臭くないおすすめの犬種5選!臭いを抑えるためのお世話のコツも紹介

犬種図鑑 犬の育て方
臭くないおすすめの犬種5選!臭いを抑えるためのお世話のコツも紹介

犬を飼いたいと思っても、「部屋に臭いがつかないか心配…」と感じる方は多いのではないでしょうか。特に初めて犬を迎える方にとって、体臭による生活空間への影響は不安材料の1つです。しかし、犬の体臭は犬種の特徴や日々のお手入れで大きく差が出ます。

当記事では、臭いが少ないとされるおすすめ犬種と、犬の臭いを抑えるケア方法を説明します。初心者でも無理なく実践できるポイントを整理していますので、犬種選びの不安を減らし、清潔で快適な暮らしを実現するためのヒントが得られるでしょう。

犬の体臭の原因とは?

犬の体臭は「犬だから仕方ない」というものではなく、いくつかの要因が絡み合って生じます。代表的なのは、皮膚から分泌される皮脂です。犬の体にはアポクリン腺が全身にあり、分泌された皮脂が酸化したり雑菌が繁殖したりすると、独特の臭いにつながります。

また、口内の食べかす・歯垢・歯石・歯周病、耳の奥に溜まる耳垢、肛門腺の分泌物なども臭いの一因です。しわの多い犬種では皮膚の間に汚れが溜まりやすく、強い臭いにつながるケースもあります。中には、消化不良や内臓疾患といった健康上のトラブルが隠れていることもあるため、普段と違う臭いを感じたときは動物病院に相談しましょう。

犬の臭いを抑えるための方法

臭くない犬の特徴

犬の体臭は犬種ごとに差があり、通気性のよい被毛構造や顔や耳の形、体のサイズなど、比較的臭いが少ないとされる犬には共通した特徴が見られます。たとえば、以下のような特徴を持つ犬は、体臭が少ない傾向にあります。

  • 小型犬
  • 皮脂の分泌が少ない
  • シングルコート(アンダーコートが少ない被毛)
  • 短毛で蒸れにくい
  • 抜け毛が少ない
  • 顔にしわやたるみが少ない
  • 垂れ耳ではなく立ち耳
  • 涙やけやよだれが少ない

これらの特徴を持つ犬は、雑菌や皮脂が溜まりにくく、清潔に保ちやすいのが特徴です。ただし、体質や生活環境によって違いがあるため、どの犬種も適切なお手入れは必要です。

臭くないおすすめの小型犬5選

小型犬の中には、体質や被毛の特徴から比較的臭いが少ないとされる犬種があります。ここからは、飼いやすさや日常の手入れも踏まえ、犬を飼うのが初めての方におすすめの犬種を紹介します。

トイ・プードル

トイ・プードルは、臭いが少ない犬種として人気の高い小型犬です。シングルコートの巻き毛は抜け毛がほとんどなく、皮脂や汚れが毛に付着しにくいため、体臭が控えめと言われています。顔にしわが少なく、マズルに適度な長さがあるため、よだれや汚れが原因の臭いも少ない点が魅力です。

明るく賢い性格で、家族に対してとても愛情深くフレンドリーに接する愛玩犬です。知能が高いため学習能力も優れており、基本的なしつけやトレーニングを比較的スムーズに進められるでしょう。室内飼育に向いており、清潔を保ちやすいため、初心者にもっともおすすめの犬種です。

トイ・プードルの子犬を見てみる

ビション・フリーゼ

ビション・フリーゼは、体臭が少なく犬アレルギーを起こしにくい犬種として人気があります。シングルコートの真っ白な巻き毛は抜け毛がほとんどありません。また、毛量が多く密集しているように見えますが、柔らかい質感で空気を含みやすいため、蒸れにくく臭いがこもりにくいのが特徴です。

明るく社交的で、人懐っこい性格から家族や子どもとも仲良く過ごせます。協調性があり素直な気質を持つため、根気よく繰り返すことでしつけも身につきやすい犬種です。ふわふわの被毛と明るい性格が魅力のビション・フリーゼは、家族に笑顔と癒やしを届けてくれる存在となるでしょう。

マルチーズ

マルチーズは、体臭が少ない小型犬として古くから愛されてきた人気犬種です。シングルコートの長く美しい白い被毛は抜け毛が少なく、通気性がよいため、臭いがこもりにくいのが特徴です。立ち耳で耳周りの通気性が保ちやすい一方、垂れ耳の個体では汚れが溜まりやすく外耳炎につながることもあるため注意が必要です。

基本的な性格は、穏やかで甘えん坊です。素直で学習意欲もあるため、毎日の声かけや褒めながらのトレーニングでしつけを身につけられるでしょう。人懐っこい一面も魅力で、室内飼いに向いている犬種です。

