチン接種やフィラリアの予防など、基本的な健康管理をしっかりしましょう。健康状態が良くないワンちゃんを連れて行くと、他のワンちゃんに病気を移してしまうこともあるので注意が必要です。
最低限のしつけは身に着けておく
ドッグカフェでマナーを守るには、ワンちゃんの基本的なしつけが必要です。特に「待て」や「おすわり」といったコマンドをしっかり覚えておくと、カフェでの行動がスムーズになります。また、他のワンちゃんに吠えたり飛びかかったりしないように、落ち着いて行動できるようにしておくことも大事です。
ワンちゃんが興奮しやすい性格の場合は、カフェに行く前に少し散歩をしてエネルギーを発散させておくと良いでしょう。また、普段から社交的な経験(社会化)を積ませることで、ドッグカフェで落ち着いて過ごすことができます。ワンちゃん同士の交流の場としてもドッグカフェはとても良い場所ですが、まずはしつけをきちんとしておき、ワンちゃんが周りの環境に落ち着いて対応できるようにすることが大切です。
参考記事
犬に「待て」を教える方法!成功するための全ステップを徹底解説
犬の社会化に”遅い”はない!社会化の理解とトレーニングについて
ドッグカフェに行く前の準備
基本的なルールを守れるようにしつけが出来たら、実際に行ってみたいドッグカフェについて事前に店舗のルールや、利用時に持って行った方が便利なアイテムの準備など、訪れる前に確認しておくことをおすすめします。
下記では店舗情報の下調べと持ち物について解説します。
ルールを事前に確認しよう
各ドッグカフェによってルールが異なることがあります。事前にカフェのホームページやレビューを確認して、持ち物やマナーに関するルールを把握しておきましょう。特に「犬同伴OKエリア」や「リードの使い方」など、カフェによって決まりが違うことがあります。
また、一部のカフェでは特定の犬種に関するルールがあったり、年齢制限があったりする場合もあります。例えば、大型犬が入店できないカフェや、子犬は入店不可のカフェもあります。これらの制限は、他のワンちゃんや飼い主さまの安全や快適さを保つためのルールです。
大型犬はスペースの問題や他の犬への配慮が必要であり、子犬はまだしつけが十分でないことが多いため、特定のカフェでは制限されることがあるため、ルールを守る必要があります。こうした情報を事前に確認しておくことで、スムーズにドッグカフェを楽しむことができます。
持っていくと便利なもの
ドッグカフェに行くときに持っていくと便利なものを確認しておきましょう。以下にてドッグカフェに持っていくと便利な持ち物です。
- リード(伸縮しないものがおすすめ)
- 排泄物を処理するための袋やウェットティッシュ
- ワンちゃんの水とお皿
- カフェマットやブランケット(ワンちゃんがリラックスできるように)
- おやつ(ワンちゃんが落ち着けるように)
- ワンちゃんのお気に入りのおもちゃ(不安を和らげるために)
ワンちゃんが快適に過ごせるように、持ち物を準備しておくことが大切です。特に初めてのドッグカフェでは、ワンちゃんが緊張することもありますので、安心できるアイテムを持っていくと良いでしょう。また、ワンちゃんが慣れていない場所でもリラックスできるように、お気に入りのブランケットなどを持っていくと安心です。飼い主さまがしっかり準備をしておくことで、ワンちゃんも安心して過ごせる環境を作ることができます。
ドッグカフェでの過ごし方
それでは、いよいよドッグカフェでの過ごし方についてお伝えします。
上記の事前に情報を下調べしていれば大きな問題は起きないと思いますが、初めて利用する場所はワンちゃんだけでなく飼い主さまも少し緊張してしまうこともあるので、下記にて一通りの流れをまとめました。
ドッグランとは異なり、ドッグカフェの主は人間であり「愛犬と一緒にカフェで過ごせる場所」のため、距離感や交流などは気を付けておくポイントです。
他のワンちゃんや飼い主さまへの配慮
ドッグカフェでは、他のワンちゃんや飼い主さまとの距離を保つことが大切です。ワンちゃん同士の挨拶は、飼い主さま同士がOKしてから行いましょう。無理に近づけると、ワンちゃんが怖がって吠えたり攻撃的になったりすることがあるので、注意してください。
