フローエンスメディアライター 大久保 祐太

しつけやトレーニングに関する記事を弊社ドッグトレーナーを通し、分かりやすく実践しやすい記事を発信します。
また、私自身がしつけに大きく悩んだ経験があるため、飼い主様にできる限り寄り添える記事を目指します!

犬歴

  • ゴールデンレトリーバー
  • ミニチュアダックスフンド
  • オーストラリアンキャトルドッグ

資格

  • ペット災害危機管理士2級 講師
  • 家庭動物管理士
  • ペット防災生活アドバイザー
  • ペット・トラベルアドバイザー

愛犬がおもちゃで遊ばないのはなぜ?その理由と対策について解説

遊び
すぐおもちゃに飽きてしまう犬

ワンちゃんがせっかく用意したおもちゃで遊ばないと、飼い主様は心配になるかもしれません。しかし、その理由はさまざまです。ワンちゃんの性格や環境、体調などが関係していることもあります。ここでは、ワンちゃんがおもちゃで遊ばない理由と、その対策について詳しく解説します。

ワンちゃんの行動や好みを理解することで、より適切なおもちゃ選びや遊び方が見つかり、より楽しい時間を一緒に過ごすことができるでしょう。

また、最後におすすめのおもちゃも紹介するので是非参考にしてください。

ワンちゃんがおもちゃで遊ばない・遊べない理由

ワンちゃんがおもちゃで遊ばない理由は、一つではありません。性格や気質の違いだけでなく、過去の経験や生活環境も影響することがあります。例えば、過去におもちゃで遊んでいて驚いた経験や、噛んだ際に痛みを感じた場合、そのおもちゃに対する恐怖心が生まれている可能性もあります。また、周囲の騒音や環境の変化がストレスとなり、遊ぶ意欲を失ってしまうこともあります。こうした背景を理解することで、より適切な対応が取れるでしょう。

性格や気質が遊びに向かないタイプ

ワンちゃんの中には、元々おもちゃで遊ぶことにあまり興味を持たないタイプもいます。特に落ち着いた性格のワンちゃんや、運動量が少ない犬種は、おもちゃへの関心が薄いことがあります。これに対しては、無理に遊ばせようとせず、徐々に興味を持たせる工夫が必要です。

おもちゃに興味がない・なくなった

新しいおもちゃには興味を示しても、すぐに飽きてしまうワンちゃんもいます。同じおもちゃばかりでは飽きやすいため、定期的におもちゃを交換することが効果的です。また、おもちゃの種類や形状を変えることで、興味を持ち続けやすくなります。

体調や気分が優れない

ワンちゃんが体調を崩していたり、ストレスを感じていたりすると、おもちゃで遊ばないことがあります。食欲や元気がない場合は、体調の変化にも注意が必要です。病気やケガが原因で遊ばない場合は、早めに動物病院で診察を受けましょう。

おもちゃのサイズや素材が合わない

おもちゃの大きさや素材がワンちゃんに合っていない場合、遊びにくさを感じてしまうことがあります。例えば、小型犬には軽くて柔らかい布製やラテックス素材のおもちゃが適しており、大型犬には耐久性のあるロープや固めのゴム製のおもちゃが安全です。また、噛む力が強いワンちゃんには、壊れにくいデンタルトイやナイロン製の噛むおもちゃが適しています。口の大きさや噛む力に合ったおもちゃを選びましょう。安全性も重視し、壊れにくく誤飲の心配がないものを選ぶことが大切です。

ワンちゃんにおもちゃへの興味を持たせる方法

おもちゃで楽しく遊ぶ犬

ワンちゃんにおもちゃへの興味を持たせるには、日常生活の中で自然におもちゃに触れる機会を増やすことが大切です。例えば、散歩の途中でおもちゃを使って遊ぶ時間を取り入れたり、ワンちゃんの寝床やお気に入りの場所におもちゃをそっと置いておくことで、自然に興味を引き出せます。また、他のワンちゃんと一緒に遊ばせることで、遊びの楽しさを学ばせることも効果的です。

ただし、他のワンちゃんと遊ばせる際は、性格や相性をよく確認し、安全な環境で遊ばせることが重要です。初めて会うワンちゃん同士の場合は、リードをつけたまま様子を見たり、少しずつ距離を縮めるなど、慎重に関係を築くようにしましょう。また、おもちゃの取り合いによるケンカを防ぐために、複数のおもちゃを用意することもおすすめです。

飼い主様と一緒に遊ぶ

ワンちゃんがひとりでおもちゃで遊ばない場合、飼い主様が一緒に遊んでみることが効果的です。例えば、おもちゃを投げて取ってこさせる遊びや、引っ張りっこをすることで、おもちゃの楽しさを伝えられます。

さらに、おもちゃを使って隠れんぼをしたり、隠れたおやつを探させるゲームを取り入れることで、ワンちゃんの探究心を刺激し、より楽しく遊ぶことができます。声かけや褒め言葉を積極的に使い、「すごいね!」「上手だね!」と声をかけたり、遊びの最中に優しく撫でることで、ワンちゃんは遊びに対してより前向きな気持ちになります。ワンちゃんの好みに合わせて遊びのバリエーションを増やし、一緒に過ごす時間を充実させましょう。