ヨークシャー・テリア

ヨークシャー・テリアは、抜け毛が少なく体臭もほとんど感じにくい小型犬で、臭いに敏感な方にも人気があります。絹のように美しい直毛は人の髪の毛に近く、伸び続ける性質を持ちますが、抜け毛が少ないため清潔を保ちやすい傾向にあります。

甘えん坊な性格なので、十分に触れ合いながらケアを行うことで、心身ともに快適に過ごせるでしょう。賢く学習意欲も高いため、根気よく褒めながら取り組めばしつけも覚えやすい犬種です。小さい体ながら活発で愛らしく、室内飼育に向いた犬種です。

チワワ

チワワは小型犬の中でも体臭が少ないとされる犬種で、顔にしわやたるみがなく垂れ耳でもないため、汚れが溜まりにくい構造をしています。被毛は「ロングコート」と「スムースコート」の2種類があり、特にスムースコートは通気性がよく、体臭がこもりにくい傾向にあります。

警戒心が強い反面、飼い主にはとても忠実で愛情深い性格をしています。甘やかしすぎるとわがままになりやすい場合もありますが、基本的には賢く学習能力も持つため、根気よく取り組めばしつけを覚えやすい犬種です。小さな体に大きな魅力を秘めたチワワは、正しく向き合えば頼もしいパートナーになってくれるでしょう。

チワワの子犬を見てみる

犬の臭いを抑えるための方法

「犬の臭いが心配…」という方も、毎日のちょっとした工夫で清潔さを保てます。ここでは、シャンプーやブラッシングなど、初心者でも無理なくできる体臭対策の方法を紹介します。

ブラッシングで毛を整える

短毛・長毛を問わず、ブラッシングで抜け毛や汚れを取り除き清潔を保つことで、皮脂や雑菌の繁殖を抑えられます。また、ブラッシングには血行促進や皮膚のマッサージ効果も期待でき、愛犬とのリラックスできる時間にもつながります。

強い力を加えると皮膚を傷つけてしまうため、あくまで優しく、犬が心地よく感じられるように行うことがポイントです。特に長毛種やダブルコートの犬は毛玉に汚れが溜まりやすいため、ブラッシングは毎日行うようにしましょう。

定期的にシャンプーする

シャンプーは、月1~2回を目安にペット用シャンプーを使い、皮膚や被毛に合った方法で行いましょう。ただし、洗いすぎは皮脂を過剰に取り除き、かえって臭いの原因になることもあります。

シャンプー後は自然乾燥ではなく、ドライヤーで根元までしっかり乾かして雑菌の繁殖を防ぐことが重要です。敏感肌の犬には低刺激タイプを選ぶなど、体質に合わせて工夫することで、臭いを抑えながら清潔な状態を保てます。

特定部位のケアを徹底する

顔にシワやたるみのある犬種は、食後によだれや食べかすが溜まりやすいため、優しく拭き取ってあげましょう。口臭対策として犬用歯ブラシを使った歯磨きを習慣化すると、健康維持にもつながります。垂れ耳の犬は湿気がこもりやすく、定期的な掃除や耳毛のカットが効果的です。

また、肛門腺に分泌物が溜まると強い肛門臭を発するため、1~2か月に一度は肛門腺絞りが必要です。日頃から部位ごとのケアを意識することで、臭いを防ぐだけでなく、愛犬の健康と快適な暮らしを守りましょう。

まとめ

犬の体臭は、被毛のタイプや体の構造によって差があり、臭いが少ないとされる犬種も存在します。中でも、トイ・プードルやビション・フリーゼ、マルチーズ、ヨークシャー・テリア、チワワなどは、抜け毛や皮脂分泌が少なく通気性もよいため、比較的臭いが気になりにくい種類です。ただし、どの犬種でもケアを怠れば臭いが発生してしまいます。ブラッシングやシャンプー、耳・口周り・肛門腺といった特定部位の清潔維持を心がけましょう。

ブリーダー直販でサポートが充実しているフローエンスでは、健康としつけを大切にしたミックス犬や純血種の子犬をご紹介しています。新しい家族を迎えた後も安心して暮らせるよう、しつけに関する365日のサポート体制も整えています。犬を飼うのがまだ検討中の方も、子犬のご紹介ページをお気軽にご覧ください。

ブリーダー直販でサポート充実!子犬のご紹介ページ

Puppy 子犬のご紹介

※総額表示

自然に囲まれた環境の中で、
元気いっぱいに過ごした
両親から生まれた
当犬舎自慢のわんちゃんたちを
ご紹介します。