ワンちゃんのしつけや問題行動で悩んだとき、「ドッグトレーナーに相談するべきか?」と迷う飼い主さまも多いのではないでしょうか?また、ワンちゃんを迎え入れようか検討している方もしつけに関しての不安が拭えず一歩踏み出せないという方も多いかと思います。
しつけのタイミングを誤ると、ワンちゃんの問題行動が悪化してしまうこともありますし、そもそもしつけが上手に出来るのか不安になっていることもあるでしょう。
そこで本記事では、ドッグトレーナーに相談する最適なタイミングや、どんな相談ができるのかについて詳しく解説します。
ドッグトレーナーにはどんなことを相談できる?
ドッグトレーナーは、ワンちゃんのしつけや問題行動の改善をサポートする専門家です。飼い主さまが適切な方法でワンちゃんを導けるようにアドバイスを行います。より具体的に説明すると、ワンちゃんへのトレーニング方法は各家庭ごとに異なります。
その理由としては、ワンちゃんの性格、飼い主さまのスキル、飼育環境、家族構成、子犬か成犬か、など問題要因と改善後のビジョンによってアプローチ内容が変わるため、ドッグトレーナーに相談することで現状の最適なアドバイスを提供してくれます。
しかし、トレーナーによってアプローチ方法が異なるため、飼い主さまの希望に合ったトレーナーを選ぶことが大切です。以下のドッグトレーナーの特性も理解しておきましょう。
ドッグトレーナーの主な種類

・陽性強化型トレーナー(家庭犬トレーナーなど)
褒めることでワンちゃんの行動を強化する方法をでトレーニングを行う。
(良いことを伸ばし、叱らないトレーニング方法のため、飼い主さまが継続的にトレーニングをできるようになるメリットもあるが、忍耐力も必要となる)
・従来型トレーナー(警察犬訓練士など)
リーダーシップを強調し、規律を守らせるトレーニングを行う。
(褒めるが、叱ることも多いため、メリハリのある成果が期待できるが、飼い主さま自身も同じようにできないとトレーナーの指示しか聞かなくなることもある)
・行動療法専門トレーナー
問題行動の根本原因を探り、心理的なアプローチを取り入れる。
(動物行動学など科学的なデータをベースに行うため、本質的な理解を深めることができるが、特化型のトレーナーが少ないのと費用も高額になるケースが多い)
相談できる内容の例
実際に以下のような悩みに対しての解決のサポートをしてくれます。
問題行動をメインに記載しておりますが、ドッグスポーツやショーに出るためのトレーニングや災害救助犬や警察犬といった作業犬のトレーニングを行うトレーナーもいるため、ワンちゃんとの描く将来のイメージに近いトレーナーを探すのがおすすめです。
・基本的なしつけ(おすわり・まて・おいで など)
・無駄吠えの改善
・噛み癖・飛びつきの矯正
・散歩時の引っ張り癖の改善
・トイレトレーニングのサポート
・社会化トレーニング(他の犬や人との関係作り)
・分離不安の克服
・家庭環境に適したしつけのアドバイス
・老犬のしつけや生活サポート
・多頭飼いのしつけ方法
・攻撃性や恐怖心の改善方法
ワンちゃんの行動で悩みがある場合、できるだけ早めに相談することがポイントです。
その理由について詳しく解説します。
ドッグトレーナーに相談すべきタイミング
ワンちゃんのしつけは、タイミングが重要です。適切な時期にドッグトレーナーに相談することで、問題行動の悪化を防ぎ、ワンちゃんとの良好な関係を築きやすくなります。ここでは、具体的な相談のタイミングについて詳しく解説します。
1. 子犬を迎えた直後(生後2〜6ヶ月)
・子犬は学習能力が高い時期のため、しつけの習慣を早めに作れる。
・トイレトレーニングや基本のコマンドをスムーズに覚えやすい。
・社会化期(生後3〜12週間)に適切な経験をさせることで、人や他の犬に慣れやすくなる
・正しい接し方を学ぶことで、問題行動を未然に防げる。
2. ワンちゃんが問題行動を起こし始めたとき
以下の行動が見られたら相談することを検討しましょう。
・吠え癖がひどくなってきた
・散歩で他の犬や人に対して攻撃的になる
・家具や物を噛む癖が治らない
・飛びつきが激しく、家族や来客に迷惑をかける
・トイレを覚えない、失敗が続く
・留守番ができずにパニックになる(分離不安)
この段階でトレーナーに相談することで、早期解決が可能になり、ワンちゃんのストレスも軽減できます。また、問題行動が強化されてしまうと飼い主さまだけでは対処できなくなってしまうケースもあるので、これらの行動が見られたら相談しましょう。
3. しつけに自信が持てなくなったとき
以下の悩みがあるなら相談するサインと覚えておきましょう。
・しつけ本や動画を試したが、思うように改善しない。
・家族でしつけの方法がバラバラで、ワンちゃんが混乱している。
・しつけの途中で「これでいいの?」と不安になる。
・ワンちゃんの性格に合ったトレーニング方法が分からない。
ワンちゃんは言葉でのコミュニケーションがとれないため、上手くいかないことも多々あると思います。気長に成長を見守る忍耐力が必要となりますが、悩みを抱え込みすぎて育犬ノイローゼになってしまう可能性も少なくありません。そうなる前に気軽に相談しましょう。
参考記事↓
【育犬ノイローゼ】犬のしつけに困り果て飼い主が疲れていませんか?
