初めてのドッグランはワクワクする一方で、守るべきマナーを知らないと他の飼い主さまやワンちゃんたちに迷惑をかけてしまうことがあります。この記事では、初めてドッグランを利用される飼い主さまでも、安心して楽しめるための基本的なマナーと必要な準備を詳しく解説します。トラブルを避けて、楽しい時間を過ごせるように是非参考にして頂き、ドッグランデビューを果たしてください!
ドッグランに行く前に知っておくべきポイント
まず初めに、ドッグランでの基本的なルールをお伝えします。
ドッグランには様々な犬種が一つの空間を共有する場のため、ルールやマナーは必然的に求められることが多いです。特に、ドッグラン内での禁止事項が明記されている場合でも、細かい部分やモラル的な部分までは書いていないため、悪気がなくても迷惑をかけてしまうことも少なくないため、下記にまとめたポイントを覚えておきましょう。
ドッグランで遊ばせる基本ルール
ドッグランを利用する際には、犬種のサイズごとにエリアが分けられている場合が多く、そのルールをしっかり守ることが必要です。
また、トイレの管理は基本中の基本と言えます。
必ずワンちゃんのトイレはきちんと処理し、他のワンちゃんや飼い主さまに迷惑をかけないようにしましょう。
さらに、他のワンちゃんとの関わり方にも注意が必要です。
リードを離す前に、他のワンちゃんや飼い主さまの様子を見て問題がないかを確認することが大切になります。
そして、ワンちゃんが他の方に飛びつかないようにし、呼び戻しのコマンドが確実にできるようにしておくことが重要です。この呼び戻しができることで、トラブルの回避に大きく役立ちますので日常にトレーニングを取り入れることがおすすめです。
初心者におすすめの持ち物リスト
ドッグランを利用する際に持って行くと便利なアイテムとして、次のものが挙げられます。汚れた際に拭けるタオル、ネームタグ、汚れても構わない服、虫よけスプレー、そしてワクチン接種証明書です。これらの準備をしておくことで、安心してドッグランを楽しむことができるでしょう。
上記でまとめた物は訪れるタイミングや場所によっても異なるため、事前に準備しておけば安心かと思います。
この中で最も重要な持ち物が【ワクチン接種証明書】です。
ほとんどのドッグランでは、登録する際や料金を支払う際にワクチン接種証明の提示を求められることが一般的となります。多くのワンちゃんや飼い主さまが安心して利用できるように提示が必要となるので、訪れる際は必ずワクチン接種証明書を持参行きましょう。
ドッグランで守るべき基本マナーとは?
続いてはルールではなくマナーについてお伝えいたします。
大きく分けて2つのポイントを守りましょう。
これらのポイントは他のワンちゃんへの気遣いでもありますが、愛犬への安全を守る行動でもあるので「うちの子は平気」とならないように注意しましょう。
犬同士の挨拶の仕方とトラブルを避けるポイント
まずはワンちゃん同士の挨拶です。
ワンちゃん同士が挨拶をする際には、無理に近づけるのではなく、自然な形で挨拶させるようにしましょう。
次に飼い主さま同士がコミュニケーションをとり、ワンちゃんの性格や苦手なことを共有することで、トラブルを避けやすくなります。
中には常連さんとなる飼い主さまもいるので、自分から挨拶をするなど積極的にコミュニケーションをとれば【犬友】も作れるかもしれません。
現代では大きな公園も少なくなり、昔に比べ犬友も出来にくく飼い主さまの孤立化も目立つようになりましたので、こういったドッグランでのコミュニケーションはとても大切だと思います。
そして最後は【呼び戻し】です。
ドッグランで愛犬が他のワンちゃんから追われている、もしくは他のワンちゃんを追いかけている場面などで一旦、飼い主さまの下に呼び戻し落ち着かせることも大切です。
ワンちゃん同士で遊びの延長で興奮し喧嘩に発展してしまうことも少なくありません。
そのため、何か違和感があった場合はすぐに呼び戻せるようにしておくことがワンちゃんを守ることに繋がります。
トイレの管理について
ルールでもありますが、多くの方が利用する場所であるのでマナーについても再度加えてお伝えします。
ドッグランではトイレの管理が非常に重要です。愛犬がトイレをした場合は、すぐに処理を行い、他の利用者に迷惑がかからないように配慮しましょう。
処理した排泄物は専用のゴミ箱が設けられている場合以外は必ず持ち帰るようにしましょう。悪臭が漂いみんなが不愉快な気持ちになるので、こういった思いやりも大切です。
また、室内ドッグランの場合はマナーパンツの着用の義務があったりするので、利用される場所でのトイレルールを守りましょう。
ドッグランで気をつけたい注意点
ルールやマナーを守っていても、トラブルは起きてしまうものです。
しかし、未然に防ぐ方法や最小限にする方法はあるので、それらについてお伝えします。
犬同士の喧嘩を防ぐために