また、引っ張り合いの遊びの補足ですが、わざと負けてあげることでワンちゃんに取れた達成感を与えることで遊びの充実感を与えることができるのでおすすめです。
しかし、毎回ワンちゃんに勝たせてしまうと独占欲が高まり、取られまいと必死になり唸ってしまうようになるリスクもあるため、数回に一回負ける程度でバランスよく遊びましょう。

おやつやフードを使った工夫

おもちゃの中におやつやフードを入れて、興味を引き出す方法もおすすめです。知育トイを活用することで、遊びながら頭を使う楽しさも感じさせられます。さらに、おやつを使った「ノーズワーク」を取り入れることで、ワンちゃんの探究心や嗅覚を刺激することができます。

また、おもちゃの種類によっては凍らせたおやつやペースト状のフードを詰めることで、長時間遊び続けられる工夫も可能です。ワンちゃんの好きな味や食感を活かして、おもちゃとおやつの組み合わせを工夫することで、より長く楽しく遊ばせることができるでしょう。

無理に遊ばせないことの重要性

ワンちゃんに無理におもちゃで遊ばせようとすると、逆にストレスを与えてしまうことがあります。特に、体調が優れないときや気分が乗らないときに無理に遊ばせると、ワンちゃんがおもちゃそのものに対してネガティブな印象を持ってしまう可能性があります。遊びはワンちゃんにとって楽しいものであるべきなので、無理強いをせず、自然に興味を持つまで待つことが重要です。飼い主様は、ワンちゃんの様子をよく観察し、リラックスしているタイミングや機嫌が良いときに一緒に遊ぶ時間を作りましょう。時には、ワンちゃんが自分のペースで過ごせる環境を整えることも、遊びへの意欲を引き出すために効果的です。

ワンちゃんに最適なおもちゃの選び方

噛む力が強いワンちゃんには耐久性のあるロープやゴム製のおもちゃを選び、遊び好きなワンちゃんには音が鳴るおもちゃや動くおもちゃがおすすめです。また、静かな性格のワンちゃんには、柔らかいぬいぐるみタイプのおもちゃが安心感を与えます。遊び方についても、引っ張りっこやボール投げなどの動きを取り入れた遊びや、知育トイを使った頭を使う遊びなど、ワンちゃんの性格や体力に合わせた工夫が大切です。

下記でオススメのおもちゃをご紹介しますので、気になる方は是非ご検討ください。

おやつを入れてワンちゃんを夢中にさせるおすすめおもちゃはこちら↓

これらのおもちゃの特徴はおやつを入れることで、嗅覚を刺激し興味を持たせるだけでなく、おやつを出そうと頭を使うため達成感や充実感を得られるおもちゃとなります。
ただし、一点気を付けなければらないのがおやつを食べてしまうのでご飯の量を考えながら与えないと太ってしまうリスクもあります。
このおもちゃで遊ばせる場合はご飯の量を調整しましょう。

知育玩具の代表格「ノーズワーク」のおすすめおもちゃはこちら↓

これらの知育玩具は主に鼻(嗅覚)を使い、ワンちゃん本来の本能を刺激するおもちゃとなります。
上記のおもちゃと同様におやつを使い興味を持たせることができます。
遊び方はおやつの「宝探しゲーム」やニンジンを飼い主さまの下へ持ってきてもらう「収穫ゲーム」といった遊びのバリエーションの幅が広いことも魅力的おもちゃとなります。

ワンちゃんとの引っ張り合い遊びのおすすめおもちゃはこちら↓

これらのおもちゃはワンちゃんとの力比べ、引っ張り合いで遊ぶことができおもちゃに対する欲や満足感、充実感を与えるのに適したおもちゃとなります。

ワンちゃんが興味を持つようにカサカサ音が鳴ったり、ピーピーと噛むたびになるものや柔らかい素材のものなどワンちゃんの好みにあったものを選びましょう。

注意点としては、遊びの延長で飼い主さまの手を誤って噛んでしまうのを防ぐために持ち手がついているものが安心かと思います。また、小型犬との引っ張り合いでは人間の力の方が強いため無理に引っ張るとワンちゃんの歯を痛めてしまうことがあるので注意しましょう。

投げて遊ぶおすすめおもちゃはこちら↓

これらのおもちゃは投げて遊ぶのがメインですが、ボールと違い引っ張り合いが出来たり、水に浮いたりと一個で何役も担うおもちゃなのでおすすめです。

また、強度や衛生面といった部分でも手洗いができるため安心して使用できます。

狩猟本能を刺激するおすすめおもちゃはこちら↓

最後にご紹介するのが、こちらのおもちゃになります。

こちらは先端におもちゃを付けて追いかけて遊ぶのですが、狩猟本能を刺激し必死で追いかけるワンちゃんは集中力と捕まえた時の達成感は他のおもちゃでは味わえない満足感を得ることができます。
また、先端のおもちゃは交換が可能で飽きもなく、短時間で遊ぶのにも最適です。

まとめ

ワンちゃんがおもちゃで遊ばない理由は、性格や体調、環境などが関係しています。飼い主様はワンちゃんの様子を観察し、適切なおもちゃ選びや遊び方を工夫することが大切です。おやつやフード入りのおもちゃを活用したり、一緒に遊んで楽しい雰囲気を作ることで、自然に興味を持たせられます。無理に遊ばせるのではなく、ワンちゃんのペースを尊重し、リラックスできる環境を整えることが重要です。ワンちゃんに合ったおもちゃを見つけ、楽しく安全に遊べる環境を作りましょう。

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