フローエンスメディアライター 大久保 祐太

しつけやトレーニングに関する記事を弊社ドッグトレーナーを通し、分かりやすく実践しやすい記事を発信します。
また、私自身がしつけに大きく悩んだ経験があるため、飼い主様にできる限り寄り添える記事を目指します!

犬歴

  • ゴールデンレトリーバー
  • ミニチュアダックスフンド
  • オーストラリアンキャトルドッグ

資格

  • ペット災害危機管理士2級 講師
  • 家庭動物管理士
  • ペット防災生活アドバイザー
  • ペット・トラベルアドバイザー

愛犬とアジリティを始めるチャンスかも!初心者向け簡単入門ガイド

ドッグスポーツ トレーニング
アジリティのハードルを飛ぶ犬

ドッグスポーツとして人気の高い「アジリティ」。

ワンちゃんと一緒に楽しむアジリティは、ただの運動ではなくワンちゃんと飼い主さまの絆を深める素晴らしい手段の一つです。「興味はあるけれど、何から始めたらいいの?」という初心者の方も大丈夫です。今回この記事では、アジリティの基本知識から、魅力までわかりやすく解説します。ワンちゃんとの特別な時間を過ごしながら、自信を持ってアジリティに挑戦するためのヒントとして是非参考にしてしてください!

アジリティについて

まずは、アジリティについての基本的な知識からお伝えします。

敷居が高いイメージで、一般の飼い主が出来るわけないと諦めてしまう方も多いので

こちらの記事でそのイメージを払拭できたら嬉しいです!

初心者でも楽しめるドッグスポーツ「アジリティ」とは?

アジリティとはワンちゃんと一緒に楽しめるドッグスポーツの一つです。

ワンちゃんが障害物を次々にクリアしながらコースを走り、タイムを競うスポーツとなります。採点方法などは各種目やクラスによって異なるため、今回はどんなスポーツなのかだけでも覚えて頂ければ問題ありません。

また、ドッグスポーツは飼い主さまとワンちゃんのチームプレーとなるため絆が深まりやすく、ワンちゃんが持つ運動能力や知性を引き出し、何よりもワンちゃんと飼い主さまが共に楽しめるのがアジリティの最大の魅力です。

アジリティの年間大会数について

日本では、ワンちゃんや飼い主さまの体調を考慮して真夏に開催することはありませんが、主に春と秋がハイシーズンとなり全国で活発的に大会が行われています。

初心者でも気軽に参加できるレベルから、上級者向けの大会まで様々なので、初めての方も安心してエントリーできます。

しかし、実際に見てみないと会場の雰囲気や自分がやっていけるイメージも湧かないと思いますので、是非大会へ足を運んでみてください。
ワンちゃんを連れて行っても大丈夫ですし、会場には様々なお店が出店しており、楽しく見学できると思います。

上級者クラスとなると、迫力があり見応えのある大会です!

初心者でもできる?アジリティの難易度とは

アジリティのトンネルをくぐる犬

アジリティは、特別なスキルがなくても始められるドッグスポーツです。

初心者でも簡単な障害物からスタートし、ワンちゃんと一緒に楽しく学べるので二人三脚で大会出場を目指せます。

まずは、基本的なトンネルやジャンプから始め、徐々に難易度を上げていくことで、ワンちゃんも飼い主さまもスムーズに成長できるでしょう。

トレーニングは短時間から始めることができ、日常生活に無理なく取り入れられるため
大人の習い事として始めた方も多くいらっしゃいます。

とは言っても、
いきなりワンちゃんと公園で始めることは難しく、トンネルやハードルのジャンプなどのコマンドも教えていく必要があるため、基本的にはお近くのアジリティスクールに入るのが一般的で最短ルートです。

