日中は静かに過ごしているのに、夜の就寝時間に鳴いて困っていませんか?
ワンちゃんの夜泣きの相談は少なくなく、困っている方も多いのではないでしょうか。
今回はワンちゃんの夜泣きについて、原因と対策、最後に今からできる夜泣き対策も記載していますので、最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
夜泣きの原因と対策
原因が分かってしまえば、その問題に対しどのようなアプローチが最適なのかを選択すれば基本的には改善されます。考えられる原因を下記にまとめてありますので、当てはまる場合は是非参考にして頂ければと思います。
運動不足
対策→
就寝前にワンちゃんが満足するような遊びを行うことで、夜中に疲れて寝てしまう状況を作り夜はハウスで寝ることを習慣づけ改善を促していきます。
雨の日など、外に出れない時にはノーズワークなどを用いて脳を使うことで余っているエネルギーに満足感を与えることもおすすめです。
お腹が空いている
対策→
過去に「吠えてみたらごはんが出てきた」という経験があると【お腹がすいた→ごはんが欲しい→吠える】という流れがワンちゃんの中でできてしまうため、吠えている時は要求に応えない(無視をする)事を徹底することで改善されていきます。
他にも【要求したいことがある→吠える】となっているため、吠える以外の要求方法を教える事も一つの対処法です。
どの方法でトレーニングをしていくにしても家族全員で徹底して行っていく必要があります。
一人で寝るのに慣れていない(子犬)
対策→
お迎えしたばかりだと過去に一人になった経験がない子がほとんどなため、どうしても不安になり今まで一緒にいた兄弟やお母さんを吠えて呼んでしまう事があります。
この時期に吠えているからという理由でかまってしまうと吠えたら来てくれるという学習をしてしまうため、少しでも安心してくれるような環境づくり(お湯を入れたペットボトルに親犬や兄弟の匂いのするタオルをまくなど)をし1人になることに慣れてもらうことが必要です。
ストレス
対策→
運動不足と似たような内容になりますが、犬種によってストレスの発散方法が異なる場合があります。また、ストレスの原因を探ることができれば、早期の改善に繋がります。ワンちゃんの犬種の特性を理解し、ストレス発散することで夜泣きの回数は減ってくるでしょう。
例えば、音に敏感なワンちゃんの場合↓
雷の音が怖くて夜泣きしてしまう→ケージに毛布などをかけて音を軽減させてあげる
などといった、ストレスの原因が分かれば対策もでき、夜泣きの軽減を見込むことができます。
直らなくて辛いと感じる場合はプロに相談
ワンちゃんの問題行動に直面すると、いくつもの壁が立ちはだかることでしょう。いくらアドバイスを貰っても、自分で調べて実践しても上手くいかないこともあると思います。
そういう場合は、全てを一人で背負うのではなく、相談して専門スタッフと共に改善していきましょう。
また、問題行動以外で考えられる原因もあります。下記の場合も可能性としては低くないので、合わせて調べるのも良いかもしれません。
分離不安症
分離不安症は精神的な病気です、わがままなのか分離不安症なのかの判断は素人目では分かりづらいため獣医士などに一度見てもらうことが必要です。もし本当に分離不安症なのであれば精神安定剤などによる薬物治療と問題行動を改善する行動療法を併用し改善に向け治療を行っていくことが必要でしょう。
合わせて読みたい参考記事↓
飼い主が見えなくなると吠え続けるのはなぜ?分離不安症について知っておこう
認知症(老犬)
認知症の場合は直すということが難しいため吠えても大丈夫な環境作りが必要となります。
認知症だと診断するのは個人では難しく、獣医師や専門のスタッフなどに調べてもらう必要があるため、様子がおかしいと感じる際はかかりつけの病院へ受診しましょう。
近所迷惑になっていないか心配の方に
最後に「夜泣きの原因や対策は分かったけど、心配は消えない」という方に、今すぐにでも対策できる方法を紹介します。ワンちゃんの原因解明と夜泣きが落ち着くまでは下記で紹介する方法を是非試してみてください。
行動を起こすことで、精神的にも緩和されると思います。
防音対策をしてみる
手軽に出来る対策として、防音カーテンに変更してみることもおすすめです。
お部屋の雰囲気も変わり気分も晴れるだけでなく、遮光や冷気を遮断してくれて快適に過ごすことができます。
原因が分かれば、その問題に沿った対策ができるのですが、分からない場合はこのような対策で対応してみましょう。
ご近所の方に挨拶をする
夜泣きで一番困る悩みのトップといっても過言ではない【近所迷惑】は、飼い主さんだけが気にしている場合も少なくありません。しかし、夜泣きでご近所トラブルに発展してしまうケースも実際に起きています。
トラブルを回避する方法の一つとして、ご近所への挨拶も有効的です。
「夜うるさくないですか?」などと話題を自ら振ることで、無関心ではないことを認知してもらい友好的な解決策を見つけましょう。
プロに相談する
記事を読んで実践してもなかなか直らない場合や、本当に困っている場合はドックトレーナーに一度相談してみましょう。
自身では気が付かない原因やトレーニング方法の見直しなど、詳しいアドバイスをもらうことが最短の解決策です。
習慣化する前に対策を
夜泣きや問題行動は、自然に直ることはほとんどありません。夜泣きなどを、いつか自然に直るだろうとほったらかしにしてしまうと、吠えが習慣化してしまい癖になり、直すのも時間がかかります。気になる問題は早急に対策して、自分で行うのが難しい場合はドックトレーナーに相談してみましょう。
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