また、他のワンちゃんが苦手なワンちゃんもいますので、相手の様子を見ながら行動しましょう。また、飼い主さまに「触っても大丈夫ですか?」と声をかけるなど、礼儀正しく接することが大切です。ワンちゃんがリラックスして過ごせるように、無理な接触は避け、適度な距離を保つことが重要です。ワンちゃんが安心できる環境を整えることで、カフェでの時間をより楽しく過ごすことができます。
リラックスできる環境を作ろう
カフェの中でワンちゃんが落ち着いて過ごせるように、いつも使っているカフェマットを敷いてあげると良いでしょう。長時間の滞在になる場合は、ワンちゃんのためにおやつを用意するのもおすすめです。ただし、おやつを与えるときは他のワンちゃんに配慮し、近くにいないタイミングで与えるようにしましょう。
ワンちゃんがリラックスして過ごせる環境を作るためには、飼い主さま自身もリラックスしていることが大事です。飼い主さまが緊張していると、ワンちゃんもその緊張を感じてしまいます。リラックスできる環境を整え、お互いに楽しい時間を過ごしましょう。また、ワンちゃんが疲れてしまったと感じたら、早めに帰るなど柔軟に対応することも大切です。飼い主さまが落ち着いていることで、ワンちゃんもその雰囲気を感じてリラックスしやすくなります。
気をつけたいNG行動
そして最後は、ドッグカフェを利用する際のマナー違反に当たるワンちゃんと飼い主さまのNG行動についてお伝えします。
他の飼い主さまやご自身みんなが快適に過ごせるようにルールは必ず守りましょう。
ワンちゃんをテーブルに乗せない
ドッグカフェでやってはいけないことの一つに、ワンちゃんをテーブルに乗せることがあります。テーブルは飲食物を置く場所なので、衛生面からもワンちゃんを乗せるのは避けましょう。ワンちゃんは床やカフェマットの上でリラックスさせるのが理想です。
また、テーブルに乗せることでワンちゃんが誤って飲食物を口にするリスクもあります。人間の食べ物はワンちゃんにとって危険なことが多く、特にチョコレートや玉ねぎなどの有害な食材が含まれている場合があります。安全のためにも、ワンちゃんは必ず床で過ごさせましょう。ワンちゃんが安心して過ごせるようにするためには、テーブルに乗せず、飼い主さまがしっかりと管理してあげることが大切です。(膝の上に乗せて、ワンちゃんが前足だけをテーブルにかけるのも含みます)
長時間の滞在はしない
ドッグカフェは他の飼い主さまも使う共有の場所です。ワンちゃんが飽きてしまったり、他のワンちゃんが不安になってしまうような長時間の滞在は控えましょう。ワンちゃんが疲れている様子が見られたら、早めに帰るのも良い選択です。
また、ワンちゃんがリラックスできない場合は無理をせずに帰ることも大事です。ワンちゃんが疲れたときに無理をして滞在を続けると、ストレスを感じてしまい、次回のドッグカフェが嫌な場所になってしまうこともあります。ワンちゃんの様子を見ながら、楽しく過ごせる時間を心がけましょう。ワンちゃんの体調や気分に合わせて、適切な対応をすることが、カフェでの良い経験につながります。
ドッグカフェを楽しむために
他の飼い主さまやワンちゃんとの交流を通じて、新しい友達を作ることもできるかもしれません。ぜひ積極的にドッグカフェを利用して、ワンちゃんとの楽しい時間を増やしていきましょう。そして、ワンちゃんが成長する姿を見守りながら、素敵なカフェタイムを楽しんでください!
ドッグカフェでの時間は、ワンちゃんとのコミュニケーションを深める絶好のチャンスです。ワンちゃんの行動をよく観察し、楽しい時間を一緒に過ごすことで、より強い絆を築くことができます。これからもワンちゃんと一緒に新しい場所を訪れ、素敵な経験を積み重ねていきましょう。ドッグカフェでのひとときが、飼い主さまとワンちゃんにとってかけがえのない思い出となるはずです。
まとめ
ドッグカフェではマナーを守ることで、ご自身を含む全ての利用者が快適に過ごせるようになります。事前の準備やしつけ、そしてカフェでのルールに気をつけて、素敵な時間を過ごしましょう。ドッグカフェはワンちゃんとの絆を深める素晴らしい場所です。ぜひマナーを守って楽しい時間を過ごしてください!
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