アジリティの魅力について

アジリティの最大の魅力は愛犬と二人三脚で大会を目指すことができ、ワンちゃんに対しての理解度も格段に上がるのは間違いありません。

それらの魅力を下記でまとめてみましたので是非参考にしてください。

愛犬とのコミュニケーションが深まる理由

アジリティを通じて、ワンちゃんと飼い主さまの関係性がぐっと深まります。

ワンちゃんに対して「ここでジャンプ!」「こっちに曲がるよ!」などの指示を出し、それに応える形で障害物をクリアしていくことで、お互いの信頼関係が強くなります。

また、これらはアジリティのみのトレーニングにとどまらず、日常生活でも役立つスキルとなるため大会に出場しないという選択でもいいのです。

気づいたら飼い主の方が夢中になっている

最初は「愛犬のために…」と思って始めたアジリティでも、ワンちゃんが一生懸命に走る姿や喜ぶ姿を見ていると、気づけば飼い主さまの方が夢中になっていることも少なくありません。

また、比較的年齢層が高い競技のため、第二の青春として真剣に取り組まれている飼い主さまも多いです。ワンちゃんのスピードについていけるように日々トレーニングしたりと大会に向け取り組む姿勢はかっこいいです。

アジリティを通じてワンちゃんの成長を見守りながら、飼い主さま自身も新たな挑戦を楽しむことができるのが、アジリティの大きな魅力です。

自分も成長!飼い主としての自信がつく

アジリティに挑戦することで、飼い主さまはワンちゃんをハンドリング(コントロール)することで、飼い主としての自信がつきます。

ワンちゃんの行動を理解し、適切な指導を行うスキルが磨かれ、日常生活でもより良い関係を築けるようになり、ワンちゃんと一緒に楽しむことで、自分も成長できるのがアジリティの魅力といえるでしょう。

アジリティに挑戦するための計画を立てよう

アジリティの大会に出るまでのプラン

初心者でも参加することができるアジリティに興味が少しでも湧いた方はこれからご説明するステップを参考にしてください。

イメージだけで行うのは、飼い主さまだけでなく、ワンちゃんもストレスを感じてしまうこととなるため注意が必要です。

アジリティを始めるのに最適な時期とは?

アジリティを始める時期は、ワンちゃんの成長段階に合わせて決めるのがベストです。

大会に出場できる年齢でいうとワンちゃんの成長が成熟する1歳半からとなっているため、
今すぐ始めないと遅いということは全くありません。

ワンちゃんを飼う前からアジリティに興味を持っていた場合は生後6か月から1歳くらいにアジリティの基礎トレーニングを開始していきます。コマンドや基本的な動作などを遊びながらトレーニングできることで、ワンちゃんの運動不足の解消だけでなく、コミュニケーションを深めることにも役に立っています。

また、アジリティの大会ではシニアクラスもあるので、年齢が経っていても始めることができるため遅いというスポーツではないですが、シニア犬になるとコマンドの覚えが悪くなったり体力も落ちてきているため、無理をさせてしまうと怪我に繋がるこもあるので注意しましょう。

初めての競技会に挑戦するタイミング

初めて競技会に参加するタイミングは、ワンちゃんと飼い主さまが基本的な障害物を自信を持ってクリアできるようになったときが理想です。
または、アジリティスクールなどで講師からのGOサインが出たタイミングです。

無理に急ぐのではなく、ワンちゃんと一緒に楽しみながらスキルを高めることが大切ですので、まずは練習を通して自信を持ってから初めての競技会に参加しましょう!

無理をしないで楽しむことが大切

アジリティのトレーニングで大切なのは、ワンちゃんと飼い主さまが無理なく楽しむことです。無理をしてしまうと、ワンちゃんにストレスを与えてしまうこともありますので、ワンちゃんのペースに合わせて楽しくトレーニングを進めましょう。

何事にも共通することですが、楽しく遊べるのがワンちゃんや飼い主さまにとって最も良いことです。今年が無理なら来年、来年が無理なら再来年という気持ちでゆっくり初めてみるのがおすすめです!