ワンちゃん同士の喧嘩を防ぐためには、日頃から社会化トレーニングを行い、飼い主さまが愛犬をしっかりとコントロールできるようにしておくことが大切です。また、無理に挨拶をさせるのではなく、ワンちゃんの様子を見て無理をしないことも重要となります。
社会化トレーニングも重要ですが、呼び戻しも平行して行うと尚良いです。
参考にしたい記事まとめ
【1日5分】犬の呼び戻しの重要性とトレーニング方法について解説
犬の社会化不足による問題行動の治し方と難しいと言われる理由とは
犬の社会化に”遅い”はない!社会化の理解とトレーニングについて
大型犬と小型犬のエリア分けを守る
大型犬と小型犬のエリアが分けられているドッグランでは、必ずそのルールを守ることが必要です。ワンちゃんのサイズによっては、遊び方や力の差が大きく、怪我やトラブルが起きやすくなります。そのため、各エリアのルールを守り、安全に楽しむことを心がけましょう。
知り合いがこっちのエリアにいるから、うちの子は体力に自信があるから、というのは、小学生が高校生のスポーツに参加するくらい危険なことなので、同じ体格同士のエリアで遊ばせるようにしましょう。
ボール遊びなどの声掛け
ドッグランに入場して早々にノーリードはリスクが高いため、周囲のワンちゃんとの挨拶や雰囲気を愛犬が理解したあとにノーリードにしましょう。
また、呼び戻しに不安があるからといって、リード(ロングリードを含む)が着いたまま解放するのは非常に危険なので、やめましょう。
リードが他のワンちゃんに絡まってしまったり、障害物などに引っ掛かるなど危ないため、一部を除きおすすめはできません。
そして、一番注意してほしいのが【ボール遊び】です。
ボールを追いかける遊びは、独占欲や狩猟本能が全開になってしまうため、喧嘩に発展してしまう可能性が高くなります。また、サイズ感で誤飲してしまうリスクもあるため、遊ぶ際は必ず他の飼い主さまへの声掛け確認をしてから使用するようにしましょう。
おやつをあげない
注意しなければならないことで忘れてはいけないポイントが他のワンちゃんにおやつをあげる行為です。
美味しいおやつでワンちゃんは喜ぶかもしれませんが、万が一危険なものであったら危ないですし、体重管理やアレルギー持ちの可能性なども考えられます。
もし、他の子にもおやつをあげる場合は飼い主さまに一言確認してからあげるようにしましょう。
また、愛犬におやつをあげようとしている方がいたらやめさせるようにしましょう。
何をあげているか分からないので、万が一のことを考えて行動することが大切です。
さらに楽しむためのワンポイントアドバイス
さらに楽しく安全に遊べるように、意識しておくとお得なワンポイントアドバイスを簡単にご紹介します。
ドッグランに行く前に軽く運動させる
興奮しやすいワンちゃんの場合、ドッグランに入る前に軽く運動させてエネルギーを発散させることで、トラブルを避けることができます。運動をしてから入ることで、飼い主さまの指示をより聞きやすくなり、より安全に楽しむことが可能です。
他の飼い主との円滑なコミュニケーションが楽しいドッグランの秘訣
他の飼い主さまとの良好なコミュニケーションは、ドッグランを楽しむための重要なポイントです。挨拶を交わしたり、お互いのワンちゃんについて情報を共有することで、気まずい思いをせずに楽しい時間を過ごせるでしょう。
よくある質問
Q.初めてドッグランに行く時の服装と持ち物は?
A.ドッグランに適した服装は、動きやすく汚れても構わないものがおすすめです。また、持ち物としては、タオルや虫よけスプレー、ワクチン接種証明書などが必要です。
Q.犬が怖がってしまう時の対処法は?
A.ワンちゃんがドッグランを怖がる場合は、無理に連れて行かなくても大丈夫です。少しずつ段階を踏んで慣れさせることが大切で、ワンちゃんにストレスをかけないようにしましょう。
Q.リードはつけたままでいいの?
A.最初はリードをつけたまま様子を見て、安全が確認できたらリードを外すようにしましょう。ただし、フリーで放す場合は、しっかりと呼び戻しができることが条件です。
Q.撮影をするときの注意点
ドッグランで撮影をする際には、他のワンちゃんや飼い主さまが写らないように配慮し、許可を得ることが大切です。
まとめ
ドッグランでのマナーを守り、飼い主さまとワンちゃんが安全に楽しく過ごせるためのポイントを押さえておくことが重要です。この記事を参考に、楽しいドッグランデビューを迎えましょう。愛犬との素晴らしい時間を過ごし、他の利用者とも良好な関係を築き、飼い主さまとわんちゃんにとって気軽に遊べる【犬友】ができたら嬉しいです!
アンケートのご協力
記事やコンテンツについて、ご意見ご要望があればご協力お願い致します。
アンケート結果はより良い記事提供にするべく役立たせて頂きます。
また、こういう記事を書いてほしいなどのご要望があればお気軽にご記入ください。
可能な限り記事にしてお答えさせて頂きます。