4. 飼い主さまがストレスを感じ始めたとき
・ワンちゃんの問題行動が続くと、飼い主さま自身がストレスを感じてしまう。
・イライラしながらのしつけは逆効果になりやすい。
・専門家に頼ることで、精神的な負担が軽減され、前向きにワンちゃんと向き合える。
3と同じような内容になってしまいますが、一番の違いは対象が「ワンちゃん」なのか「飼い主さま」なのかになります。ドッグトレーナーは犬の専門家ですが、飼い主さまのメンタルサポートもしてくれます。累計何百匹のワンちゃんや飼い主さまのサポートしているトレーナーは飼い主さまのどんな小さな悩みであっても理解することができ、解決できるスキルを持っているので、辛いと感じたら相談してみましょう。
ドッグトレーナーを選ぶ際のポイント

実際にドッグトレーナーに相談を依頼しようと思った方は失敗しないためにも、これから紹介するポイントは覚えておきましょう。
・即効性は期待しすぎない
→トレーナーとワンちゃんの関係性が築けてから本格的にトレーニング開始するため即効性は期待しすぎないことがおすすめです。また、一度覚えたら忘れないということはないので、覚えたことを忘れさせず、飼い主さまが継続してトレーニングを行うことが必要となるため過剰な期待は厳禁です。
・完璧な成果を期待しすぎない
→飼い主さまの理想とするイメージによってことなりますが、成果はトレーナーだけでなく飼い主さまの理解度やトレーニングスキル、考え方、などによって大きく左右します。また、トレーニングを依頼する期間(予算)次第でも異なるでしょう。覚える(当たり前にできる状態)までの学習スピードもワンちゃんの性格も関係するため、過剰な期待は厳禁です。
・通いか預託かは決めておく
育犬ノイローゼ気味になっている状態では通いは飼い主さまの負担が大きくなるため、一度ワンちゃんと離れる時間も必要だと思います。面会頻度はトレーナー判断になりますが、その際に飼い主さまへの飼育ポイントのスクールもお願いできるので、距離感を保ちながら一緒に成長していくのがおすすめです。
・ドッグトレーナーはアドバイザー
一番重要なポイントは、相談して依頼すれば完璧な【犬】になるわけではなく、完璧に近づくための基礎作り、飼い主さまのスキルアップ、問題発見と解決、といったサポート役です。飼い主さまはワンちゃんの親となる立場のため、今後も悪い癖が出ないようにしつけトレーニングをしていく必要があります。そのためのアドバイスをくれる伴走パートナーとしてサポートしてくるのがドッグトレーナーだということを深く理解しておきましょう。
まとめ
ワンちゃんのしつけは、早めの対応が重要です。少し大袈裟に言ってしまえば、問題行動が起きるのを未然に防ぐために最初からトレーナーの力を借りることで、ワンちゃんとの生活がより快適になります。「いつ相談するべき?」と迷ったら、そのタイミングでまずはドッグトレーナーに相談してみましょう。早めのアクションが最善の選択肢です!